茅ヶ崎市には茅ヶ崎4大まつりと総称される4つの年次イベントがあるのだが、その先頭をきって春に行われるのが、大岡越前祭である。
第60回大岡越前祭の概要
今年で60回目を迎える大岡越前祭。端的に言うならば、茅ヶ崎に縁のある大岡越前守に因んだ時代行列を中心とした祭である。昭和31年に「大岡祭」として始まったこのお祭りは、昨年紹介したように通常は4月中旬に行われるのが常であるが、統一地方選挙のある年には日程をずらして、ゴールデンウィーク中の週末に行われる。したがって今年の開催は5月2日（土）と5月3日（日）。また、大岡越前祭とセットで語られる4大まつりのひとつ、湘南祭はその2週間後の5月16日（土）・5月17日（日）に行われる予定となっている。
第60回大岡越前祭のパフォーマンス等
先程書いたとおり、このお祭りのメインは時代行列であり、行列は5月3日の13:00からJR茅ヶ崎駅の南北を巡る形で行われる。行列は当時の武士の大名行列を模した格好で行われるが、それ以外にも神輿やマーチバンドやハーレー（？）などの参加もある。このなんでもありの行列部分については、平塚の七夕まつりに似ていなくもない。
今年は記念すべき60回ということで、5月2日にも大岡越前守の墓所がある浄見寺周辺に時代行列が出るようだ。こちらは13:30〜14:30となっており、おそらくハーレーは出ない（笑）。5月2日には、例年の大岡越前祭と同様に茅ヶ崎駅前で市内各学校のコンサートが開かれる。こちらのスケージュールは、10:00〜17:00まで。詳しくは公式ホームページのイベントスケジュールを参照（どうでもいいけど、URLのiventとは何なのだろう？）。
同時開催春の市民まつり
また、5月3日には茅ヶ崎市の中央公園で春の市民まつりが行われ、会場には模擬店などが出る。中央公園といえば、3月には茅ヶ崎さくら祭りが行われた公園。おそらく大岡越前祭では楽しめない市民の受け皿的なイベントなのだと思うが、そうすると湘南祭の立場があやふやになってくるような気もする。まあ、同時多発的なイベントは本厚木のやり方にも似て、とにかく街全体を賑わして人の流れを作ろうという思惑があるのかもしれない。
統一地方選で各種イベントと日程がずれたことで、茅ヶ崎市のゆるキャラえぼし麻呂は、今年は分裂をしなくて済んだかもしれない。
