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大磯町の月例街あそびイベント「大磯市」明日開催

以前紹介したとおり、湘南の自治体同士が合併することによる「湘南市」構想というのは、毎度呪われているかのように頓挫する。近年の例では、平塚市が主体になって藤沢市茅ヶ崎市、中郡大磯町二宮町を巻き込んでの湘南市構想があったのだが、やはり空中分解して終わった。

それとは別に、郡部に属する町制を施行している自治体が、人口5万人超えにより市制に移行しようとする動きもある。高座郡寒川町は単独市制に移行する際には、「湘南市」という名称を使いたいのではないかともっぱらの噂で、したがって寒川町の人口が5万人を超えそうになったら、近隣の自治体がようやく慌て出し、自治体合併による湘南市構想が実現に向けて前進するのではないかとも言われている。

つまり、湘南の自治体にとって合併とか市制移行とかの話題は非常にデリケートなのだ。あくまでそれぞれの自治体のチキンレース状態のため、いまだ湘南市が実現していないに過ぎない。

 

さて、湘南地方でも、大磯という地名は比較的知名度があるだろう。大磯ロングビーチ大磯左義長、それと明治大正期の要人の別荘地としても有名である。

この大磯は、実は神奈川県中郡大磯町という、意外にも郡部で町制を施行している自治体である。人口は3万2千人と市制移行には遠い数字であるが、小洒落た店やハイソな住人が多い大磯町の本音としては、早く市制に移行して田舎っぽいイメージをぬぐい去りたいというものがあるだろう。

そんな大磯町住人の心の声を代弁してかしないでか、毎月第三日曜日に行われる大磯の街あそびイベントの名前は「大磯市」となっている。ただし、読み方はオオイソイチ。

 

2010年から行われているこの大磯市。大磯港を舞台に開かれるマーケットと、マチナカでのイベント・ワークショップで構成される。マーケットには、大磯町だけでなく湘南地方・西湘地方の各地から名物が集まる。また、個人の出店も申請によりOKで、参加者として楽しむことも出来る。

参加店数もとにかく多いので、ただの町おこしイベントとは一線を画す。そして出店者も、わざわざ大磯で店を開いているくらいだから、個性がある・一風変わったお店が多い。まあ、公式ホームページに出店者リストがあるので一瞥してみて下さい。楽しそう。

個人的には、先のエントリで紹介した大磯こたつみかんエールの樽が出るということで、売り切れないうちに駆けつけないといけないと思っている(と思って、先程調べたら、雪のため樽は出ない、瓶のみとのこと。残念)。同出店者西湘を遊ぶ会は、「僕らの酒」プロジェクトとして日本酒も醸している。酒目当てでもかなり面白いイベントじゃないかな。

開催時間は9:00〜14:00と、少し早めになっていることに注意。朝早くに行くと、大磯港の漁れたての魚介類も堪能できるだろう。