秦野盆地
秦野盆地の玄関口とも言える小田急小田原線の秦野駅。その秦野駅を北口から出て先に進むと、一本の河川が流れているのに気付く筈である。 その河川の名称は、水無川。いや、正確にはこれまで水無川であったものだ。というのも、この名称を来年度の始まり2019…
秦野盆地内で2月初頭にある大イベントと言えば、白笹稲荷神社の初午祭である。初午祭というのは全国の稲荷神社で行われている祭で、2月の最初の午(うま)の日に稲荷神社を詣でると御利益があるというもの。稲荷神社の元締めである伏見稲荷大社に祭神が降り…
1979年にオープンして以来、秦野駅の東側500mほどの土地で40年近く営業していたイトーヨーカドー秦野店が閉店したのが昨年3月。その後跡地に何が出来るのかは秦野市民の話題の中心になりつつも特に進展なく、駅前まほろば大橋の上から遠景に見えるシンボルマ…
前回エントリのおさらい。秦野市にある重要な観光資産鶴巻温泉は、首都圏近郊にある温泉で駅チカの公衆温泉施設があるにも関わらず、あまり上手い形でのPRがされてこなかった。けれどもここのところは温泉をPRする設備など投資が増えてきて、さらに鶴巻温泉…
毎年9月に行われる、秦野市最大の祭が秦野たばこ祭だ。 秦野たばこ祭を真面目に説明し直します 秦野たばこ祭という名称はかつて秦野盆地でたばこの栽培が盛んであった頃につけられたもので、昭和59年に秦野市でのたばこ栽培が終わって以降、最早有名無実のも…
どうでも良い話だけれど。 市区町村が定刻に鳴らすチャイムは、自治体毎に特色があって、普段行き慣れない土地でチャイムを耳にしたときなど、つい耳を傾けてしまう。 秦野市の防災行政無線チャイムは、毎日正午になると鳴るキーンコーンカーンコーンという…
先週までずっと寒くて、はたして本当に咲くのかいなと思われた桜だが、秦野市でも開花、そして急ピッチで満開目前となっている。 今週末頃には、桜吹雪が舞う光景が見られるかもしれない。そして丁度良くその頃に行われるイベントが、秦野桜まつりだ。 秦野…
近頃の気温は三寒四温といった感じで、なかなか春への脱皮が完了せず、やきもきしてしまう。それでも、冬の間に着ていた服装から外套一枚減らすことが出来るくらいには陽気が出てきたと言えるのではないだろうか。 秦野市にある神奈川県下最長の桜並木 春と…
稲荷神が伏見稲荷大社の山に下り立ったのが2月の初午であったということから、2月の初午は初午祭として稲荷神社の祭日となっている。そして、昨年も紹介したように、秦野市で一番大きな神社である白笹稲荷神社。この神社でも毎年初午祭が行われ、市内市外か…
正月は近し。日本全国で、雑煮の具に何を入れるか/雑煮の出汁は何でとるかで侃々諤々に論争が起きていることと思う。 秦野市の雑煮は、今年始めにも紹介したように、醤油ベースに角餅で、三つ葉を添えるスタンダードなタイプ。正月の清々しさを体現したよう…
今更な話かもしれないけれど、秦野市の誇る名所、白笹稲荷神社のホームページが公開されているということに気付いた。 新年が迫っているということで、初詣の計画を立てる(というほどの遠出でもないけれど)過程で、白笹稲荷神社にホームページができている…
斎藤実盛さんに放火する祭、下大槻百八炬火を以前紹介した。その会場となった南平橋そばに健速神社という神社があり、例大祭が毎年9月上旬の日曜日にある。今年はそれが9月7日、つまり今週末の日曜日となるようだ。 下大槻健速神社例大祭とは 祭の概要。秦野…
水道を売りにしている自治体には必ずと言っていいほどある、水道水をペットボトルに詰めた商品。勿論秦野市にもそういった商品が存在する。 「おいしい秦野の水・丹沢の雫」という商品がそれで、秦野市内の土産物店や市役所そばのコンビニエンスストアなどで…
オリーブ、サフラン、パン用の小麦、古代小麦であったり。日本人はとにかく舶来の栽培植物や加工品を、国内でも製造できるように工夫することが好きであるようだ。 国産の紅茶「和紅茶」 西洋の代表的な嗜好品である紅茶についても、その文化が入り始めて間…
秦野市の白笹稲荷神社といえば、秦野盆地内では有名な、関東三大稲荷の一つにも数えられる神社である。創建は不詳、いつからあったか分からないが、一貫田湧水という湧き水があり、古代から重要性の高かった土地であることがうかがえる。 そんな白笹稲荷神社…
今週末の7月19日(土)、7月20日(日)と海の日の7月21日(月)は、湘南・西湘において怒濤のお祭りラッシュがある。既に紹介した茅ヶ崎市の浜降祭、平塚市の須賀のまつり、大磯の御船祭と、どれも面白そうな祭ばかりだ。 そして、秦野市でも大きな祭がある…
二天棒にタンスのついた相州神輿。やはり海沿いに多いわけだが、秦野盆地にもいくつか例が見られるようだ。 といっても、自分の足で調べたデータによるものではなく、秦野市の神輿写真を多く掲載している、こちらのサイト様のデータをもとに語っている。 神…
いささか旧聞に属するエピソードだが、2月23日のカナロコに掲載されていた記事。 幻の「波多野ダイコン」復活を、東海大生が研究に熱/秦野 江戸時代に秦野名産として江戸幕府にも献上されていたというダイコン、波多野ダイコン。1707年の富士山噴火による降…
秦野市は暖かいとか、雪が積もらないとか。このブログで力説していたのをあざ笑うように、雪が降りました。もちろん、積雪も記録しました。 とは言え、所詮屋根を僅かに白くする程度の積雪。交通の乱れも特に無く、秦野市の気候穏やか伝説は揺るぐ事は無かっ…
今週の一枚「おさんぽ写真」。秦野市に住んでいると、富士山をほうぼうで眺めることが出来る。それまで行ったことの無い場所に行く機会があったとき、ふと真西の方角を眺めると、そこから富士山が山裾まではっきり見えるということで「ああ、此処は富士山の…
お題「僕の住む街・私の地元」。とは言っても、このブログのテーマがそもそも神奈川県秦野市の紹介なので、お題であってもなくてもいつもと書くことは変わらない。まあ、それでも折角の機会、いつも通り秦野市の良い所を挙げていこう。いつも通り。イツモド…
今週の一枚「冬の空」。秦野盆地を流れる水無川と冬の空をパチっとな。 水無川らしく、水が流れていない。地下に伏流として流れているらしく、秦野盆地を出ると金目川に合流する。 反対側、上流方面を眺めるとこんな感じ。 盆地なので、どちらを眺めても山が…
やったぜ!たばこ祭りの季節がやってきた。 秦野市のビッグな祭りと言えば、たばこ祭り。健康に悪そうな名前だけれど、全国のヘビースモーカーを集めて一酸化炭素中毒にして一網打尽にする祭りではない(いまのところね)。かつてたばこを栽培して栄えていた…
秦野市の数少ない名所、震生湖。関東大震災のときに生起したという物騒な湖だが、一応紅葉の名所ともなっているらしい。ただ、そんなことは秦野市民以外は知らないことだ。 震生湖の場所は、小田急小田原線の秦野駅を南にずっと下り、秦野盆地の終わりの「へ…
秦野暑いよね。 でも、別に秦野市だけが暑いというわけではないぜ。比較的マシなほうなのではないかな。 同じ盆地でも、山梨なんかは本当にひどいらしい。しかも、彼らは暑くてたまらないから海に行こう!と思っても海が無い。 秦野市は湘南だから、海には比…
古くから霊峰として日本全国で信仰を集めてきた富士山。このたび晴れて世界遺産に登録されることとなった。 世界遺産の種類には、文化遺産、自然遺産、それからその二つの遺産の要素を併せ持った複合遺産というものがある。富士山は山なので、当然自然遺産に…
秦野駅の北を、秦野という街を象徴するかのように流れる水無川。水無川という名前は一県矛盾しているように聞こえるが、全国的に割と良くある名前だったりする。盆地などで地表を流れる川が一旦途切れて伏流化する場合にこう言った名前が付けられるそうだ。…
なんだこの湿気は! 聳える大山のおかげで、秦野市民にとって最悪な季節は梅雨である。スコールのような横殴りの雨が毎日降って、電車はよく遅れる。おまけに名物もない(あ、それはオールシーズンでした★)。 湘南だから湿度のある風が入り込んでくるのは仕…
神奈川方言には大きく3つの勢力があるらしく、「横浜弁」、「湘南弁」などについてはなんとなく他の地域の人間にもあるだろうと思われているだろうが、加えて「秦野弁」というビッグな勢力がある。 でも多分秦野弁が使われているのは、秦野盆地の中だけだと…
はてなブログを使っていると、「新しいブログを作成」という表示が気になってくる。 他のブログサービスだと、1ユーザにつき1ブログが表向き望ましいという雰囲気もあるのだが、はてなブログでは、「どんどん作っちゃって下さい」みたいな雰囲気がある。そこ…