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第6回いせはら芸術花火大会のちょっとした感想

過去のエントリとも被るので、感想を上げるつもりはなかったのだけれども一応。

2年ぶりに開催された春の花火大会

伊勢原市の市民協賛型花火大会であるいせはら芸術花火大会については、もう何度も紹介をしてきている。4月の、他の花火大会が開催されない時期を狙って国内でも評価の高い煙火店を大山の麓に呼びよせ、2500発を打ち上げる。ここのところは毎年開催になりかかっていたのだけれども、昨年2016年は開催を取りやめて充電期間に充てたということで、今年の第6回大会は2年ぶりの開催となったのだ。

hadanon.hatenablog.com

花火大会の会場写真

花火の打ち上げは先週の土曜19:10頃から約50分程行われた。その前に14:40からステージイベント等も行われ、会場に入って場所取りすることが出来た。ただ自分が会場に着いたのは18:00頃で、グラウンドの一般観覧エリアは既に満席状態であった。

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会場の伊勢原市総合運動公園、桜は散り始めだったけれどもまだ残っていた。

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グラウンド会場の様子。周囲を山に囲まれた花火大会というのも特徴的な点であると思う。

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人出は、これまでの大会と比べて爆発的に増えたというようには見えなかった。会場キャパもあるのでそんなものかと思うけれども、もっと広範に知られても良い大会なのではと感じる。

毎回本当に勉強になる花火大会

元々大会の成り立ちが花火好きの人が有志を募って開催したものなので、打ち上げる花火について花火鑑賞士の人が逐一解説を入れてくれるなど、勉強になるところが多い。なんだか参加する年ごとに段々花火に詳しくなっていく。

今年は特に花火の色についての解説を集中的に行っていた。毎年この大会を担当する煙火店に磯谷煙火店が選ばれている理由、同煙火店の強みというのがカラフルな花火を打ち上げるときの発色の美しさであるということを聞いて、家に帰ってから様々な花火大会の写真と見比べ、なるほど確かにと納得する部分があった。

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カラフルな花火の発色がより明るく、他の煙火店が出す色がパトランプの色のようにくすんでいるのに対して、クリスマスに飾る色とりどりのオーナメントとか、ホイル折り紙みたいな色になっているのである。確かにこれは、他の近隣の花火大会では見られない。

ボリューム感は例年より落ちた?

一方、同煙火店の創作花火などの紹介のために種類豊かな花火を上げていたせいか、大会全体のボリューム感が例年より少し落ちたように感じた。合計2500発で打ち上げ時間40分というそもそもの規模の小ささはあるが、これを例年はうまく膨らませて時間調整やメリハリを付けていたように思う。

あとは、不満点という程のものではないが、お子様も楽しめるプログラムとしてスーパーマリオの音楽に合わせて打ち上げられる花火があったのだが、その時の曲がファミコンのマリオの音楽であったりして、近頃のお子様にとってこれがマリオと結びつくのかな?と心配になった(笑)。多分、主催者の年齢層なども大いに反映していると思われる。

大会挨拶で気になった所等

その年齢層の話にも関係して。花火を打ち上げる前の実行委員長挨拶で、この花火大会が続いていくにあたって年々協賛が得られにくくなって、資金集めに苦労したというエピソードが披露されていた。大会が始まった当初は伊勢原市の若者が考え出したイベントということで協力が得られていたのが、6回の開催そして10年が経過するとあまり良い顔をされなくなったということ。昨年の休止が実際開催資金の問題であったのかどうか、そこまでは言及がされていなかったものの、同席していた伊勢原市長に対して、この大会は毎年続けていかなければなりませんねというメッセージも実行委員長から出ていたので、主催者側として市民協賛型の大会から行政による安定した大会に脱皮することも、存続のためには致し方ないという立場なのかなと感じた。

 

と、そのような苦境感も感じられるような挨拶であったので、花火の感想と一緒に書き残しておこう、という気持ちになった。もう少し広い範囲からこの珍しい花火大会への関心が得られれば宜しいことなのかな。

 

いせはら芸術大会公式ホームページ

当日のustream録画(花火打ち上げは1:16:00頃から)