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来年3月のダイヤ改正で伊勢原駅と海老名駅が小田急ロマンスカー停車駅に

鉄っぽい話題。小田急電鉄の特急ロマンスカーが、来年3月に予定されている同社のダイヤ改正により、これまで通過駅であった伊勢原駅ないし海老名駅に停車するようになると先日発表された。

意外に多いロマンスカー停車駅

特急ロマンスカーといえば、小田原・箱根方面や江ノ島方面に1本で直通できる行楽特急のイメージがある。先頭車両に展望席を設けたり、車内販売を充実させたりと旅客の行楽気分の演出にも余念がなく、またそれでありながら新宿駅という都会の駅を発着することで、都会人のプチ旅行への欲求を喚起させる戦略的な特別列車だった。

それが2000年代以降は、平日に都心から神奈川県下のベッドタウンへと帰宅する際の足としての運行を前面に押し出し始めた。ホームウェイという名称のロマンスカーは、平日18:00以降(土休日は19:00以降)新宿駅を出発するものを指し、東京メトロ千代田線の駅を始発駅とするメトロホームウェイと合わせて、1日20本ほど運行されている。停車駅はほぼ快速急行の停まる主要駅(本厚木〜新松田間の各停運行部分の駅をのぞく)であり、いわば座れる快速急行だ。

ホームウェイの登場により、それまであまりロマンスカーのイメージとも結びつかなかた駅にロマンスカーが停車するようになった。現在のダイヤでは連絡区間を除くと15駅程がロマンスカー停車駅となっている。

伊勢原駅と海老名駅が新たに追加

ということで、ロマンスカーが通過せずに停車してくれるということにはあまり優越感がなくなってしまった。こころなしかロマンスカーのデザインも通勤需要に合わせてか、最近地味目になっているし。

それで今回ロマンスカーの停車駅として追加されることが決まった伊勢原駅と海老名駅は、それぞれ大山観光需要と、相鉄や相模線への乗り換え需要などで選ばれたものだろう。伊勢原駅は朝方の下り運行と夕方の上り運行で停車し、海老名駅は日中の上下運行で停車する。このうち特に海老名駅については、駅周辺の再開発に小田急電鉄が新たに600億円を投じるというニュースが出たこともあり、特急発着駅として将来的には本厚木駅と立場が逆転する可能性もあるだろう。

 

確かに座れる通勤列車としてのロマンスカーの訴求力は大きい。疲れた時など、600円程払えば新宿から秦野まで座って帰れるなぁと、ちょっと靡きそうになってしまう。伊勢原・海老名から都心への通勤者も、これからは毎日座席の誘惑と戦い続けなければならないね。