茅ヶ崎サザン芸術花火2018 茅ヶ崎市で本年2回目の花火大会開催だが…
2018年は茅ヶ崎市ととても縁深いバンド、サザンオールスターズの結成40周年メモリアルイヤーとなるそうで、古くは海水浴場の名称を"サザンビーチちがさき"と改名したり、商店街の名称を"サザン通り商店街"としたりととかく国民的バンドと市のイメージを結びつけたい茅ヶ崎市としては、このタイミングを逃さず観光PRに使っていこうとグイグイ積極的になっている。
サザンビーチで茅ヶ崎サザン芸術花火開催
サザンオールスターズ結成40周年の一大イベントとして、2018年10月27日(土)の18:00から開催されるイベントが茅ヶ崎サザン芸術花火2018。イベントの内容としては"芸術花火"と呼ばれる音楽と同期した花火を打ち上げる季節外れの花火ショーである(まあ季節外れと言ってもお隣藤沢市のふじさわ江の島花火大会より一週間遅れなだけだが)。
概要や開催情報など詳しいことは公式サイトを要参照
茅ヶ崎市の花火大会といえば、毎年8月にやはりサザンビーチで打ち上げられる"サザンビーチちがさき花火大会"というイベントがあり、こちらは茅ヶ崎の4大イベントにも数えられる伝統あるものだ。ただなにぶんこの8月の週末には湘南・西湘・県央の各地で花火大会が重なるということもあり、たとえば2018年の開催日8月4日(土)の花火大会では、あつぎ鮎まつり大花火大会と小田原酒匂川花火大会がが打ち上げ数1万発、横須賀の開国花火大会が打ち上げ数5000発というライバルに対して、茅ヶ崎の花火大会は3000発と少なめで見劣りがしてしまう。そこで、本年サザンのメモリアルイヤーということで特別開催された芸術花火大会は、時期を外しまたコンテンツ的にも差別化された花火大会としてあわよくば恒例化も目論む試金石的なものなのではないかとも考えられる。来年以降の茅ヶ崎市花火大会の動向にも注目したい。
ところで芸術花火大会、伊勢原市にもありますよね?
この記事で一番書きたかったのはココ!"茅ヶ崎サザン芸術花火2018"という大会名を最初に目にしたとき、真っ先に思い浮かんだのが伊勢原市で毎年4月に開催される市民協賛型の"いせはら芸術花火大会"。この"芸術花火"というキーワードは、後発のサザン芸術花火が伊勢原市のものに倣って、まあ言い方は宜しくないが拝借したものなのかな?と思った。
そして"芸術花火"というキーワードで検索をしてみると、意外にも全国でその名のつくイベントが大量に出てくる。それも今回のサザン芸術花火のプロモートを行う、株式会社GREAT SKY ARTの芸術花火チームが手がけたもので、やはり人気アーティストの曲とのシンクロ花火などを指して"芸術花火"と称しているようである。
そして、この"芸術花火"の商標登録情報を調べてみると、各地の芸術花火大会のパートナーズ企業として名を連ねる一般財団法人放送音楽文化振興会という出願人が2017年1月11日に商標出願を行い、同年9月1日に登録されている、とある。ということで、2009年から開催し今年第七回を迎えたいせはら芸術花火大会であるが、来年以降も同名称で開催が出来るのか(先使用権が認められるのか)そこのところも大変気になる。折しも第八回の開催に向けてプロジェクトが動き始めたと先日一報があったばかりに、どうなってしまうのか。