そのうち湘南産の小麦をビールで地産地消という動きも出たりしないだろうか
湘南地方では、海外からの小麦の輸入が盛んになる以前に作付けを行っていた小麦をブランド化することで、地産地消の気運に結びつけようという動きが出てきている。
また、湘南や西湘の農産物を副原料として採用したビールを、クラフトビールメーカーが続々と出している。湘南ゴールドを使ったサンクトガーレンの湘南ゴールド。こたつみかんを使った湘南ビールの大磯こたつみかんエール。それに、新潟麦酒コラボレーションの秦野・平塚・大磯産原材料を使ったビール。
となれば、次はこの2つの動きの合流に期待していても良いかもしれない。それは、湘南産のブランド小麦を使ったビールだ。
小麦を使ったビールというと、要するにヴァイツェンタイプや、ベルジャンホワイトタイプのビールである。国産小麦が果たしてこれらのタイプのビールに適しているのかはわからないが、一応地場産の小麦を使って地ビールを作った前例というものには思い当たる。それは、愛媛県の梅錦ビールのレギュラーラインナップである、ヴァイツェンとブロンシュだ。
梅錦ビール ヴァイツェン |
梅錦ビール ブロンシュ |
ブロンシュの方は、加えて愛媛県産の伊予柑も原料として使用している。今回詳しく調べてみるまで、ブロンシュの小麦まで愛媛県産であることは知らなかったのだが、四国と小麦というのは某県のおかげで結びつき易いイメージである。地場産作物の利用、PR方法として一考の余地はあるのではないだろうか。
ちなみに、梅錦ビールは神奈川県内でなかなか売っていない。東京に出ると割と見かけるのだけれど、元々日本酒蔵なので、日本酒の梅錦とともに取扱店が近くに出来て欲しいものだね。