2013年ももう残すところ2週間。そんなタイミングで知った事だが、今年は湘南軌道の前身、軽便鉄道開通の年から丁度100年といった節目であったらしい。今更という感があるが、おめでとう。
湘南軌道については以前このブログでも紹介をしている。秦野盆地内、現在のイオンモールがあるあたりから、中郡二宮町までの短い距離をつなぐ鉄道で、二宮駅で東海道線に接続が可能、今存在しないのが惜しいくらいである。本当に。在りし日、たばこ栽培で栄えていた秦野盆地からの湘南方面への出口として機能していたらしく、たばこ栽培の衰退とともに役目を失い廃止されたという経緯がある。湘南軌道の通っていた場所には、モニュメント等が残されていたりするので、秦野市民はモニュメントをたどって昔日の繁栄に思いを巡らせるのも良いかもしれない。
現在では、秦野盆地から海沿いに出る公共交通として、神奈中のバスが一般的だ。平塚方面へのバスは本数もそこそこにあるのだが、二宮駅への直通バスとなると少々心許ない。秦野市が湘南ナンバーに入る理由は、湘南軌道のおかげだったと予想するので、秦野市はなんとか湘南軌道を復活させて、湘南からポイされないようにしないといけないね。
