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たばこ祭出店者により緊張感を 露店王グランプリという試みを導入

開催が差し迫った秦野市最大の祭り、たばこ祭。なにせ秦野市民がどっと集結する祭りであるので、毎年露店の出店もたくさんある。

祭の露店というと、思わずぼったくりではと考えてしまうような価格での提供や、一期一会ゆえに安かろう悪かろうの品物を提供するなど、客側に苦い思い出を残し易い。露店に対する悪い印象は、そのまま祭自体に対する悪い印象に繋がり易い、と考えたのか、秦野たばこ祭では参加する露店のクオリティを上げるための仕組みを今年から新しく導入するようだ。

露店王グランプリの仕組み

露店王グランプリという制度は、その名の通り祭に参加した露店を評価して、優秀な露店を表彰しようというものである。評価方法は客からの投票。具体的な仕組みは店先に店毎のQRコードを掲げ、客がポジティブに評価したい店に携帯電話を介して投票するというものだ。

評価点は接客態度、清潔面・安全面、デコレーション、目新しさ、フィーリングなど。投票結果は最終日の17:00に早くも発表され、会場でアナウンスされる。また、金賞・銀賞・銅賞それぞれを表すのぼりを次年度以降使えるようになる。

露店王グランプリ導入に効果はあるか

ポジティブな評価が与えられる場面を店先目の前で目撃できるということで、露店主には励みになるところはあるだろう。また、会場で当日中にアナウンス発表を行うというところも、もし金賞を受賞したら以降閉場までの数時間の集客効果が見込めるということで、出店者にとって現実的なメリットに繋がり易い。のぼりの貸与もまた同じく。つまり、仕組みとしては合理的で、他の祭にも導入を検討してほしいものだ。

他方、この露店王グランプリ自体に客がどれほど関心を抱くかというところがまさにネックになるのかもしれない。また、QRコードで投票ができる層というのも、年齢的に偏りがでるだろう。実際にこの仕組みが動いてみないと、効果のほどははかれない。

客が自然に投票行動を行う仕組みを用意する必要もあるかもしれない。その辺り、B-1グランプリの割り箸投票制というのは、ゴミを捨てたいという客側の心理を自然に投票意欲につなげていて、上手だと思うのだけれどね。