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平塚にもある浜降祭 平塚三嶋神社「須賀のまつり」は今週末

早朝の茅ヶ崎市西浜海岸にどっこい神輿が集合し、ざぶざぶと海の中に入っていく祭、浜降祭について前回紹介した浜降祭という名称は明治期以降に登場した新しいものであり、伝統的な名称は寒川神社のみそぎ行事だったということだけれど、同様のみそぎ行事で、観光案内などで浜降祭として紹介される行事が平塚市にある。それが平塚三嶋神社の須賀のまつりである。

須賀のまつりとは

須賀のまつりの須賀とは、相模川西岸にある集落名および港の名前である。江戸時代にはその繁栄ぶりを大山千軒須賀千軒と称されたほどで、海路により大山を詣でる参詣者たちが利用する港として位置づけが大きかったようだ。

須賀港から平塚駅に向かっては、県道607号平塚停車場線という広い通りがのびるが、その通りの途中に存在するのが平塚三嶋神社である。えびす様を祀ったいかにも漁村の神社という感じであるが、この神社の例祭が須賀のまつりとして知られ、神輿の浜降りを含めて賑やかな催しが行われるのである。この賑やかな祭り、「須賀の入梅まつり」や「須賀の長まつり」とあだ名がつく程に、盛り上がるとなかなか終わらず、最大で12日間もお祭りが続いた事もあったとか(笑)。

須賀のまつりの神輿も勿論どっこい

平塚三嶋神社は境内の広さで見るとそれほど大きくない神社であるように見えるが、かつては浜降りにあたって山車を5台も出し、行列は堂々たるものであったらしい。現在でも大神輿・特大神輿を合わせた合計8基の神輿が揃って海に入る。

この神輿はおおむね二天棒のどっこい神輿であり、神輿の振りに合わせて、甚句も披露する。茅ヶ崎浜降祭で唄われる甚句が茅ヶ崎甚句と呼ばれるように、須賀のまつりで唄われるのは須賀甚句という名前がついている。

須賀のまつりの開催日時

須賀のまつりが行われるのは、7月の第三土曜・日曜。今年は今週末の7月19日(土)・7月20日(日)となる。土曜日の宵祭では16:30から神輿が平塚駅方面に発ち、市街地を巡行する。19:30に神社に戻り終了となる。日曜日の本祭では8:30に須賀港に向けて神社を発ち巡行する。16:00からが浜降祭となり、海に入った後、17:30〜20:00の間にパレードが行われる(ただし、17:00〜19:30と書いてある記述もあるので、詳細は確認を要する。どちらの記述も公式サイト・ブログのものなのだが…)。

茅ヶ崎浜降祭と異なり、海に入るのは夕方となる。どっこい神輿マニアは、今週末から来週頭にかけては忙しくなりそうだ。