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グルートビールについて&キリンビール大学

先日紹介したポッカサッポロのホップアロマ炭酸飲料「グリーンシャワー」。その立ち位置について(勿論ビールを呑みながら)考えを巡らせて、なんだかよく分からないけれどグルートを使った炭酸飲料を発売すれば良いという結論に至った!

グルートというのは、ホップをビールの香り付けに使う以前に使われていた香り成分で、様々なハーブを混合したものである。けれどもホップの方が殺菌効果も期待できるということで、ヒルデガルド・フォン・ビンゲンのプッシュもあり駆逐されてしまった。16世紀には麦芽・ホップ・水・酵母しか使ってはならないという、有名なビール純粋令がバイエルン公国で出されるわけで、ビールの歴史において、香り付けの役目を下ろされてしまったロスト・テクノロジーなのである。

グルートを用いたビールの再現

それでも、数寄者というのはいるもので、ホップでなくグルートをあえて使ったビールというものが存在する。たとえばベルギーのグルート醸造所が製造する一連のビール。グルートアンバー・ウィット・ブロンドとラインナップがあるようだ。


 

また、同じくベルギーのパルム醸造所のステーンブルージュも、いくつかのタイプでグルートを使っているという。


 

キリンもかつてグルートビールを再現したらしい

グルートを使った再現ビールについて調べていて、たまたま当たったのが「キリンビール大学」というキリンビールのコンテンツ。かつてキリンビールが歴史文献を元にグルートビール再現プロジェクトを行ったそうで、それについての紹介ページがあった。まあ、グルートビール再現プロジェクトについての情報だけでなく、ビールの大学と言うにふさわしい無駄知識が詰まったサイトなので、一通り見てみると楽しいだろう。

しかしまあ、キリンの再現プロジェクトでも原料価格の問題があり一般販売はされなかったようで、再現されたグルートビールがどのような味だったのかは謎なのである。そこで、キリンがグルートビールアロマを作って炭酸飲料にして売れば良い。これならキリンの既存ビールのイメージを損なうこともなく、また一般人(一般人にニーズあるのか?)も再現ビールの雰囲気を掴める。さらにホッピー代わりに焼酎に入れることも可能。グルートビールは腐敗を避けるためにアルコール度数が高めだったというから、安っすい焼酎にチビチビ少しずつ混ぜて呑むなんて、夢があっていいんじゃない。