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小田原市曰くの、今年はオリーブ元年だそう

湘南ゴールドや大磯こたつみかんのような従来的農作物のブランド化の動きもあれば、相模半白節成や波多野ダイコンのような古来種の復活の動きあり。神奈川県西部の農業はなかなかアツい。

また、大磯市やそれに類する街あそびイベントの会場では、来場者に直売という形で農作物を販売する。こういった動きが大きくなれば、農業のあり方も変わってくる筈である。

その内に、大量生産・全国発送のための規格化を全く行わない作物を作って、自立経営する農家が主体になってきたら面白いと思っている。

それはともかく、もう一つ神奈川県西部の農業の動き。

神奈川県の西湘地域では、その気候や陽当たりの良さを活かしたみかん栽培が伝統的に行われてきたが、食生活の変化などによりみかん栽培が成り立たなくなってきた。それが先に挙げたブランド化の要因でもあるのだが、またもう一つの動きとして、作物転換についても検討され、着手されている。その作物が、オリーブであるらしい。

みかん畑のオリーブへの転換などは、小豆島を始めとした瀬戸内海の小島の例にそっくり倣っている。小田原市長の主導による作物転換の動きがあり、今年は「オリーブ元年」となるのだとか。

日本人の食生活の変化にあわせてということなのだろうが、外国にもある作物の生産をする場合は、輸入作物を価格以外のメリットで押し返す勝算がないと、将来的なところが難しいのではとも思う。