秦野市名古木
伊勢原市方面から国道246号を西に向かい、もう死なないで準一トンネルを抜けると、そこは秦野市名古木である。
この名古木、そこそこ難読地名として有名である。
なぜ名古木が名古木なんて変ちくりんな読み方で読まれるのかというと、よくわかっていない。おそらく当て字だということは確かで、江戸時代後期の新編相模國風土記稿では、奈古乃幾という読みがあてられている。
貞享5(1688)年の庚申塔が残されているのだが、そこには大住郡并椚村という地名で出現する。まさか、并椚という字で、名古木という読み方をしていたなんて。
名古木は棚田が有名である。分かりやすい場所にある棚田ではないので、秦野市に入ったら、通行人に「名古木の棚田はどちらですか」と聞いてみると良い。
きっと3人に1人くらいは教えてくれるだろう。