名物無いもんで、こういった小さな特徴でも大ニュースになる。
秦野市は、小田急電鉄がポスターの撮影などするときによく選ばれるロケーション。巨大な富士山を背にした構図で撮れたり、大きなカーブで列車の全景が撮れたりと、撮り方沢山である。
駅間が長く、特に秦野駅より西側は山を越える勾配のある路線なので、都会を走るイメージの強い小田急小田原線の、唯一のド田舎区間として撮影に向いているのだ。
運が良ければ、列車の鼻先が線路に立ち入った鹿をとらえる決定的瞬間も撮れるかもしれない。
なるほどわざわざ秦野盆地を通るようにしたのは、小田原まで直線距離で走る列車の場合行楽感が薄くなってしまうから、ド田舎を通すようにしたのか。ま、わざわざ秦野で下りる人間は居ないので、車窓からの風景を優雅にお楽しみされるだけだね。