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悪魔っぱらい

秦野市の年始の風習。一部地域でお雑煮にハバノリが入る可能性があるということは、昨日説明したとおり

もう一つ珍しいものを挙げるとすれば、毎年1月15日頃、小正月に行われる「どんど焼き」「とんど」「左義長」などなど名前のついている道祖神の祭りだが、あの祭りが秦野市の一部地域で「悪魔っぱらい」と呼ばれているらしい。

「悪魔っぱらい」素敵な名前である。悪魔を払う行事として本当に文字通りのことが行われるのだが、悪魔といえばキリスト教などの西洋的な、角と尻尾を生やしたようなビジュアルを思い浮かべる。道祖神のお祭りとしては、本当に伝統的なものなのか疑わしく思ってしまう。

けれども、devilに対して悪魔という訳語がつけられる前に、仏教にも悪魔という概念はあった。そして、「通り悪魔」という妖怪も江戸時代の図絵に存在するらしいので、伝統的行事のアクターとして悪魔が登場していても、何らおかしくはないのである。

さて、この「悪魔っぱらい」行事が秦野市だけに存在するかというと、そうではないらしい。WEB上で調べて、長野県や群馬県、埼玉県などで行われる「悪魔っぱらい」の例を発見することが出来た。いずれも、道祖神や石塔などが豊かに残っていそうな地域だと言えるかもしれない。

で、お題「私の年末年始」だけれども、今年こそは秦野市で「悪魔っぱらい」を行っている場面を目撃したい。「悪魔っぱらい」の「ぱらい」は何なのか?「酔っぱらい」の「ぱらい」ではないのか等の疑問も、実際に見れば解決するに違いない。