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秦野市でSEOしつつ、神奈川県ご当地ネタ・地域情報を書くブログ。湘南・小田急線・グルメ・温泉がマイブーム。

秦野カルチャーパークで真夏の水鉄砲大会開催決定

丹沢の名水が湧出することをご当地PRのポイントとする秦野市。昨年環境省が行った、名水百選30周年記念『名水百選』選抜総選挙において、何を間違えたか秦野市の水を詰め込んだペットボトル製品「おいしい秦野の水〜丹沢の雫〜」が『おいしさがすばらしい』部門の1位になってしまったものだから、ここのところはさらに図に乗って、日本一美味しい水が飲める自治体を自称している。そもそもこの『おいしさがすばらしい』部門にエントリーされた製品が(名水の製品化を行ったという条件のつく)僅か10製品であったことを鑑みると、大して凄いことではないと気付くのだけれども。

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第1回真夏の水鉄砲大会〜日本一おいしい水が飲めるまち 秦野の力〜開催

ということで、市内で開催する観光イベントなどでも、この日本一の称号を積極的に使っていく目論見があるようだ。秦野市平沢の秦野カルチャーパークで7月30日(日)に行われるイベントは、題して真夏の水鉄砲大会。美味しい水のPRとして水鉄砲大会が妥当なのかは分からないが、大会の副題として~日本一おいしい水が飲めるまち 秦野の力~という文句がつけられている。

この大会の概要などは、主催する秦野青年会議所のページを見ていただきたいのだが、5対5で防御壁などもあるコートの中で相手の頭に付けたポイや、相手陣地に設置されたポイを水鉄砲の水圧で破るという風雲たけし城のクライマックス的なルールである。参加できるのは7名以上10名までのチームで、年齢は小学生以上ならOK。トーナメント方式の優勝者には賞金10万円が出るというので、大体1人当たり日給換算1万円の報酬が欲しいというチームは参加を検討してみてほしい。ちなみに、秦野愛を服装でPRしたチームには仮装大賞として3万円相当の秦野名産品が与えられる。

今後の展開にも期待したいところ

青年会が頑張って奇抜なイベントを行う自治体と言えば、神奈川県では相模原市なんかが有名だけれども、秦野市も是非負けじと頑張ってネットで炎上するようなイベントを開催して欲しい。今回の水鉄砲大会なんかも秦野名水のPRということであるけれども、いっその事駅前のモニュメントで温泉水を噴出させて使い途を模索している鶴巻温泉の温泉水なんかで水鉄砲大会を行って、美容によろしい水鉄砲大会(水着や白い服を着用した若い女性の参加推奨。若い女性の参加推奨)なんかも開催してほしいものだ。それだったら絶対見に行く。

鉄腕!DASH!!で紹介されていた湘南平塚産7種類のきゅうりについて調べてみた

農家であるTOKIOが日本全国の農林水産業や第6次産業について紹介するテレビ番組、ザ!鉄腕!DASH!!であるが、5月28日(日)の放送回で、当ブログでもちょくちょく言及することが多い平塚市の復刻品種きゅうり、「相模半白節成」が登場した。しかも、TOKIOのメンバーが出張DASH村で訪問した先がまさに相模半白節成復刻の担い手となった吉川貴博氏の農園ということで、湘南のきゅうり栽培最前線についても知ることが出来て面白かった。番組中の紹介を補完する形で品種紹介をしよう。

吉川氏の湘南きゅうり園について

TOKIOが訪れた湘南きゅうり園であるが、平塚市の城所(きどころ)という住所にある。平塚市に合併される前は城島(きじま)村と呼ばれた地区に属し、吉川氏の湘南きゅうり園についても、2015年に改名する前は城島園芸という名称の農園であったようだ(湘南きゅうり園ホームページTwitter)。

平塚市内と聞いて一般的にイメージされるような海沿いの場所ではなく、内陸も内陸で、周囲に農園や田んぼが広がる。実は平塚市ながら小田急小田原線伊勢原駅にほど近い。

紹介されたきゅうりの品種7種類

きゅうりを専門に扱っている農園ということで、栽培しているきゅうりのバリエーションは7種類にもわたっているようであった。それぞれについて簡単にまとめてみよう。

兼備2号(通常のきゅうり)

通常よく見る特徴のきゅうり。と言っても、通常のきゅうりも日々進化しており、消費者が知らない間に地味に品種がアップデートされ続けている。兼備2号というのは埼玉原種育成会という種苗会社が2014年に開発した品種で、ハウス栽培用の複合耐病性品種。ちなみに兼備1号もあって、それぞれ植える時期が異なる。

番組を見てSNSなどで、「へぇ、普段食べているきゅうりは兼備2号っていうんだ」という反応があったけれども、それは間違っている。あくまで湘南きゅうり園で育てているきゅうりの内通常の特徴をもったきゅうりの、収録時にちょうど収穫された品種が兼備2号だっただけであろう(ホームページによると、他の通常品種も栽培している)。

相模半白節成(さがみはんじろふしなり)

1929年に平塚を含めた神奈川県内で栽培が開始され、1960年代以降、番組でも紹介されていたようにサラダに向いた品種に取って代わられる形で栽培されなくなってしまっていた品種。2010年より吉川氏が現代的なハウス栽培の形で復活させ、2011年より平塚市の「平塚キュウリプロジェクト」という第6次産業的なプロジェクトの対象となって、色々なメディアで紹介されて知名度を増した。もう少し詳しい話は別エントリで書こうと思っている。

相模半白節成のタネ
 

フリーダム

表面にイボがない異様な見た目をしていたきゅうり。イボがないと食前に洗い流す手間がなくなる。また、イボの取れた跡から雑菌が入り込まない。サカタのタネが2001年から販売する品種。

フリーダムのタネ
 

四葉(すうよう)

中国語っぽい名前の、苦瓜のようなイボとシワだらけの品種。実際中国から韓国を経由して昭和19年に日本にやって来たとされる。派生種が多く、有名な派生種として四川がある。中華料理の炒め物でよく使われる。番組中でオイスターソース炒めにして食べられていた。

四葉のタネ
 

ガーキン

ピクルス用の小振りなきゅうり。国内栽培は珍しい。

ガーキンのタネ
 

うぐいす

色味の薄いきゅうり。埼玉県のときわ研究所という種苗会社で作られた。番組中では肉巻きフライにされて食べられていた。

うぐいすのタネ
 

純白(ホワイティ25)

半白どころではなく、全体にわたって白いきゅうり。奈良県の大和農園が販売。

ホワイティ25のタネ
 

ハウス栽培きゅうりの特徴

きゅうりは単位結果性という性質をもち、雄花と雌花が受粉しなくても実ができる。畑や家庭菜園で収穫されるきゅうりは飛来する虫達によって受粉が起こったきゅうりであり、きゅうりの中身の種が大きく育ち、食感が水っぽくなる。一方湘南きゅうり園のきゅうりはハウス栽培なのできゅうりが受粉しない。中身の種がなく食感が均一なので炒め物や漬け物など加工食品に向いている。

その他番組で紹介されていたもの情報

平塚生まれの米『はるみ』

平塚生まれのブランド米の『はるみ』である。コシヒカリキヌヒカリをかけあわせた品種。日本穀物検定協会が毎年行う米の食味ランキングで、昨年2016年に神奈川県産の米としては初めて最高級評価である「特A」の評価を受けた。

その後話題となって品切れしてしまったため現在手に入れることはできないだろうが、新米の季節の10月初旬になればお目にかかることが出来るだろう。平塚市寺田縄にある湘南農協あさつゆ広場等で手に入るはず(湘南きゅうり園のきゅうりもここに出ている)。

tanto tanto

湘南きゅうり園のきゅうりが楽しめる飲食店として番組中で紹介されていた。昨年オープンしたららぽーと湘南平塚内にあり、地元野菜を食べられるイタリア料理店として話題になっている。サラダと前菜がビュッフェ形式になっているので、湘南野菜が食べ放題である。

 

身近な湘南(内陸部)が紹介されていたので気合いが入って紹介が長めになってしまったけれども、今回テレビで湘南きゅうり園や『はるみ』のことが紹介されたことで、湘南は農産物ブランドを"持っている"ということが広く知られたらさいわいなことだと思う。

大磯プリンスホテルのリニューアルとTHERMAL SPA S.WAVEの開業、大磯温泉の終了

大磯の吉田茂邸の隣には、大磯ロングビーチという割と一般認知度の高い施設がある。バブル時代にバブリーな催しが沢山行われたり、テレビ番組の女だらけの水着大会ポロリもあるよ(正式名称なのか不明)の撮影会場になったりなど、マスメディアを使って努めて露出を増やしていたからである。

ただ、この大磯ロングビーチと言う施設が海水浴場ではなく、ただの海辺のプール施設であるということは実際行ったことのある人にしか知られていないのではないだろうか。ロングビーチという名称どおり長い長い浜が目の前に広がっているのだが、そこでは泳げない。どうせビーチにやってくる人も海水浴が目当てでなく、肌を焼きにきているだけなのだからプールでいいじゃない、というのがコンセプトで、堤義明氏が唱えたこのコンセプトのもと西武グループが1957年に開業したのが、大磯ロングビーチなのだ。

ロングビーチの後背にある、大磯プリンスホテル

そんなロングビーチに付属した宿泊施設が大磯プリンスホテルである。ホテル自体は大磯ホテルとして1953年に開業済みであったが、ロングビーチが出来ると名称が大磯ロングビーチホテルとなり、1964年には新館(1号館)を建てて湘南江の島で行われた東京オリンピックセーリング競技の選手宿泊村にもなる。その後1976年には大磯プリンスホテルへと改名。皇室ブランドにあやかったプリンスホテルの名称で、やはりマスメディア戦略をすすめ宿泊客を集めていった。1980年には2号館と、1988年には3号館を建てて3館体制で営業を続けていく。

改装オープンと、スパ棟の建設

その大磯プリンスホテルの開業以来の大リニューアルというのが、昨年から今年にかけて行われている。まず一番新しい3号館部分であるが、客室とレストラン、宴会場を改装して、2017年4月5日より新たな形でお披露目となった。客室が海辺の別荘地をテーマとしたリゾート感のある内装になった他、レストランは全席オーシャンビューとなり、相模湾が一望できるようになった。

そして1、2号棟部分については昨年取り壊しを行い、4階建ての温泉・スパ施設である「THERMAL SPA S.WAVE」という施設に生まれ変わる。施設のオープンは7月15日からとなり、オープン後8月31日までは宿泊客のみが利用可(別料金なし)、それ以降は宿泊客以外の利用も可(大人4500円)となるようである。

大磯プリンスホテル 宿泊予約
 

大磯温泉の日帰り入浴は終了

そんなラグジュアリーな話が、どのようにこの貧乏臭いブログに関わってくるのかという話だが、大磯プリンスホテルと付属する天然温泉である大磯温泉については、かつて日帰り入浴がお得な温泉として紹介をしていたのだ。

hadanon.hatenablog.com海水浴のシーズン外であれば、この大磯温泉には1000円で日帰り入浴ができたのであるが、大磯温泉は昨年の1月をもって営業終了。今後は日帰り入浴にはTHERMAL SPA S.WAVEを使って下さいということになるのだろう。

大磯温泉は内風呂と外風呂があり、露天からは一応相模湾が見えないこともなかったので穴場的存在であった。ただ、浴槽が狭くプリンスホテルの豪華さに似つかわしくない感じであったので、リニューアル対象として考慮されたのだろう。まあ、1000円で入浴が出来ていたのもそのショボさによるものだっただろうし、致し方ないところだろうか。今後は秦野市まで足を伸ばして、弘法の里湯の利用をどうぞ。

オート麦とスペルト小麦使用のベルギービール アーヴェルボーデ

クラフトビールが世界的に流行し、マイクロブルワリーが林立する時代になったことにより、世界中の誰にも把握しきれないほど、あまたのビール銘柄が世に存在する状況になった。そうなると生産者であるブルワーにとってみれば、数ある銘柄の中でいかに消費者の注目を集め、手に取ってもらえるかが重要となってくる。

それまで注目を浴びるビール銘柄というと、奇抜なラベルデザインのものであったり、あるいはいかにもビールの風味に合わないであろうフルーツ等を加えた飛び道具的ビールが目立っていた。ところがブルワーの戦国時代を迎えてしまうと、そういった飛び道具的ビールにもすぐに同コンセプトの競合製品が出てきてしまう。もっとマニアックなところで製品の差別化を行わなければならなくなったのだ。

古代製法とか材料の品種とかそういったマニアックなビール作り

その極致とも言えるのが、過去に作られていたビールの文献からの復刻とか、あるいは二条大麦ないし小麦+ホップという完成されたレシピを崩してのビール作り。そういう試みがあると耳に挟めばビールハンターはすぐに飛びつく。これまでも色々な試みを紹介してきた。

古代製法 ホップを使わないグルートビール
大まかな説明エントリうしとらブルワリーの若気競演を呑んでみたエントリ
スペルト小麦(ファッロ)使用ビール
大まかな説明エントリ
カムット小麦使用ビール
大まかな説明エントリ

アーヴェルボーデは復刻ビールかつスペルト小麦使用

ベルギーのヒューグ醸造所が作るアーヴェルボーデ(Averbode)もまた、一度製造が止まって失われてしまったビールを復刻したタイプのビールだ。アーヴェルボーデという銘柄は、修道院で作られていたアビービールというタイプになり、当の修道院は1134年にブリュッセルの北東に建てられたもの。かつてはビールの醸造に加えてチーズやパン、ワインの製造、出版事業なども行っていた。2013年にブランドを復活する形で外部の会社に製造委託を行い、チーズとパンとビールの製造を再開した。ビール部門を請け負ったのがヒューグ醸造所で、有名なピンクの象がラベルに書かれたビール、デリリウムなどを製造している会社である。


 

復刻に当たって、ヒューグ醸造所はただの古典ビール再現にとどまらない"攻め"の姿勢を貫いている。原料は2種類の麦芽、オーツ麦、スペルト小麦。それに4種類のホップを使い、ドライホッピングを行っている。

スペルト小麦の使用は、小麦アレルギーの回避のためというよりは、14世紀から始まった醸造では現代品種でない古代麦が主に使われていただろうという、製品のそれっぽさを出すためだろう。ただの復刻ビールよりも、ビールハンターのアンテナに引っかかり易い仕掛けにもなっている。

アーヴェルボーデを呑んでみました

そんな古くて新しいビール、アーヴェルボーデをたまたま見かけたので、購入して呑んでみた。

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修道院ビールの甘ったるい印象がなくて、モダンな辛口。青リンゴの香りが僅かにあって、スッキリと呑み易い。後からブワッと7.5%のアルコールがやってくる。パンにも合いそうだし、常飲用。でもこの辛みは何かの料理に合わせたい。瓶一本では足りない。もっとゴクゴク呑みたいと思えるビール。

マニアックだけれども、ぜひ人に勧めたい。このビールは個人的に当たり。


 

『竹灯篭の夕べ』イベント 日本中に多過ぎである

5月のゴールデンウィークも終わってしまうと、いよいよ各地の夏めいたイベントが多くなってくる。足柄上郡中井町厳島湿生公園で行われる『竹灯篭の夕べ』は、運が良ければ日没後に発光するホタルも見られる実に夏らしいイベントであるが、今年の開催日が5月27日(土)に決定したということで、中井町でもそろそろ準備の方が始まっているのではないかと想像するのである。

hadanon.hatenablog.com

厚木市愛甲の宮前公園でも『竹灯籠の夕べ』が

そんな中井町の『竹灯篭の夕べ』情報を検索しようとググってみると、ローカル検索の影響で厚木市愛甲の宮前公園で12月に行われる『竹灯籠の夕べ』イベントも結果に出てくる。微妙にイベント名の"竹灯籠"の漢字が異なるのだが、主に輪切りにした竹に蝋燭を立てて並べて飾り付けるという概要は同じである。今年2017年に行われれば11回目ということになるから、今年が12回目の中井町の竹灯篭から派生したイベントであると考えればよいかと、それほど心に引っかかるものはなかった。

調べてみると全国に多数ある『竹灯篭の夕べ』

それが調べてみると、この『竹灯篭の夕べ』という名称のイベントはどうも全国いたるところで行われているようなのである。イベント内容が被るのは仕方が無いのであるが、名称も揃って『竹灯篭の夕べ』。まるでこういったイベントを表す一般名詞のようになっている。

以下、検索して見つかった全国の『竹灯篭の夕べ』を列挙する。

神奈川県足柄上郡中井町『竹灯篭の夕べ』
西湘では言わずと知れた。2006年に第一回が開催された。
神奈川県厚木市『竹灯籠の夕べ』
南毛利南地区地域づくり推進委員会のふるさとづくり推進部会が主催。竹以外の灯籠も多く使用。
愛媛県宇和島市の日本庭園『南楽園』の『竹灯篭の夕べ』
南楽園花菖蒲まつり(5月〜6月)の一部として行われる。
千葉県我孫子市『旧村川別荘』の『竹灯篭の夕べ』
毎年10月初旬の土日に行われる。
千葉県富津市の『竹灯篭の夕べ』
毎年8月、含富里という集落に1000本の竹灯篭を並べるという。2011年開始。
千葉県習志野市津田沼一丁目公園の『竹灯篭と舞の夕べ』
9月に開催。おわら風の盆の舞と一緒になったイベントなので、『竹灯篭と舞の夕べ』。
鹿児島県鹿児島市郡山町の『竹とうろうの夕べ』
5月に行われる郡山春まつりというイベントの一部分。"郡山"で"こいやま"と読むらしい。

他にもまだまだ一杯ありそうである。揃いも揃って夕べなのは、時間帯的なものもあるだろうけれど、一体何なのだろう。竹灯篭まつりとかでは駄目なのか。疑問が生じる。

『竹灯篭の夕べ』の初出と、全国で行われる理由を考える

この『竹灯篭の夕べ』。最も開催回数が多そうなのは中井町のものなので、そのイベントを初出として、他の自治体に段々と広まっていったと考えるべきだろうか。そこでGoogle検索に期間指定をして初出の『竹灯篭の夕べ』イベントについての記述を調べてみると、2002年に神奈川県小田原市板橋で行われた『竹灯籠の夕べ』の様子を伝える"竹再生プロジェクト"という団体のページがヒットした。小田原市中井町ということでそれほど遠くなく、もしかしたら繋がりがあるイベントで、小田原市のものがオリジナルにあたるのかもしれない。

全国でこの類似名称の『竹灯篭の夕べ』が行われる理由は、どうも各地におけるこのイベントの主催者を見るとNPOが多いため、助成金を貰う根拠として活動実績が必要になり、その中でこの『竹灯篭の夕べ』というのはイベント内容の具体像が浮かび易く、申請する段においては一般名詞的効力をもっているのではないか、と推測する(あくまで推測である)。

あるいは、もっと裏のカラクリが存在していたりするのだろうか。『竹灯篭の夕べ』という名称にすると、竹薮から数億円の現金が出てくるとか、そういう感じの。そんな上手いカラクリをご存知の方は、是非情報提供ください。秦野でも開催します。

元号が変わったら日本酒の酒造年度(BY)はどうなるの?という疑問

昨年8月8日に今上天皇が"お気持ち"を表明されたことで、色々あって平成の世が平成30年までで終わり、平成31年の元旦に改元が行われるよう法案が整備されそうである。

日本酒の酒造年度は一体どうなる?

改元によって、社会に相応の混乱が生じ、また業界によっては新たな需要の創出に湧くだろう。ただ吞ん兵衛が一番気になるのは、そんなところではない。これまで年号の数字をとって呼び習わしていた、日本酒の酒造年度。これが改元を跨いでしまうと、数字の重複が起こって混乱してしまうのではないだろうか。そこのところ、どうなっているのだろう。気になって、夜の寝酒もはかどらないのである。

そもそも酒造年度って何?

酒造年度(Brewery Year)とは、字義通りにはその酒が造られた年度がいつかということである。醸造年度や製造年度という呼び方もされるが、一番目につく呼び方は年号の数字の後に付けて、たとえば平成28年度に醸造された(正確には、酒をもろみと分離する「上槽」のタイミングをとる。酒蔵の前には杉玉が出る)酒なら28BYというように略して表記するものだろう。

日本酒の年度はカレンダーどおりの年度と異なり、たとえば本日(4月25日)に醸造された酒が仮にあったとして、平成29年だから29BY、というようにはならない。酒造年度の始まりは毎年7月1日で終わりが6月30日と決められているので、例に挙げたような酒の場合28BYとなる。

誰がそんな年度を決定したのかというと、どぶろくと濁り酒の違いでも出てきた国税庁。酒税は年間醸造量によって課税額の変わる従量課税方式なので、大多数の蔵で醸造が行われない6、7月頃に区切りがあると税金対策で生産を前後されることもなく都合が良いのだ。そしてこの課税額計算の区切りに合わせて、6月決算にしている蔵も多い。

酒造年度が表に出るようになったのはいつ?

そんな現在の酒造年度、いつ始まったかというと、昭和40年のことだ。それ以前は10月1日始まりで9月30日締の年度(明治29年酒造税法)であったが、醸造技術等の進歩により冬以外にも日本酒作りが出来るようになったので、実情に合わせて年度の始まりを前倒しした形である。

昭和の頃には、あまりこのBYは重視されることはなかった。それに対して、ここ10〜20年程で酒屋の店頭でも見ることの多くなった、"古酒"のブームが消費者のBYへの関心を呼び起こし、他の表記事項とともに日本酒のパッケージにBYが表記されるようになった。ワインでいうところのヴィンテージが、日本酒についても語られるようになったということだ。

つまり、BY表記がされているのは殆どが平成の世に生まれた酒であるし、よしんば昭和の頃の酒についてBY表記を行っていたとしても、数字は40以降となり、30年で終わる可能性が高くなった平成の数字とは被る可能性がないのである。

元号 + 年数 + BYとするのが妥当なのかな…?

そこで今回の改元が行われると、数字は再び1からカウントアップされていくことになる。平成1桁年のBYの酒というものも僅かながら市場に出ているし、何か対策をとらないと混乱が生じてしまう。再びワインのヴィンテージの例を出すが、こちらは西暦表示を行っているため、キリストがこの世に再誕するとかいう事態が無い限り被りが起こる可能性はないのである。

で、改元後の酒造年度表示はワインの例に合わせて西暦にするのかというと、そもそものBYの誕生経緯が役所が決めた年度であるので、それは考えにくい。そこで、たとえば平成28年の酒造年度の酒であれば、"平成28BY"といったように元号を付けて表示するのが、妥当なのかなぁというような気がする。

 

BYの仕組みはこんな感じで、それを知っているとたとえば現在の年号と同じBYのひやおろしはありえないとか、色々と日本酒の雑学も広がり恥をかかなくて済むようになるのである。

第6回いせはら芸術花火大会のちょっとした感想

過去のエントリとも被るので、感想を上げるつもりはなかったのだけれども一応。

2年ぶりに開催された春の花火大会

伊勢原市の市民協賛型花火大会であるいせはら芸術花火大会については、もう何度も紹介をしてきている。4月の、他の花火大会が開催されない時期を狙って国内でも評価の高い煙火店を大山の麓に呼びよせ、2500発を打ち上げる。ここのところは毎年開催になりかかっていたのだけれども、昨年2016年は開催を取りやめて充電期間に充てたということで、今年の第6回大会は2年ぶりの開催となったのだ。

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花火大会の会場写真

花火の打ち上げは先週の土曜19:10頃から約50分程行われた。その前に14:40からステージイベント等も行われ、会場に入って場所取りすることが出来た。ただ自分が会場に着いたのは18:00頃で、グラウンドの一般観覧エリアは既に満席状態であった。

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会場の伊勢原市総合運動公園、桜は散り始めだったけれどもまだ残っていた。

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グラウンド会場の様子。周囲を山に囲まれた花火大会というのも特徴的な点であると思う。

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人出は、これまでの大会と比べて爆発的に増えたというようには見えなかった。会場キャパもあるのでそんなものかと思うけれども、もっと広範に知られても良い大会なのではと感じる。

毎回本当に勉強になる花火大会

元々大会の成り立ちが花火好きの人が有志を募って開催したものなので、打ち上げる花火について花火鑑賞士の人が逐一解説を入れてくれるなど、勉強になるところが多い。なんだか参加する年ごとに段々花火に詳しくなっていく。

今年は特に花火の色についての解説を集中的に行っていた。毎年この大会を担当する煙火店に磯谷煙火店が選ばれている理由、同煙火店の強みというのがカラフルな花火を打ち上げるときの発色の美しさであるということを聞いて、家に帰ってから様々な花火大会の写真と見比べ、なるほど確かにと納得する部分があった。

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カラフルな花火の発色がより明るく、他の煙火店が出す色がパトランプの色のようにくすんでいるのに対して、クリスマスに飾る色とりどりのオーナメントとか、ホイル折り紙みたいな色になっているのである。確かにこれは、他の近隣の花火大会では見られない。

ボリューム感は例年より落ちた?

一方、同煙火店の創作花火などの紹介のために種類豊かな花火を上げていたせいか、大会全体のボリューム感が例年より少し落ちたように感じた。合計2500発で打ち上げ時間40分というそもそもの規模の小ささはあるが、これを例年はうまく膨らませて時間調整やメリハリを付けていたように思う。

あとは、不満点という程のものではないが、お子様も楽しめるプログラムとしてスーパーマリオの音楽に合わせて打ち上げられる花火があったのだが、その時の曲がファミコンのマリオの音楽であったりして、近頃のお子様にとってこれがマリオと結びつくのかな?と心配になった(笑)。多分、主催者の年齢層なども大いに反映していると思われる。

大会挨拶で気になった所等

その年齢層の話にも関係して。花火を打ち上げる前の実行委員長挨拶で、この花火大会が続いていくにあたって年々協賛が得られにくくなって、資金集めに苦労したというエピソードが披露されていた。大会が始まった当初は伊勢原市の若者が考え出したイベントということで協力が得られていたのが、6回の開催そして10年が経過するとあまり良い顔をされなくなったということ。昨年の休止が実際開催資金の問題であったのかどうか、そこまでは言及がされていなかったものの、同席していた伊勢原市長に対して、この大会は毎年続けていかなければなりませんねというメッセージも実行委員長から出ていたので、主催者側として市民協賛型の大会から行政による安定した大会に脱皮することも、存続のためには致し方ないという立場なのかなと感じた。

 

と、そのような苦境感も感じられるような挨拶であったので、花火の感想と一緒に書き残しておこう、という気持ちになった。もう少し広い範囲からこの珍しい花火大会への関心が得られれば宜しいことなのかな。

 

いせはら芸術大会公式ホームページ

当日のustream録画(花火打ち上げは1:16:00頃から)