寒川神社への初詣 相模線終夜運行はないけれど、元日昼には貴重な相模線の混雑に遭遇可能
大山阿夫利神社初詣情報に続いては、相模国一宮寒川神社の初詣。この寒川神社はやはり一宮であること、そして八方除というご利益が有名であること相まって、毎年初詣に訪れる人出は40万人とも言われている。
寒川神社の鉄道最寄駅は宮山駅で、貧弱さで有名な単線、JR相模線の駅である。したがって初詣需要のために増発ダイヤを組もうにも、物理的な限界がある。さらに終夜運転など除くべくもないのだが、それを補うかのように、主要な鉄道駅から寒川神社行きの臨時バスが発着している。
大晦日〜元日の寒川神社行き終夜運転バス
終夜運転を行うのは、相鉄バス。海老名駅バスターミナル5番乗り場から、大晦日22時から元日4時までの間、合計19本のバスを運行する。最もバスの本数が多いのが年越し前後の23時台〜0時台で、この時間は1時間に5本の運行がある。新年の幕開けとともに、寒川神社の迎春干支ねぶたの点灯もあるので、それを目当てに時間を調整する参拝客が多いからだろう。相鉄バスの終夜運転ならびに初詣向け臨時輸送は、ホームページのPDF(リンク)から確認できる。
元日の鉄道主要駅からの臨時輸送バス
元日および三が日の臨時輸送については、相鉄バスがやはり海老名駅から(ただし、乗り場は0番になる)直通バスを運行する他、神奈中バスも本厚木駅南口、茅ヶ崎駅北口、湘南日向岡から直通バスを運行する。神奈中バスホームページにPDFで時刻表がある(リンク)ので、こちらもチェックしておくとよいだろう。
それでも相模線は混雑する!
こうした臨時輸送が充実しているため、相模線を使っての初詣もぐっと楽になる…と思いきや、やはり本数が少ない路線の宿命、混雑することに代わりはない。
ただ、こうした寒川神社初詣の混雑がないのならば、相模線の海老名〜茅ヶ崎区間などはとっくに廃線になっていただろう。一年に一回相模線が潤うとき。一年間の感謝をこめて、相模線で苦労して寒川神社に詣でるというのも一興ではないだろうか。