酒屋で気になって手に取った、全身真っ赤っかなボトル。その中身は何かというと、山口の村重酒造という蔵が販売している、れっきとした日本酒『日下無双』だ。
日本酒 日下無双
日下無双とは、お天道様の下にならぶものもないという自負のあらわれなのだろうか。真っ赤なボトルであることが、なおさらそうした仮説に真実味を与える…けれども、アップで撮った写真をよく見ると分かるとおり、杜氏の名前が日下さんというらしい。それで、ひのしたむそう。アルガブランカのような意表をつく人名由来だ。
使われている酒米が、『西都の雫』という山口県産の米で、珍しい酒米と聞くと飛びついてしまうような数寄者にオススメ。このお酒には実にほどよい風味と旨味があって、食前でもいけるし、山口県(蔵は岩国市にあるようだ)の辺りの海の幸にもきっと合うだろう。
杜氏『日下信次』入魂の一滴!!日下無双(ひのしたむそう) 純米酒60 720ml |
今回呑んだのは純米酒だったが、純米大吟醸も同じ赤い瓶でラインナップにあり、そちらは山田錦を酒米に使っている。どうやら写真で左に見切れているシールが銀色のものが西都の雫使用で、金色のものが山田錦かな。舌の上での無双を味わいたいのならオススメ。
世界初の日本酒にナノバブルを混入したお酒!スッキリとした辛口で飲みやすいタイプの日本酒で... |
ナノバブル使用だったり、オリジナル酵母だったり、面白い蔵。