湘南ひらつか花火大会 8月22日(金)に開催 今夏の花火まだ間に合います!
今年の夏、花火大会に行く事は出来ただろうか。神奈川県で行われた花火大会としては、あつぎ鮎まつり大花火大会、サザンビーチちがさき花火大会、神奈川新聞花火大会などいずれも打ち上げ数の多い花火大会を紹介してきた。また、大磯で行われたなぎさの祭典の花火大会は、歌謡ステージと並行して開催されたこぢんまりとした大会であったが、こちらもちらっと紹介した。これだけ紹介したので、よもや花火に行きそびれた人はいないだろう。
否、今夏はどうにも予定が合わずに、花火大会に行かず夏を終えてしまいそうな人というのもいるに違いない。既に夏も終盤となったこの頃、湘南でめぼしい花火大会は残っていないだろうか。これから開催予定の花火大会を探しているのならば、今週の金曜日8月22日に行われる平塚市の花火大会がオススメだ。
湘南ひらつか花火大会とは
開催イベントに何かと湘南を冠するのが好きな平塚市だが、花火大会も湘南ひらつか花火大会という名前になっている。このイベントが行われるのは、相模川が相模湾に注ぐポイントの左岸。7月の須賀のまつりでは神輿が海にざぶざぶと浸かった、その場所である。
この花火大会はそもそも須賀における納涼花火大会として昭和26年に始まった。昭和26年頃と言えば、湘南ひらつか七夕まつりの前身となった復興まつりが初めて開催されたのが昭和25年。戦後平塚を盛り上げようと始まった草の根の催しは、現在では七夕まつりと花火大会、どちらも平塚市を挙げての祭として続いているわけである。祭に歴史ありだ。
花火大会の見所と観覧ポイント
湘南ひらつか花火大会では、全部で3000発の花火が19:30〜20:30の一時間の内に打ち上げられる。見所となるのは各種スターマインで、いわゆるメロディースターマインにあたる音楽と同期した花火も、『ハナビリュージョン』という名称で打ち上げが予定されている。したがって、打ち上げポイントの近辺から眺める方が臨場感があって良い。砂浜には有料・無料の観覧エリアがあり、スペースの奪い合いは鮎まつりや神奈川新聞花火大会などよりはましといったところ。これまで行われた花火大会でスペース争奪戦に負けてしまった人にとっても、花火大会をゆっくりと通しで見直すチャンスとなるだろう。
一方、この花火大会を遠景に眺めようとする人にも、絶好の観覧ポイントが用意されている。それが湘南平。湘南平から打ち上げポイントを見下ろすように眺めれば、花火を立体的に知覚する事ができる。湘南平は夜景の綺麗なポイントでもあるのだが、花火と合わさって、ロマンチックな気分になる事この上ない。
ちなみに8月22日が荒天の場合、翌日の23日(土)に開催される。今夏のラストチャンスを逃してはなるまいよ。