日本酒
伊勢原市にある唯一の日本酒蔵といえば、同市神戸にある吉川醸造である。菊勇という銘柄が有名で、伊勢原市内ではこの菊勇と書かれた看板を良く目にする。ちなみに菊勇の読み方は"きくゆう"で、山形県酒田市にある菊勇株式会社の日本酒"きくいさみ"との関係…
夏の暑い時期に呑む日本酒は難しい。 日本酒の愉しみ方は、色々な派閥はあるだろうと思われるものの、酒米の風味のふくよかさを口の中で感じることであるという考え方は、かなりの賛同を得られるものであると思う。なにしろ米を原料に作った酒であるので、米…
昨年8月8日に今上天皇が"お気持ち"を表明されたことで、色々あって平成の世が平成30年までで終わり、平成31年の元旦に改元が行われるよう法案が整備されそうである。 日本酒の酒造年度は一体どうなる? 改元によって、社会に相応の混乱が生じ、また業界によ…
どぶろくの話を調べていて、たまたま知った事実。湘南ビールの醸造元として有名な茅ヶ崎市の日本酒蔵、熊澤酒造は、明治5年(1872年)の創業当時は自家製米を使ってどぶろくを醸造し売り出すところから始まった蔵であるそうな。そしてその後歴史が下って熊澤…
どぶろくの話題ばっかり、数エントリに渡って書いてきたが、そろそろ終息。どぶろくの酒税法上のカテゴリや各地のどぶろく祭りを調べていて面白そうだなと思ったエピソードを紹介しよう。 白川郷のお土産用どぶろく『白川郷』 岐阜県大野郡白川村にある白川…
前回のエントリでは、どぶろく特区という制度が創設されて以降の全国のどぶろく祭りが、3カテゴリくらいに分かれるんじゃないかという話を書いた。 hadanon.hatenablog.comその中でも特殊と言える形態が、神事としてどぶろく醸造を行ってきた神社に特例的に…
前回のエントリで何気ない好奇心からどぶろくと濁り酒の違いを調べてみたら、調べ物が膨らんで膨らんで、大変である(笑)。とりあえず当初の疑問は秦野どぶろく祭りという祭がどぶろく特区でもない秦野市でどうして開催できるのかというものだったので、素…
毎年3月初旬の土日に、秦野市ではどぶろく祭りというイベントが行われる。今年で15回目を迎えるこの催し、四十八瀬川自然村というNPO法人が主催するもので、秦野市沼代の御嶽神社、それから秦野駅前のまほろば大橋、それから渋沢駅北口広場と3会場で"どぶろ…
秦野盆地で明治の世から醸造を続ける日本酒蔵と言えば、「白笹つづみ」の金井酒造店。金井酒造店はモーツァルトの音楽を聴かせながら醸造した日本酒「モーツァルト」の生産者としても有名(なはず)。 洋酒のようなパッケージですが、日本酒 モーツァルト 吟…
秦野ブログだけれども、たまにお酒のことについても語る。なにしろ以前山口県のお酒『日下無双』について語ったエントリが地味にアクセス数を稼ぎ続けていたりで、そうしたデータを見るにこのブログの読者が必ずしもガッチガチの神奈川県民だけではないので…
そろそろ終わっちゃう2015年。当ブログの2015年は、総投稿エントリ数69、まあ大体5日に一回投稿していたことになる。ものぐさペースで投稿していても、1年を通じてみると結構な数になるものだ。 2015年に最もアクセス数の多かったエントリ 名ばかりのSEOブロ…
平塚駅周辺に野暮用があると、何かしら遠出のお土産を手に入れて帰りたくなる。車で行く場合は、家に帰ってからのお楽しみという意味もあって、普段秦野や伊勢原で買えないような酒類を買って帰る。その場合、以前杉能舎のビールが売っていると紹介した梅屋…
愛甲郡愛川町産の、日本酒好きの知る人ぞ知る銘柄が蓬莱だ。この蓬莱と呼ばれる銘柄を醸造しているのは、1830年に創業したという大矢孝酒造。勿論歴史の長い蔵の銘柄として、地元で愛飲をされ続けてきたわけだが、蓬莱の名前を一躍全国的なものへと変えた一…
毎年5月後半の週末に開催される、大山阿夫利神社の酒まつり。大山阿夫利神社には醸造の神様、大山祇大神が祀られている関係上、全国の醸造蔵から毎年日本酒等の奉納があるのだが、そうして奉納された酒を神社が醸造者ならびに一般客に振る舞ってくれるという…
酒屋で気になって手に取った、全身真っ赤っかなボトル。その中身は何かというと、山口の村重酒造という蔵が販売している、れっきとした日本酒『日下無双』だ。 日本酒 日下無双 日下無双とは、お天道様の下にならぶものもないという自負のあらわれなのだろう…
中郡大磯町で行われる、小正月のどんど行事、大磯左義長。大磯町の北浜海岸に巨大な藁作りのモニュメントがそびえ立ち、日没とともに火をくべられ、天を焦がす。国指定の重要文化財に指定されたこの行事については、今年の開催日直前に紹介するエントリをあ…
以前、けったいな酒を買うことの出来る店として、マインマート本厚木店を紹介した。このマインマートであるが、現在は酒のカクヤスの傘下にあるらしい。 カクヤスの所有しているフランチャイズチェーンとして、KYリカーというものもあり、伊勢原市内に出店し…
秦野市の白笹稲荷神社といえば、秦野盆地内では有名な、関東三大稲荷の一つにも数えられる神社である。創建は不詳、いつからあったか分からないが、一貫田湧水という湧き水があり、古代から重要性の高かった土地であることがうかがえる。 そんな白笹稲荷神社…
秦野市に出る用事があって、何かちょっとしたお土産を持ち帰って"行ってきた"自慢をしたい場合というのが、何かの間違いであるかもしれない(まず無いけど)。 そんなとき、どういったお土産を買っていけば喜ばれるのか、どういったものが秦野を代表している…
毎月第三日曜日の大磯市。そろそろ寒さを気にせずに会場まで行くことが出来る頃だろう。ただ、明日の天気予報を見ると朝方は雨が降るかもしれないと。先月もそうだけれど、気持ちのよい快晴になることはあまり多くないね。 大磯ビーチフェスタも同時開催 今…
大山阿夫利神社の酒祭について書いたついでに、大山阿夫利神社のこま参道前にある酒店を紹介しよう。 遠州屋酒店という酒店、テレビや雑誌で大山阿夫利神社特集などあると紹介されていることも多いだろう(昨年のアド街ック天国でも紹介されていたはず)。こ…
伊勢原市の大山阿夫利神社には、酒解(さけどけ)神とも呼ばれる醸造の神様、大山祗命が祀られており、そのため毎年関東地方を中心とした各地の日本酒蔵から新酒の奉納がある。 そして毎年5月の終わり頃には大山阿夫利神社酒祭として、その年の醸造安全を祈…
早いところではもう桜が満開だとかで、主に神奈川県内の桜まつりのチェックに勤しんでいる。 現在開催中のもので面白そうなのは、JR御殿場線の山北駅周辺で行われるという、やまきた桜まつり。山北駅は現在でこそ小さな駅だが、昔は御殿場線ルートが東海道本…
4月1日からの消費税増税を控えて、なんとか値上げ前に交通機関の定期券を購入しようという動きが高まっている。小田急線もその例に漏れずで、この週末、定期券の発売窓口がある駅(新宿、成城学園前、新百合ヶ丘、町田、相模大野、本厚木、秦野、小田原、大…
酒販チェーンである、マインマート。特に横浜方面に出ると良く見かける店だが、このマインマートもユータカラヤと同じく、わりと神奈川県外の人には通じない店らしい。 良く行くのは本厚木店。焼酎、日本酒、ワイン、ビール、おつまみ類など、品揃えがただの…
秦野市の鶴巻温泉では、平成22年に市の主導のもと旧来の源泉とは別の源泉を調査・発掘し、市の共有財産として名称を公募、新源泉は「つるまき千の湯」と名付けられた。 このつるまき千の湯の一部は、公共入浴施設「弘法の里湯」に源泉として引き込まれ、おか…
厚木市の地ビールブランド3種、サンクトガーレンにさがみビールに厚木ビール。これらのブランドの製品を呑みたくなったとき、まず向かうのが本厚木ミロード内の山中屋酒店だ。特に、厚木ビールについては一番マイナーなブランド故に、この店舗以外に取り扱っ…
秦野市観光協会のページで目についた、「秦野どぶろく祭り」開催とのニュース。 はて、秦野市でどぶろくなんか作る文化があったのかいなと疑問に思ったら、今年で10回目の新しいお祭りだった。「たばこ祭り」に喫煙者が許せないという方々から物言いが付くよ…
以前紹介したとおり、湘南の自治体同士が合併することによる「湘南市」構想というのは、毎度呪われているかのように頓挫する。近年の例では、平塚市が主体になって藤沢市、茅ヶ崎市、中郡大磯町二宮町を巻き込んでの湘南市構想があったのだが、やはり空中分…
熊澤酒造と言えば、湘南ビールもしくは日本酒「天青」で有名な茅ヶ崎市の蔵。どちらの銘柄も、「厳選した酒蔵のお酒を取り扱っています!」といった文句を掲げるアンテナの高い飲み屋に、比較的置いてあったりする。調べて呑んでその良さが分かる、気鋭の酒…