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富士山が世界遺産に決定。秦野市でも見られるよ

古くから霊峰として日本全国で信仰を集めてきた富士山。このたび晴れて世界遺産に登録されることとなった。

 

世界遺産の種類には、文化遺産、自然遺産、それからその二つの遺産の要素を併せ持った複合遺産というものがある。富士山は山なので、当然自然遺産になるだろうと誰もが思うだろうが、今回登録されたのは文化遺産。勿論先程述べた文化的な貢献度が無視できないほど大きいということを差し置いても、自然遺産を含んだ複合遺産になれなかったという事実はにわかには腑に落ちないだろう。

 

自然遺産への登録には、遺産を維持管理するための義務がつきまとう。それも当然なことで、もともと世界遺産というものは観光的重要度をはかる基準などではなく、危機的状況にある遺産を保護するために作られた概念なのだ。自然遺産として登録してしまったら、その光景を維持するために厳しい管理体制を作らないといけない。富士山は秘境の中にそびえ立つ山ではなく、人口密度の高い日本という国の都市のただ中にある山だ。また、極度に観光地化が進んでいる。したがって、登録してしまう事でデメリットの方が多い。これが富士山が文化遺産として登録された理由である。

 

登録のためにはこじつけ的に文化遺産の根拠となるものが引っ張り出されてきた。「信仰と芸術」としてまとめられているが、かなり色々な信仰・芸術がチャンポンになっている。信仰は浅間大社、修験、富士講など。芸術に至っては、国内の富士山を扱った芸術だけでなく、富士山を描いた浮世絵がヨーロッパの芸術に影響を与えた云々の辺りまで。石見銀山の登録の決め手になった、一時世界の銀の3分の1を産出したという、あからさまに欧州中心の進歩史観にへりくだるようなレトリックがここでも使われたわけだね。

 

そんな富士山、勿論日本中の至る所から見えるわけだが、秦野市でも都心方面よりは少し大きく、存在感のある富士山を見る事が出来るので、そのスポットの紹介の紹介でもしよう。

 

秦野市内の国道及び県道から富士山が見える場所

秦野市のホームページの一コンテンツとして、富士山が見られる場所の一覧が用意されている。紹介された場所を見れば分かるとおり、ほとんどの場所が秦野盆地のへりの部分になっている。大根地区の人に冷たい秦野市です。

 

秦野市富士山ビューポイント

どなたが作られた地図なのか知らないですが、秦野市の高層建築の屋上も含めたビューポイントの地図。

 

まあ、大根地区の人が富士山を見たいと思ったら、弘法山公園に行くだろう。標高235mの山なので登りやすい山です。

小田急の車窓からも、富士山が見える。やはり秦野盆地に入ってから大きな富士山が見える。存在感はやはり都心とは比にならないので、秦野市は富士山の周辺自治体を名乗っても良いかも。めざせ秦野市の世界遺産登録!