弘法山公園に東海大学前駅方面から登ってみる
"ハダ恋桜"キャンペーンで、頂上にある2000本の桜を眺めに登山する人も多いであろう、秦野市の弘法山公園。
この弘法山公園に登るためのルートは、いくつか存在する。その内私が普段使っているものは、秦野盆地方面から登る場合には県道71号線の河原町信号を越えて、カラオケ本舗まねきねこの向かい側から案内板にしたがって登るもの(浅間山を経由していく)と、71号線をもう少し進んだところにあるはだのクリーンセンターの脇から入るもの(浅間山を経由しない)。逆側から登る場合は鶴巻温泉駅から案内板にしたがっていくものである。(参考リンク:秦野市観光協会)
気になっていた"東海大学前駅"標識
普段の登山ルートはそんな感じなのだが、ハイキングコースを歩いていると"東海大学前駅"という木製の矢印標識があり、東海大学前駅に直接抜けることの出来るルートが存在するのか、と気になっていた。そこで、今年の弘法山公園登山はルート調査のため東海大学前駅から登ってみようと思い立ち実行することにした。
東海大学前駅からはるばる
小田急線で東海大学前駅で下車。どうも登山口は駅のかなり西側にあるようなので、線路北側を並走してとぼとぼ歩く。
小田急線の線路とは一度別れてしまい、道なりに進んでいくとまた並走の形となる。並走に戻る辺りには、秦野市出身の歌人前田夕暮の生家兼矢名学校跡地を示す碑がある。
間もなく東名高速の高架にぶつかるので、下をくぐってさらに進む。イマイチ何をモチーフにしているのか判らない、可愛らしい道祖神を発見。
高架をくぐって2つ目くらいの曲がり角で、案内標識を発見。
確かに弘法山を示す矢印がある。で、矢印の通り進むと天社神と道祖神がある。今回の行き方ではこの分岐を左に行った。
けれども、あとあと地図を見て判ったのだが、この案内標識のある所では曲がらずに、一つ先の信号のある曲がり角で曲がった方がわかりやすい。そちらを推奨。
南矢名八幡神社の本殿脇から登山ルートが
信号の角をまっすぐ北に行くと、自治会館と公園が横目に見える。さらに正面つきあたりに階段があって、それを上るとまた公園がある。下の写真は2つ目の公園から上ってきた方を振り返ったもの。
で、進行方向にまた階段があるので上る。
階段を上りきって左側に行くと、正面に南矢名八幡神社の鳥居が見えるはずである。
特徴的な両部鳥居(台輪がないので根腐れしてきている)の傍らに何故か椅子が。
階段があるので上りきって、社殿を拝む。
左手に弘法山への標識があるので、そこから登山。
結構急な山道を登ると、こんな感じで弘法山と権現山の境辺りに出る。
東海大学前駅ルートの有用性は?
この東海大学前駅ルートを使ってみた感想だけれども、特に道中が楽しいわけではなく、また東海大学前駅という表示の割にはそれほど駅から近くない。普通に71号線から入ったり鶴巻温泉駅方面から来た方が早く山道に入れそうである。近辺に住んでいるなら使って便利といった程度のルートだろう。
また、このルートを登りきって出てくる場所が弘法山と権現山の中間辺りというのも、どうにも中途半端な感じがする。展望台にすぐ行きたいのならクリーンセンターの横から入れば良いし、運動目的でハイキングコースを制覇したいのだったら秦野駅方面ないし鶴巻温泉駅方面からフルで歩きたいだろう。
というわけで、個人的にこのルートを再び使うことはなさそうである。