秦野でSEOなどしつつ神奈川県ネタブログ

秦野市でSEOしつつ、神奈川県ご当地ネタ・地域情報を書くブログ。湘南・小田急線・グルメ・温泉がマイブーム。

神奈川のイベント日にあえてぶつける?鶴巻納涼盆踊り大会

花火大好き神奈川県人。特に8月の第一土曜日には、各所の花火大会が重なってもう聞こえてくる花火の音がどの大会のものなのかわからなくなる。2017年の第一土曜日は8月5日で、この日には厚木市で行われるあつぎ鮎まつり大花火大会に、茅ヶ崎市のサザンビーチちがさき花火大会、小田原市の小田原酒匂川花火大会、横須賀市の開国花火大会、そして座間市相模原市の座間キャンプ日米親善盆踊り大会で打ち上げられる花火と、ここに挙げたものだけでも合計28000発の花火が夜空に打ち上げられた。神奈川から鳥が居なくなっていても驚かない。

鶴巻温泉駅前で行われた納涼盆踊り

そんな大イベント日に秦野市から人間が居なくならないよう、秦野市としても何かしらイベントを開催してぶつけなければならない。そこで小田急小田原線のマイナー駅(でも快速急行も停まる!)鶴巻温泉駅で、あえてこの日に納涼盆踊りを開催していた。イベントの告知、どこにあるの?というレベルでされていなかったため、偶然鶴巻温泉駅で下車するまで気付かなかったけれども。

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鶴巻温泉駅の駅舎。なにやら現在は改装工事中のようだ。駅舎の傍らにあった桜を引っこ抜いたことは許されない。

駅前ロータリーの横には小さな広場があって、鶴巻温泉のPRをするためのモニュメント、手湯『千の泉』が稼働している。その広場にやぐらを建てて、屋台を4〜5店ほど開いてまつり感を出している。

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毎年花火大会の日にあえてぶつけて行われる盆踊り大会だけれども、イベントを報じるニュースなどによると主催者発表でのべ1000人くらいは参加しているらしい。1000人というと鶴巻温泉駅周辺の住人プラスアルファくらいだろうか。秦野市観光協会は8月11日の山の日アッピールだけでなく、花火大会という巨大な風車に挑むドン・キホーテのようなこの小さなお祭りを宣伝してあげても良いのではないだろうか。

鶴巻納涼盆踊り大会をカイゼンしよう

お祭りの側としても、もっと温泉を活かしたユニークな祭に仕立て上げても良いものである。たとえば手湯で垂れ流している温泉をやぐらの周囲ビニールプールに貯めて、足湯盆踊りにするとか(しかも、源泉掛け流しを謳える!)。温泉水を使ったつるつる美肌スーパーボールすくいにするとか。鶴巻温泉の温泉水から見つかった鞭毛モーターを持った微生物にちなむキモかわいいゆるキャラ『鞭毛モーターくん』を作って、鞭毛モーターくんの着ぐるみと一緒に踊れる盆踊りソングを作るとか。

コンテンツが大量に出来そうなのに勿体ない。おんせん県のテーマパークみたいに突き抜けちゃっても良いのよ?

HUB Long Root ALE 多年生麦カーンザ使用のエール

珍しい材料を使ったビールならば、無類のビール好きとして無条件に飛びつかざるを得ない。おまけにこのブログ、何故か小麦関係の情報(スペルト小麦カムット小麦)を求めて訪問してくる人達が多いものだから、今回の題材はそういった訪問者にも訴求力あるものであるはずなのである。とにかく、理由を用意して呑もう!

今回のビールは、HUB Long Root ALE!

というわけで、今回紹介するのはアメリカのオレゴン州ポートランドにあるブルワリー、HUB(Hopworks Urban Brewery)がリリースしたLong Root ALEである。

まず、HUB(Hopworks Urban Brewery)について

HUBと言えば、キース・へリングのアートのような力強い主線のロゴやラベル絵を用いるブルワーで、一言で表すならばとてもコンセプト重視なオレゴンのブルワーである。2007年の醸造開始からずっと、環境に配慮したサステイナブルなビール作りをテーマとして掲げており、醸造所兼レストランはブルドーザーのショールームとして使われていた既存の建物を流用し、なるべく再生材料を使用する形で作られた。そしてブルワーの1作目として発表されたOrganic Hopworks IPAから、オーガニック原料を使ったビール作りを続けている。

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HUBのこうした徹底的な環境重視の姿勢は、星の数ほどもあるオレゴンのブルワーの中で同社を際立たせる充分な材料となっている。ただそれ以外にも同社のコンセプトが光る分野は存在し、2011年に創業地と同じポートランドに立ち上げた2店目のブルーパブは、"BikeBar"という名前でポートランドのメジャーな自転車コース途中にあり、自転車に関連づけられた内装と多数の駐輪スペースを有する。そしてそうした自転車ライダー達へのアピールは、同社の様々なビールのラベルに描かれた自転車に関連するグラフィックなどにも見て取る事が出来る。


 

アウトドアメーカー"パタゴニア"ブランドのビール

そうしたコンセプト重視の同社に、アメリカのアウトドアメーカー、パタゴニアが新しく立ち上げる食品ブランドパタゴニアプロヴィジョンズの製品としてビールの共同開発を持ちかけた。結果出来上がったのが、Long Root ALE。こちらの製品もそれまでのHUBがそうであったように、画期的なコンセプトを持っている。

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原料の一部に多年生小麦"カーンザ"を使用

通常、ビールの原料となるのは大麦小麦の麦芽、そしてホップ。大麦小麦についてはその大部分が一年生であり、毎年畑に種子の状態で播かれ成長して実をつけると収穫され、栽培サイクルが終わる。翌年はまた畑の土壌を耕し直して、肥料を播いて播種することになる。

このように人類が知っている麦と言えば一年生というのが常識であり、それは世界各地の古い暦に毎年の麦の種まきタイミングを示す節目があるということからも分かる。古代小麦のスペルトやカムットであっても一年生なので、少なくとも数千年間人類は一年生麦に頼り切ってきたということがわかる。

パタゴニアが問題提起したのは、この一年生麦の利用が土壌の持つ本来の力を失わせ、肥料の投入なくては栽培が成り立たない仕組みを全世界的に作り上げているということ。化学肥料メーカーにとっては都合の良い話であるが、その土地とは関係ない遠い場所から持ってきた栄養で作物を作って、その分の栄養をまるまる遠い輸出先へと出荷してしまうという仕組みはサステイナブルであるとは言い難い。そこで、アリゾナ州のランド・インスティチュートというNPOが開発した"カーンザ(Kernza)"という多年生小麦の導入を促進するため、パタゴニアプロヴィジョンズでカーンザ加工製品を販売することにしたのだ。そしてHUBへのオファーへと至る。

ちなみに、製品名のLong Root ALEというのは、このカーンザが長い根を土壌に伸ばして複数年にわたった定着をするからだそうだ。

果たしてLong Root ALEの味は?

ビールのコンセプトは理解できたが、大切なのはこの製品が本当に呑める味になっているかということである。コンセプト自体に賛同が出来ても、通常のビールを呑みたいという場面で置き換えが可能になるものでなければならない。

Long Root ALEを容易に試せる場所としては、藤沢市にある湘南T-SITEがある。Long Root ALEの缶を取り扱っているところは探せばいくつか見つかるが、湘南T-SITE2号館にあるTable Oginoであれば樽生を試すこともできでしまう。湘南に住んでいて良かった。

それで、呑んだ感想。軽い感じでゴクゴク行けてしまう。小麦のビールっぽさはあまり無くて、悪く言えば凡庸なのだけれども、良く言えば癖が無い。いつものビールの代わり足りえる。

比較的癖の無い味に感じられたのは、商品コンセプト的にアウトドアの場面で呑んでもスッキリするように調整されているからであるそうだ。カーンザは原料の15%に過ぎず、20%で試作したら苦過ぎてパタゴニア側が駄目出しをしたというエピソードも。全量カーンザでビール作りというわけにはなかなかいかないのだろうけど、少しずつでも多年生小麦の活躍の場を増やすのに貢献できるのは良いことだ。良いことをしてビールがさらに美味い。

多年生麦ビールへの期待

今後全世界の麦が多年生のものに置き換わる緑の革命が起きるのかどうかはわからない。ただそこまで極論じみたことを考えなくても、穀物栽培の方法の選択肢が増え、栽培する地域毎に相応しいやり方で対応できるようになるのは良いことだ。

日本でもこうした多年生の麦の開発が行われているのか、調べてみると横浜市立大学の木原生物学研究所という機関がこれについて研究を行っている。そして木原生物学研究所といえば、ビール業界でも最近ニュースがあったばかりで、厚木市の地ビールメーカーサンクトガーレンにオファーをして、"KORNMUTTER麦畑の精霊"というビールの製品化にこぎ着けていた。同研究所で育てた二条大麦のミカモゴールデンをビールの原料とした製品であり、研究成果をビール業界に還元することに積極的なスタンスであるように見える。

国産の多年生麦ビールの登場、期待できるのでは。ビール好きが舌なめずりして待っています。

 

NPO法人湘南遺産プロジェクトが決める『湘南遺産』

湘南というのは一体どこからどこまでを指すの?という問題はこれまで何度も語られてきており、その度に候補地の在住者の間で醜い言い争い、稚拙な意地の張り合いが起こっている。争いをなくすためにいっそ湘南市という大きな括りを作り、湘南と名乗りたい自治体はその中に放り込んでしまえば解決するだろう、という思いつきがこれまで何度か実現に向かったが、いずれも失敗している。本当に面倒臭いヤツらだ。

hadanon.hatenablog.com

湘南遺産プロジェクトという試み

そうした永遠にペンディング状態の問題に、さらに一石を投じようという試みが起こっている。NPO法人湘南遺産プロジェクトという2014年設立の団体が、湘南の名所など未来に残していきたいモノを選定して投票を行い、湘南遺産という名前でブランディングを行い始めている。第一回湘南遺産の投票は昨年行われ、エントリーされた9件全てが湘南遺産に認定された。そして今年行われた第二回投票。6月25日に結果が発表され、エントリーされた7件全てが湘南遺産に認定された。なんというか、投票の必要はなくこの湘南遺産プロジェクト会員がエントリーしたもの如何で遺産が決定しているような気がするが…あと会員名簿を見ると藤沢市関係の団体メンバーが多く、また名勝・旧跡や伝統行事を中心とした16件の認定済遺産の中で、明らかに藤沢・ちょい呑みフェスティバルが異彩を放っているような気がするが…大丈夫ですかね?そういえば藤沢市民って「ここは湘南」碑を建立したりと、既成事実的に湘南を主張する傾向がありますよ。

hadanon.hatenablog.com

負の湘南遺産認定にも期待

まあ、現状の公正さに疑義を挟まざるを得ない状況はともかく、おそらくユネスコ世界遺産を参考にしたであろう湘南遺産のアイディアは、これから展開を加えて大きくしていって欲しいところ。

オリジナルの世界遺産と言えば、素晴らしい遺産ばかりでなく人類の悲惨な歴史を二度と起こさないための戒めとなるようなモノ(通称負の世界遺産)を選定することでも有名。是非湘南遺産も湘南地域の戒めとなるような負の湘南遺産を認定して欲しい。たとえば秦野市伊勢原市が湘南であるかのように勘違いさせる湘南ナンバーは負の湘南遺産。平塚市のくせに湘南を名乗っている湘南ひらつか七夕まつりは負の湘南遺産。大磯町の鴫立庵に湘南の発祥を示す石碑が建っている?知らねぇよ。負の湘南遺産。このように認定していくと、なんと僥倖であることか藤沢市こそが完全無欠の湘南であることが立証されてしまう結果になるのではないだろうか。今後が楽しみである。

 

(※当ブログはネタブログです…一応予防線を。)

秦野カルチャーパークで真夏の水鉄砲大会開催決定

丹沢の名水が湧出することをご当地PRのポイントとする秦野市。昨年環境省が行った、名水百選30周年記念『名水百選』選抜総選挙において、何を間違えたか秦野市の水を詰め込んだペットボトル製品「おいしい秦野の水〜丹沢の雫〜」が『おいしさがすばらしい』部門の1位になってしまったものだから、ここのところはさらに図に乗って、日本一美味しい水が飲める自治体を自称している。そもそもこの『おいしさがすばらしい』部門にエントリーされた製品が(名水の製品化を行ったという条件のつく)僅か10製品であったことを鑑みると、大して凄いことではないと気付くのだけれども。

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第1回真夏の水鉄砲大会〜日本一おいしい水が飲めるまち 秦野の力〜開催

ということで、市内で開催する観光イベントなどでも、この日本一の称号を積極的に使っていく目論見があるようだ。秦野市平沢の秦野カルチャーパークで7月30日(日)に行われるイベントは、題して真夏の水鉄砲大会。美味しい水のPRとして水鉄砲大会が妥当なのかは分からないが、大会の副題として~日本一おいしい水が飲めるまち 秦野の力~という文句がつけられている。

この大会の概要などは、主催する秦野青年会議所のページを見ていただきたいのだが、5対5で防御壁などもあるコートの中で相手の頭に付けたポイや、相手陣地に設置されたポイを水鉄砲の水圧で破るという風雲たけし城のクライマックス的なルールである。参加できるのは7名以上10名までのチームで、年齢は小学生以上ならOK。トーナメント方式の優勝者には賞金10万円が出るというので、大体1人当たり日給換算1万円の報酬が欲しいというチームは参加を検討してみてほしい。ちなみに、秦野愛を服装でPRしたチームには仮装大賞として3万円相当の秦野名産品が与えられる。

今後の展開にも期待したいところ

青年会が頑張って奇抜なイベントを行う自治体と言えば、神奈川県では相模原市なんかが有名だけれども、秦野市も是非負けじと頑張ってネットで炎上するようなイベントを開催して欲しい。今回の水鉄砲大会なんかも秦野名水のPRということであるけれども、いっその事駅前のモニュメントで温泉水を噴出させて使い途を模索している鶴巻温泉の温泉水なんかで水鉄砲大会を行って、美容によろしい水鉄砲大会(水着や白い服を着用した若い女性の参加推奨。若い女性の参加推奨)なんかも開催してほしいものだ。それだったら絶対見に行く。

鉄腕!DASH!!で紹介されていた湘南平塚産7種類のきゅうりについて調べてみた

農家であるTOKIOが日本全国の農林水産業や第6次産業について紹介するテレビ番組、ザ!鉄腕!DASH!!であるが、5月28日(日)の放送回で、当ブログでもちょくちょく言及することが多い平塚市の復刻品種きゅうり、「相模半白節成」が登場した。しかも、TOKIOのメンバーが出張DASH村で訪問した先がまさに相模半白節成復刻の担い手となった吉川貴博氏の農園ということで、湘南のきゅうり栽培最前線についても知ることが出来て面白かった。番組中の紹介を補完する形で品種紹介をしよう。

吉川氏の湘南きゅうり園について

TOKIOが訪れた湘南きゅうり園であるが、平塚市の城所(きどころ)という住所にある。平塚市に合併される前は城島(きじま)村と呼ばれた地区に属し、吉川氏の湘南きゅうり園についても、2015年に改名する前は城島園芸という名称の農園であったようだ(湘南きゅうり園ホームページTwitter)。

平塚市内と聞いて一般的にイメージされるような海沿いの場所ではなく、内陸も内陸で、周囲に農園や田んぼが広がる。実は平塚市ながら小田急小田原線伊勢原駅にほど近い。

紹介されたきゅうりの品種7種類

きゅうりを専門に扱っている農園ということで、栽培しているきゅうりのバリエーションは7種類にもわたっているようであった。それぞれについて簡単にまとめてみよう。

兼備2号(通常のきゅうり)

通常よく見る特徴のきゅうり。と言っても、通常のきゅうりも日々進化しており、消費者が知らない間に地味に品種がアップデートされ続けている。兼備2号というのは埼玉原種育成会という種苗会社が2014年に開発した品種で、ハウス栽培用の複合耐病性品種。ちなみに兼備1号もあって、それぞれ植える時期が異なる。

番組を見てSNSなどで、「へぇ、普段食べているきゅうりは兼備2号っていうんだ」という反応があったけれども、それは間違っている。あくまで湘南きゅうり園で育てているきゅうりの内通常の特徴をもったきゅうりの、収録時にちょうど収穫された品種が兼備2号だっただけであろう(ホームページによると、他の通常品種も栽培している)。

相模半白節成(さがみはんじろふしなり)

1929年に平塚を含めた神奈川県内で栽培が開始され、1960年代以降、番組でも紹介されていたようにサラダに向いた品種に取って代わられる形で栽培されなくなってしまっていた品種。2010年より吉川氏が現代的なハウス栽培の形で復活させ、2011年より平塚市の「平塚キュウリプロジェクト」という第6次産業的なプロジェクトの対象となって、色々なメディアで紹介されて知名度を増した。もう少し詳しい話は別エントリで書こうと思っている。

相模半白節成のタネ
 

フリーダム

表面にイボがない異様な見た目をしていたきゅうり。イボがないと食前に洗い流す手間がなくなる。また、イボの取れた跡から雑菌が入り込まない。サカタのタネが2001年から販売する品種。

フリーダムのタネ
 

四葉(すうよう)

中国語っぽい名前の、苦瓜のようなイボとシワだらけの品種。実際中国から韓国を経由して昭和19年に日本にやって来たとされる。派生種が多く、有名な派生種として四川がある。中華料理の炒め物でよく使われる。番組中でオイスターソース炒めにして食べられていた。

四葉のタネ
 

ガーキン

ピクルス用の小振りなきゅうり。国内栽培は珍しい。

ガーキンのタネ
 

うぐいす

色味の薄いきゅうり。埼玉県のときわ研究所という種苗会社で作られた。番組中では肉巻きフライにされて食べられていた。

うぐいすのタネ
 

純白(ホワイティ25)

半白どころではなく、全体にわたって白いきゅうり。奈良県の大和農園が販売。

ホワイティ25のタネ
 

ハウス栽培きゅうりの特徴

きゅうりは単位結果性という性質をもち、雄花と雌花が受粉しなくても実ができる。畑や家庭菜園で収穫されるきゅうりは飛来する虫達によって受粉が起こったきゅうりであり、きゅうりの中身の種が大きく育ち、食感が水っぽくなる。一方湘南きゅうり園のきゅうりはハウス栽培なのできゅうりが受粉しない。中身の種がなく食感が均一なので炒め物や漬け物など加工食品に向いている。

その他番組で紹介されていたもの情報

平塚生まれの米『はるみ』

平塚生まれのブランド米の『はるみ』である。コシヒカリキヌヒカリをかけあわせた品種。日本穀物検定協会が毎年行う米の食味ランキングで、昨年2016年に神奈川県産の米としては初めて最高級評価である「特A」の評価を受けた。

その後話題となって品切れしてしまったため現在手に入れることはできないだろうが、新米の季節の10月初旬になればお目にかかることが出来るだろう。平塚市寺田縄にある湘南農協あさつゆ広場等で手に入るはず(湘南きゅうり園のきゅうりもここに出ている)。

tanto tanto

湘南きゅうり園のきゅうりが楽しめる飲食店として番組中で紹介されていた。昨年オープンしたららぽーと湘南平塚内にあり、地元野菜を食べられるイタリア料理店として話題になっている。サラダと前菜がビュッフェ形式になっているので、湘南野菜が食べ放題である。

 

身近な湘南(内陸部)が紹介されていたので気合いが入って紹介が長めになってしまったけれども、今回テレビで湘南きゅうり園や『はるみ』のことが紹介されたことで、湘南は農産物ブランドを"持っている"ということが広く知られたらさいわいなことだと思う。

大磯プリンスホテルのリニューアルとTHERMAL SPA S.WAVEの開業、大磯温泉の終了

大磯の吉田茂邸の隣には、大磯ロングビーチという割と一般認知度の高い施設がある。バブル時代にバブリーな催しが沢山行われたり、テレビ番組の女だらけの水着大会ポロリもあるよ(正式名称なのか不明)の撮影会場になったりなど、マスメディアを使って努めて露出を増やしていたからである。

ただ、この大磯ロングビーチと言う施設が海水浴場ではなく、ただの海辺のプール施設であるということは実際行ったことのある人にしか知られていないのではないだろうか。ロングビーチという名称どおり長い長い浜が目の前に広がっているのだが、そこでは泳げない。どうせビーチにやってくる人も海水浴が目当てでなく、肌を焼きにきているだけなのだからプールでいいじゃない、というのがコンセプトで、堤義明氏が唱えたこのコンセプトのもと西武グループが1957年に開業したのが、大磯ロングビーチなのだ。

ロングビーチの後背にある、大磯プリンスホテル

そんなロングビーチに付属した宿泊施設が大磯プリンスホテルである。ホテル自体は大磯ホテルとして1953年に開業済みであったが、ロングビーチが出来ると名称が大磯ロングビーチホテルとなり、1964年には新館(1号館)を建てて湘南江の島で行われた東京オリンピックセーリング競技の選手宿泊村にもなる。その後1976年には大磯プリンスホテルへと改名。皇室ブランドにあやかったプリンスホテルの名称で、やはりマスメディア戦略をすすめ宿泊客を集めていった。1980年には2号館と、1988年には3号館を建てて3館体制で営業を続けていく。

改装オープンと、スパ棟の建設

その大磯プリンスホテルの開業以来の大リニューアルというのが、昨年から今年にかけて行われている。まず一番新しい3号館部分であるが、客室とレストラン、宴会場を改装して、2017年4月5日より新たな形でお披露目となった。客室が海辺の別荘地をテーマとしたリゾート感のある内装になった他、レストランは全席オーシャンビューとなり、相模湾が一望できるようになった。

そして1、2号棟部分については昨年取り壊しを行い、4階建ての温泉・スパ施設である「THERMAL SPA S.WAVE」という施設に生まれ変わる。施設のオープンは7月15日からとなり、オープン後8月31日までは宿泊客のみが利用可(別料金なし)、それ以降は宿泊客以外の利用も可(大人4500円)となるようである。

大磯プリンスホテル 宿泊予約
 

大磯温泉の日帰り入浴は終了

そんなラグジュアリーな話が、どのようにこの貧乏臭いブログに関わってくるのかという話だが、大磯プリンスホテルと付属する天然温泉である大磯温泉については、かつて日帰り入浴がお得な温泉として紹介をしていたのだ。

hadanon.hatenablog.com海水浴のシーズン外であれば、この大磯温泉には1000円で日帰り入浴ができたのであるが、大磯温泉は昨年の1月をもって営業終了。今後は日帰り入浴にはTHERMAL SPA S.WAVEを使って下さいということになるのだろう。

大磯温泉は内風呂と外風呂があり、露天からは一応相模湾が見えないこともなかったので穴場的存在であった。ただ、浴槽が狭くプリンスホテルの豪華さに似つかわしくない感じであったので、リニューアル対象として考慮されたのだろう。まあ、1000円で入浴が出来ていたのもそのショボさによるものだっただろうし、致し方ないところだろうか。今後は秦野市まで足を伸ばして、弘法の里湯の利用をどうぞ。

オート麦とスペルト小麦使用のベルギービール アーヴェルボーデ

クラフトビールが世界的に流行し、マイクロブルワリーが林立する時代になったことにより、世界中の誰にも把握しきれないほど、あまたのビール銘柄が世に存在する状況になった。そうなると生産者であるブルワーにとってみれば、数ある銘柄の中でいかに消費者の注目を集め、手に取ってもらえるかが重要となってくる。

それまで注目を浴びるビール銘柄というと、奇抜なラベルデザインのものであったり、あるいはいかにもビールの風味に合わないであろうフルーツ等を加えた飛び道具的ビールが目立っていた。ところがブルワーの戦国時代を迎えてしまうと、そういった飛び道具的ビールにもすぐに同コンセプトの競合製品が出てきてしまう。もっとマニアックなところで製品の差別化を行わなければならなくなったのだ。

古代製法とか材料の品種とかそういったマニアックなビール作り

その極致とも言えるのが、過去に作られていたビールの文献からの復刻とか、あるいは二条大麦ないし小麦+ホップという完成されたレシピを崩してのビール作り。そういう試みがあると耳に挟めばビールハンターはすぐに飛びつく。これまでも色々な試みを紹介してきた。

古代製法 ホップを使わないグルートビール
大まかな説明エントリうしとらブルワリーの若気競演を呑んでみたエントリ
スペルト小麦(ファッロ)使用ビール
大まかな説明エントリ
カムット小麦使用ビール
大まかな説明エントリ

アーヴェルボーデは復刻ビールかつスペルト小麦使用

ベルギーのヒューグ醸造所が作るアーヴェルボーデ(Averbode)もまた、一度製造が止まって失われてしまったビールを復刻したタイプのビールだ。アーヴェルボーデという銘柄は、修道院で作られていたアビービールというタイプになり、当の修道院は1134年にブリュッセルの北東に建てられたもの。かつてはビールの醸造に加えてチーズやパン、ワインの製造、出版事業なども行っていた。2013年にブランドを復活する形で外部の会社に製造委託を行い、チーズとパンとビールの製造を再開した。ビール部門を請け負ったのがヒューグ醸造所で、有名なピンクの象がラベルに書かれたビール、デリリウムなどを製造している会社である。


 

復刻に当たって、ヒューグ醸造所はただの古典ビール再現にとどまらない"攻め"の姿勢を貫いている。原料は2種類の麦芽、オーツ麦、スペルト小麦。それに4種類のホップを使い、ドライホッピングを行っている。

スペルト小麦の使用は、小麦アレルギーの回避のためというよりは、14世紀から始まった醸造では現代品種でない古代麦が主に使われていただろうという、製品のそれっぽさを出すためだろう。ただの復刻ビールよりも、ビールハンターのアンテナに引っかかり易い仕掛けにもなっている。

アーヴェルボーデを呑んでみました

そんな古くて新しいビール、アーヴェルボーデをたまたま見かけたので、購入して呑んでみた。

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修道院ビールの甘ったるい印象がなくて、モダンな辛口。青リンゴの香りが僅かにあって、スッキリと呑み易い。後からブワッと7.5%のアルコールがやってくる。パンにも合いそうだし、常飲用。でもこの辛みは何かの料理に合わせたい。瓶一本では足りない。もっとゴクゴク呑みたいと思えるビール。

マニアックだけれども、ぜひ人に勧めたい。このビールは個人的に当たり。