昨年住民による投票でデザインが決定した、足柄上郡中井町のゆるキャラ「なかまる」。神奈川県央に吹き荒れたゆるキャラブームに遅れて、丸っこくてつぶらな瞳の、今風のデザインと言えるゆるキャラが出てきたことには、今風でないデザインのゆるキャラを擁する秦野市民として大いに注目していた。
今風デザインのゆるキャラと言えば、中郡大磯町のいそべぇや、伊勢原市のクルリンなどが挙げられよう。特にクルリンなどは、初参戦のゆるキャラグランプリ2014において総合31位を獲得するなど躍進し、伊勢原市の全国知名度を高めている(はずだ)。中井町のなかまるも積極的にPRを行って、中井町の知名度をこれから押し上げていくだろうと、住民の期待もさぞかしい大きいことだろう。
なかまるの着ぐるみが初お披露目
で、ゆるキャラグランプリと言えば着ぐるみである。確か参加必須条件に着ぐるみの存在があったと思うが、そのために昨年末の決定から異例のハイペースで着ぐるみが制作され、今月住民にお披露目がされたようだ。お披露目を伝えるタウンニュースの記事がこちらだ。
写真写りの問題なのかもしれないが…かなり原案イラストの丸っこい感じが薄れて、特に顔の辺りが平面的になっている。
別のサイトの記事はこちら。
◆町の鳥シラサギと町の花・木をデザイン イメージキャラクター「なかまる」に着ぐるみ誕生!! 背中に”NAKAI ここ“…全身で存在アピール/神奈川県中井町 / 4月18日のニュース
首が据わりきっていないというか、かなり俯き加減の着ぐるみですね…
タウンニュースの記事では、このなかまるの登場時の様子について、"『なかまる』は、まだまだ覚束ない足取りで園児たちの輪に加わり"などと書かれている。いやいや、成長する生物ではないのだから、現在覚束ない足取りであるならば、この先もずっと覚束ない足取りなのだが…
ゆるキャラの立体化はかなり難しいテーマである。特に頭のかぶり物が重そうななかまるは、バランスを取るのが難しいのだろう。中の人もきっと大変なのではないかな。