ゴールデンウィークの大自転車旅行
秦野盆地を出て外の世界に行こうとすると、東西南どちらの方向に行こうとしても小高い丘に阻まれる。北に行って大山を超えることを止めはしないが、普通はこの3方向の内から脱出経路を考える。今回のゴールデンウィーク旅行では、西に松田まで出て、その後小田原に南下する経路を選んだ。おそらく一番大変なアップダウンだ。
体がなまりになまっていたので、出発後すぐは軽い傾斜でも自転車を押して歩いてしまう。いやらしい悪路が多い。
それでもなんとか松田まで到着した。渋沢松田間では遠くに松田の街並を見下ろす、眺めの良いポイントを見つけることも出来た。こういうのが旅行の楽しみ。天気は悪かったけどね。
松田から小田原までは、本当に苦もなく進んだ。久しぶりに稼働となった自転車が、走り慣れてきたということもあるかもしれない。小田急小田原線や大雄山線の駅を撮影しながら、小田原の市街に入った。
さて、小田原から箱根越えと意気込んだは良いが、天候がいよいよ悪くなってきた。連休中はよい天気と言ったのは誰だという感じだ。旅行用の行李ではなく、学校にでも行くかのような貧弱な容積のナップザックしか持ってこなかったので、雨具は熟考のうえ持ち物リストに入れなかったのだ。
iPadを雨で失っては困る、ということで、箱根越えをあきらめ帰路につく。小田原に一泊して天気の回復を待つという選択肢も考えたが、小田原にはそこまで見るものがないというか…
帰路は海沿いを選択した。予想していたより長い道のりだったが、悪路も無くスムーズに進む。平塚まで進んだ後、今度は平塚伊勢原線で真北に進む。ここも全くアップダウンが無い、楽なルートだった。
つまり、小田原に出るなら最初に南下する道を選んで、海沿いを西に行くというのが正解。大磯辺りには面白そうな店がいっぱいあるので、そこで昼食などとるもよし。次回からはそうしよう。
連休中の大旅行の予定が、たった1日の日帰り旅行で終わってしまった。秦野盆地を脱出する方法に気付いたからよしとするか。