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6次産業アイドル「愛の葉ガールズ」というものが愛媛県に存在するらしい…

ザ!鉄腕!DASH!!におけるTOKIOの活動というものをどのように捉えるか、少し考えてみた結果、「6次産業アイドル」という概念を思いついた。実際の所TOKIOがやっていることは6次産業ではなく、第1次産業と僅かに第3次産業があるかというところで、第2次産業にあたる工業化・商品化部分が全く無いため違うだろう。しかし、6次産業の最後の第3次部分とアイドルというものは相性が良いだろうから、うまく組み合わせて注目を浴びることができるのではないか…と考えていたら、どうやら先例があったらしい。

愛媛県の6次産業アイドル「愛の葉ガールズ

愛媛県といえば、6次産業の例としてポンジュースなどがすぐに思い浮かぶ。また今治タオルのように、第2次産業と第3次産業のタッグで地域振興を行っていくイメージが広く共有されているのではないかと思う。

そんな愛媛県の「愛の葉(えのは)ガールズ」というアイドルは、"美容と健康をテーマとした女性による女性のため野菜作り"と、"農業の6次産業化にアイドル事業を取り入れた新たな農業スタイル"という活動コンセプトを掲げている。「ガールズ農園」とか、とにかく美麗なキャッチコピーを拡げていくタイプのプロジェクトなのであろう。

一応、アイドル活動としてはメディア登場、ファンクラブ、CDの発売などひととおりの活動を行っているようだ。公式ページのサイドバーにはNHK農林水産省などの地産地消プロジェクト推進・応援企画のバナーが貼ってあり、メディアや役所といった中央人が地方に存在してほしいと思うものを、そのまま具現化しちゃっている感もある。草の根というよりは、中央人に対しての確信犯的なプロモーション活動であるのだろう。

6次産業アイドルの使い方

6次産業アイドルをどのように活用するのか、どこでかけたコストを回収するのか、その辺りは不明瞭であるのだが、おそらくアイドルを生産・販売の現場に放り込むことで、6次産業の各工程を可視化し、完成した商品に愛着を持ってもらう(市場競争力を上げる)ということは目的の一つなのだろう。

また、高齢化しつつある第1次産業の現場に若者の活気を取り戻すということも活動目的に含まれるだろう(公式サイトにも記述があった)。そういった意味で、就農支援プロジェクトとの境は曖昧だ。

6次産業アイドルとは一体…

ただ、どう考えても野菜の価格に付加するだけで採算がとれるとは思えないので、アイドル活動自体で切り離しても単体で利益が上がっている状態にするか、あるいは、公的機関からの支援金ありきの活動であるか、いずれにしろ6次産業のシステムの内にはアイドル活動が組み込まれていないような印象を受けた。

そういった意味で、今回挙げた例は6次産業アイドルというよりは、ローカルアイドルと第1次産業のコラボレーションと捉えた方が正解なのかもしれない。6次産業アイドル、言葉だけ思いついてしまったけれど、結構難しい。