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民俗

高来神社の大磯御船祭も今週末 今年はマツリブネ(船形山車)が出る!

今週末および来週頭月曜日の海の日は、相模湾沿いの祭の開催が重なっていて忙しい。既に紹介した茅ヶ崎市の茅ヶ崎浜降祭や、平塚市の須賀のまつりなどが開催される。ちなみに厚木であるとか内陸の方では、先週末と今週頭の7月14日(月)あたりに祭が重なって…

平塚にもある浜降祭 平塚三嶋神社「須賀のまつり」は今週末

早朝の茅ヶ崎市西浜海岸にどっこい神輿が集合し、ざぶざぶと海の中に入っていく祭、浜降祭について前回紹介した。浜降祭という名称は明治期以降に登場した新しいものであり、伝統的な名称は寒川神社のみそぎ行事だったということだけれど、同様のみそぎ行事…

茅ヶ崎海岸浜降祭 海の日に行われるどっこい神輿の祭典

以前茅ヶ崎市の大岡越前祭と湘南祭について紹介した際に、茅ヶ崎4大祭の一つとして名前を挙げた浜降祭。このお祭りは古くは旧暦の6月29日に行われ、明治期以降は新暦の7月15日が祭日となり、2004年に国民の祝日として海の日が制定されて以降は、海の日に合わ…

第38回厚木市さつきまつり 二天棒とどっこいの神輿に遭遇

昨日5月25日(日)の野暮用。本厚木の市街を通りがかると、中町の辺りで屋台に神輿が出ているようだった。 奇しくも一昨日の秦野市商工まつりに引き続いて、2日連続でお祭りに出くわしたというわけだが、流石にアミューあつぎのオープン、本厚木ミロードウェ…

二天棒の神輿で良く名前が出てくるのは天王系の神社だが

相州神輿の特徴である、二天棒。担ぎ棒が二本しか無く珍しいと言われるのだが、調べると二天棒の神輿は各地に散在する。 二天棒と最も関連するのは、スサノオないし天王さんを祀った天王系の神社。さらに暴れ神輿という比々多神社などにみられた特徴もセット…

秦野市では相州神輿は少数派 気になる流入経路

二天棒にタンスのついた相州神輿。やはり海沿いに多いわけだが、秦野盆地にもいくつか例が見られるようだ。 といっても、自分の足で調べたデータによるものではなく、秦野市の神輿写真を多く掲載している、こちらのサイト様のデータをもとに語っている。 神…

湘南神輿、あるいは相州神輿のどっこい担ぎ、それに甚句の覚え書き

ひどい題名だねこりゃ。 相模国府祭に参加する神輿の特徴などを調べていると、共通する特徴がなんとなく浮かび上がってくる。そして、その特徴は国府祭に参加する神輿だけのものではなく、もう少し広い範囲の神輿の特徴と思えるようになる。しかしながら、そ…

相模国四宮前鳥神社の麦振舞神事における謎など

相模国府祭に参加する神社のうち、四宮として平塚市から参加するのが前鳥(さきとり)神社である。前鳥神社があるのは、平塚市がその東端において相模川に接する場所で、地名はそのまま平塚市四之宮となっている。寒川町の一宮寒川神社と平塚八幡宮の丁度中…

相模国三宮比々多神社の暴れ神輿など

相模国府祭には、相模国一宮から五宮までの五社の神輿が集まるということを紹介したが、一宮から五宮まで、全てが全て同じような神輿というわけではない。もちろん相州神輿という大きな括りには含まれるのだが、その中でも各社それぞれに特徴のある神輿と担…

相模国府祭(さがみこうのまち)

相模国というのは、7世紀に相武国(さがむのくに)と磯長(しながのくに)の2国が合併してできた国であるらしい。相武国というのが現在の寒川神社を氏神とすると推定されている部族の国で、磯長国(師長国とも)というのが現在の大磯町を本拠とする部族の国…

秦野善波峠付近からのダイヤモンド富士

春分の日と秋分の日のあたり、秦野市では富士山の山頂に日が沈む、ダイヤモンド富士を観察することが出来る。 撮影は携帯カメラだと難しいので、まあ雰囲気だけ伝わればよいのだが。国道246号の、善波峠付近での一枚。善波峠と言えば、もう死なないで準一事…

かつての秦野市名産、「波多野ダイコン」復活への取り組み

いささか旧聞に属するエピソードだが、2月23日のカナロコに掲載されていた記事。 幻の「波多野ダイコン」復活を、東海大生が研究に熱/秦野 江戸時代に秦野名産として江戸幕府にも献上されていたというダイコン、波多野ダイコン。1707年の富士山噴火による降…

大山阿夫利神社参道 女坂のミツマタ

今週の一枚「木と草花」。時期を考えると梅であるとか、河津桜、寒緋桜の咲き始めなどでの投稿が多そうな気がするけど、大山とうふまつりに行ったついでに詣でた大山阿夫利神社の、参道に咲いていたミツマタの写真を投稿しよう。 大山阿夫利神社の参道には、…

なんだかんだ二宮町や中井町にも天社神がありそう

このブログの色々なところで秦野市にしか天社神がないと書いてきたけれど、この間湘南軌道の駅を巡って秦野二宮線を散歩していたら、途中二宮町で天社神を発見した。 天社神があったのは、二宮町一色の一色公民館前。かなり新しそうな天社神が道祖神と隣り合…

私の住む街、神奈川県秦野市の良いところについて

お題「僕の住む街・私の地元」。とは言っても、このブログのテーマがそもそも神奈川県秦野市の紹介なので、お題であってもなくてもいつもと書くことは変わらない。まあ、それでも折角の機会、いつも通り秦野市の良い所を挙げていこう。いつも通り。イツモド…

白笹稲荷神社初午祭 今年は2月4日から

午年の初午祭。初午祭といえば、稲荷信仰について回る行事で、元々は京都の伏見稲荷大社に神が降りた日が2月初午であったから、祭を行うようになったとか。稲荷信仰における聖誕祭と言ってよいだろう。 伏見稲荷大社と言えば、秦氏の神社。関連があるのかわ…

秦野市西大竹の「石売り」は、大磯左義長の「一番息子」と繋がるのかな

秦野市西大竹という地区で行われる、「石売り」という道祖神行事。道祖神をバラバラにしてリヤカーに乗せ、子供達が売り歩く珍しい行事であると紹介した。その行事は明治時代に発生したらしいのだが、リヤカーで売り歩くというところに非常に現代的側面を感…

若者を火に投げる?伊勢原市神戸のどんど焼き

「毎年この時期になると、全国で若者が裸で海に入らされる」と、大磯の左義長を紹介するエントリで書いたけれど、身近なところに真逆の例があった! 秦野市の東側の、ゆるキャラクルリンでたいへんゆうめいな伊勢原市。伊勢原市の神戸という地区は、相模国三…

石売りで道祖神が留守になっている場面を見つけようと思ったけど、まあ見つからず

秦野市の一部で行われる「石売り」の風習によって、小正月のどんど焼きの直前には道祖神が不在になるという話をこないだ書いた。 それで、今年の目標としてこの不在にしている道祖神を見つけようと意気込んだものの、秦野市内をくるくると回っても、そのよう…

今週日曜日は大磯の左義長

秦野市の珍しいどんど焼き/小正月行事について、「悪魔っぱらい」と「石売り」2例ほど紹介した。 でも何と言っても、湘南で有名な大きなどんど焼き行事と言えば、大磯の左義長。毎年1月14日付近で日程が調整されるこの行事が近づくと、セエトの火柱の写真を…

石売り

秦野市にある道祖神のお祭り。前回紹介した悪魔っぱらいの他にも、「石売り」と呼ばれるお祭りの方式があるらしい。 秦野市役所公式ホームページ/石売り なんと、どんど焼きの日の前の日までに、子供がリヤカーでバラバラになった道祖神を売って歩くという…

悪魔っぱらい

秦野市の年始の風習。一部地域でお雑煮にハバノリが入る可能性があるということは、昨日説明したとおり。 もう一つ珍しいものを挙げるとすれば、毎年1月15日頃、小正月に行われる「どんど焼き」「とんど」「左義長」などなど名前のついている道祖神の祭りだ…

お雑煮にハバノリ

秦野市の雑煮について調べていたところ、一部の地域では雑煮にハバノリを入れて縁起物とする風習が残っているらしいと情報を得た。 ハバノリというと、冬場に海沿いを走っていると、「ハバノリ始めました」のような看板が土産物屋に立っていたりもする、冬の…

秦野名物 天社神

地味ながら秦野にしかない風俗として、神社の境内や鳥居の傍らなどに見られる、「天社神」という文字が彫られた石塔がある。 勿論、もともと神社の境内にあったというわけではないだろう。道祖神などと同じように、元は境界に類する所に立てられていただろう…