駅付近工事中の小田急線秦野駅&鶴巻温泉駅
去る1月21日(日)に投開票が行われた秦野市長選挙の結果、現職にありながら4期目の市長就任をうかがった古谷義幸市長(70)に対して、市長の多選防止を焦点として選挙戦に臨んだ新人の高橋昌和氏(61)が60%を超える得票によって勝利、秦野市長は12年ぶりに交代することとなった。
今回の市長選挙については、市長の多選防止以外の争点が無いに等しく、候補者2人の選挙公報を見てもまるで鏡写しを見ているかのように公約の内容が同じであったりと盛り上がるところが少なかった。そして12年ぶりの市長交代で、多選への批判を抱えて出てきた候補の当選ということで市長の若返りもあるのかと思いきや、高橋氏の年齢も61歳とそこまで若くはない。古谷市政から劇的に何かが変わったりすることもないのだろうと、容易に想像ができてしまうのであった。良きにつけ悪しきにつけ、しばらく秦野はのどかな土地のままであるだろう。
古谷市政の最後に色々と工事をやっていました
ところで今回の選挙で敗北した側の古谷氏であるが、選挙戦の最中の演説ではこれまでの功績を並べて有権者に訴えかけると同時に、とりかかり中の小田急線秦野駅と鶴巻温泉駅の工事を市長として最後まで見届けたいという思いを伝えていた。
秦野駅北口の歩行者通路と大秦ハイツ現況
秦野駅の工事というのは以前このブログでも紹介した北口ペデストリアンデッキから下に降りる歩行者通路部分の工事で、昨年3月8日に工事が開始され、現在はほぼ完成形が目視できるようになっている。
エスカレーターを使ってまほろば大橋方面に直接下りられるようになっている。
後景に写っている大秦ハイツの後継施設もほぼ形が見えてきている。ただしこれが完成するのが4月ということなので、施設内に直結するという歩行者通路の利用開始もそのくらいになる可能性がある。
鶴巻温泉駅のデッキ工事
2駅隣の鶴巻温泉駅でも、南口側に下りるペデストリアンデッキの工事をしている。
やはりエスカレーターで下りられるようになるようである。ただ南口方面に伸ばしてしまうとそのまま利用客が商店街を無視していなくなってしまうので、線路側に向けて180度回転する不思議な形になっている。
そして、南口側にエレベーターもできるようである。
一度ペデストリアンデッキに上らせて、またエレベーターなりエスカレーターなりで下りさせるのはどうなのかと感じるが、将来的な高架駅化も見据えているのかもしれない。
鶴巻温泉駅と言えば、この駅を利用するたびに思うのだが新宿方面ホームと電車の間の隙間をまずなんとかして欲しい。
ホームがカーブしているのが原因なのだが、結構思い切ったジャンプをしないと電車に飛び乗れない。逆もしかり。高架化すれば解決するのか、あるいは高架化していないのはこのカーブが原因なのか、いずれにしろ危険すぎる駅である。