いち秦野市民として、住所が平塚市になるということをどうにも認めたくない東海大学の湘南キャンパス。まあその話はさておき、大きな大学であればキャンパスが存在する場所の周辺自治体に配慮して、地域住民に対する施設の一般開放やイベントなどを積極的に行っている。要するに、「普段学生うるさいっすけど、まあ怒らずに仲良くしてね!」ということであるのだが、平塚市北金目にある東海大学湘南キャンパスの場合、11月頭の建学祭とか暮れのイルミネーションとか、一年の後半になってくるとそういう動きが活発になってくるように思う。
地域交流のためのTOKAIグローカルフェスタ
そんな年の後半のイベントのひとつ、TOKAIグローカルフェスタが、今週末10月20日(土)に行われる。
建学祭とかイルミネーションはあくまで学生内輪向けが主体で、地域住民はそこに参加させてもらうことも出来るという構造になっているように見える。それに対してグローカルフェスタというのはその名称にローカルを孕んでいることからも判るように、"地域住民のオープンキャンパス"として企画されたイベントだ。その内容は教職員と学生による様々なワークショップや研究発表に加え、地域企業や自治体が会場を利用してPRなど行うブース出展がある。つまり広いキャンパスを利用したマルシェ的側面もあるのだが、実際平塚市の月例マルシェであるSun Sunマルシェもいち出店者として参加しているようだ。
入場は勿論無料で、10:00〜17:00まで開催する。各国留学生を抱える東海大学なだけに、国際フェアと題され20地域の文化を紹介する催しなどが楽しそうである。また、金目川ミニ水族館など地域住民が地域について考えてみる切欠になりそうな展示もあり(波多野ダイコンが無さそうなのが惜しいが)。普段犬の散歩や味の味噌一へのショートカットとしてしか湘南キャンパスとの触れ合いがなかった住民も、東海大学の広さを再確認する機会として活用してみてはどうであろうか。雨天でも開催!