秦野でSEOなどしつつ神奈川県ネタブログ

秦野市でSEOしつつ、神奈川県ご当地ネタ・地域情報を書くブログ。湘南・小田急線・グルメ・温泉がマイブーム。

29BYの新酒 吉川醸造「にごり酒」を呑む

伊勢原市にある唯一の日本酒蔵といえば、同市神戸にある吉川醸造である。菊勇という銘柄が有名で、伊勢原市内ではこの菊勇と書かれた看板を良く目にする。ちなみに菊勇の読み方は"きくゆう"で、山形県酒田市にある菊勇株式会社の日本酒"きくいさみ"との関係は無い。ついでながら酒蔵さんの名前も"きっかわじょうぞう"である。結構長い間、この読み方を間違えて覚えていた。

吉川醸造の特徴と、お酒のラインナップ

吉川醸造の酒造りの特徴として、蓋麹法が全グレードの日本酒の麹作りに使われているというものがあるらしい。蓋麹法は在来法とも呼ばれる古くからの麹の作り方で、麹蓋と呼ばれる容器に一升くらいに小分けした麹米を入れて麹菌を繁殖させていく方法である。小分けされているため菌の繁殖具合を見て麹室内での位置を変えたりして、品質を均等に保てるが、その分作業に手間や人員が必要になる。現在では容器をより大きくした箱麹法や、麹作り自体を機械に任せてしまう機械製麹法などが日本酒造りで使われることが多いが、吟醸酒などの高グレードの日本酒の麹作りにはやはり蓋麹法が採用されているらしい。吉川醸造では一度は麹作りを機械化したが、こだわりのため戻したということ。

お酒のラインナップは、菊勇の佳饌・上饌などの普通酒にそれぞれ甘口・辛口がある。そして純米酒の「相模大山」、本醸造と原酒で「大山の宿」という銘柄もある。そして大吟醸の「杜氏のよろこび」など。

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吉川醸造にごり酒」29BYの感想

11月後半より伊勢原市内の酒販店には、吉川醸造の29BYの酒が並び始めた。まず第一弾として、「にごり酒」と「生酒」の2つのラインナップが出ている。ちなみにホームページによると吟醸酒吟醸純米酒は12月10日以降に出荷するらしい。

にごり酒」と「生酒」どちらもアル添。折角下位グレードの酒にまでこだわりの麹を使っているのだから、アル添せずに出荷すれば良いのに…とアル添苦手な私などは思ってしまうのだが、アル添の恩恵か「にごり酒」などは四合瓶で750円くらいで買えてしまう。さらに300mlの瓶にいたっては300円台。近隣の酒蔵でも一番早い29BYであったし、迷わず手を出してしまう。

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それでは味はどうか。確かに添加されたアルコールが上澄みの多くを占めているような気がするが、いやらしい味はしない。アル添容認派がよく、味を落ち着かせるためにわざとアル添している蔵もあると主張しているが(十中八九それはアル添蔵の片棒担がされている)、経済的理由以外にそういった役割も持ったアル添なのかもしれない。

口当たりとにかく鮮烈で、ブルーチーズの香りのようだ。甘ったるさが無いので、本当にチーズを楽しむように楽しめてしまうと思う。それでいて呑み込んでいくと発酵前の米の面影がとてもあり、新酒のよろこびを感じられる製品としてはこの上ない。

恒例のお約束であるが、最後の残りを熱燗にしてみる。うん、熱燗になると甘くない甘酒のようになってしまい、日本酒を呑んでいる感がなくなってくる。

この酒は日本酒だろうが洋酒だろうが酒の種類を問わないちゃんぽん呑みをする際の、1本目として是非呑みたいところ。忘年会や新年会の1本として是非どうだろうか。

湘南ベルマーレJ2優勝で見られたビールかけに吃驚

10月29日(土)にShonan BMWスタジアム平塚で行われた、J2第39節湘南ベルマーレファジアーノ岡山戦。J2の首位を走る湘南は、前日に行われたアビスパ福岡東京ヴェルディの結果により来期からのJ1昇格は一足先に決めていたものの、今節の1-1という結果をもって勝ち点を1積み上げ、その結果2017年の成績を首位で終えることが決定した。つまり優勝である。優勝オメデトウ。

セレモニーで披露された"ビールかけ"

ホームスタジアムで優勝が決まったこともあり、試合後には盛大なセレモニーが行われ、悪天候にも関わらず詰めかけた8780名の観客の前でシャーレが掲げられた。その様子はSNS等で逐一チェックしていたのだが、通常のJリーグクラブの優勝セレモニーと異なる、印象に残る場面が撮影されていた。それが、ビールかけである。

優勝チームのビールかけと言えば、とにもかくにもプロ野球チームのものが思い浮かぶ。ビールかけが始まったのは、キリンビールのサイトにあるコラムが主張するに、1959年南海ホークスの優勝で会場に用意していたキリンビールがかけられたのが日本初だという。チームに在籍していた米プロ野球経験者が現地のシャンパンかけ合いを真似して即席に行ったらしいが、これがその後も日本プロ野球の文化として定着していくのである。現在では優勝が決まりそうなプロ野球チームがあると、ビールかけ用のビールが一緒に試合の行われる会場まで転々と移動していく。

サッカーチームによるビールかけの例もある

欧州のサッカーチームの場合、他のチームスポーツと同じように優勝後シャンパンのかけ合いを行うことも多く、欧州サッカーを手本として輸入・吸収してきた日本のJリーグでも、優勝後にわざわざ用意したシャンパンをかけ合って祝福をすることが多い。炭酸が入っている酒であれば別に大量に手に入り易いビールでも良い筈なのであるが、なんとなくサッカー界に蔓延する、"野球とは違うんだぞ"感のためか、ビールかけによるセレモニーは避けられている感がある。これがなでしこリーグのチームの場合、そういった意地が存在しないため普通にビールかけが行われたりするので面白い。

ただ、欧州サッカーチームでビールかけが全く行われないわけではない。最近放映が多くなってきたブンデスリーガのチームでは、優勝セレモニーで現地醸造のビールをかけあうこともある。サッカーに詳しい人間であれば、常勝チームであるバイエルンミュンヘンのセレモニーでグァルディオラ監督が頭からかけられていたり、リベリーが飲酒NGであるイスラム教徒であるのに関わらずビールをかけられて激怒していた場面など思い浮かぶかもしれない。欧州にまねぶにしても、ビールかけがサッカーに全くそぐわないというわけでは決してないのだ。

日本サッカークラブチームによるシャンパンかけの翻案

優勝セレモニーでシャンパンかけの絵面を見せたいけれども、シャンパンが手に入りにくいという状況を解決するため、日本のサッカーチームではシャンパンの代わりに様々なものをかけあった前例があるという。

愛媛県にあるJリーグクラブ(現在はJ2)愛媛FCでは、2005年JFLで優勝を経験しJ2への昇格が決定した際に、愛媛名物であるポンジュースをかけあって祝福を行ったという。もはや炭酸すら入っていないのでどういう絵面になるのか計り知れないが、シャンパンかけの翻案というよりむしろ、NFLゲータレードシャワーを翻案したものなのかもしれない。

群馬県にあるJリーグクラブ(現在はJ2)ザスパクサツ群馬は、サポーターが草津温泉の湯もみの動作で応援したりととにかく温泉に縁が深いクラブであるが、2004年のJリーグ昇格決定時を始めとして祝い事があった際には、湯かけを行うらしい。もうこの湯かけレベルになってくると、シャンパンかけの翻案というよりは日本伝統の湯立神楽の延長として民俗学的研究対象とした方がよろしいのかもしれない。

湘南ベルマーレオフィシャルビールによるビールかけ

このように、財政的に大型クラブとは言い難い地域密着型のJリーグクラブでは、シャンパンを手配出来ない代わりに地域の特色をアピールする液体をかけあって祝福をする傾向が出てきている。むしろ、クラブマスコットにこれでもかと地域の意匠が盛り込まれるのと同様に、祝福セレモニーの際にかけ合う液体についても地域のアピールは欠かすことは出来ない、と変なハードルが設定されているようにも感じる。J1とJ2以下では雰囲気がまるで別のスポーツリーグであると感じるのも、こういったところが原因か。

そして、冒頭で紹介した湘南ベルマーレのセレモニーに戻る。このセレモニーで用意されていたビールは、厚木市の地ビールメーカーサンクトガーレンが製造する湘南ベルマーレのオフィシャルビールであったのだ。地域の特色をアピールする液体として、湘南で栽培がされているオレンジの品種、湘南ゴールドを使用したベルマーレビールはまさにうってつけであったに違いない。

ベルマーレビールの"中身"と思われる"湘南ゴールド"

 

ただのタイアップ商品というわけではなく、湘南の試合があるとスタジアムに屋台が出ていて注文することが出来る。"中身"ビールの"湘南ゴールド"は夏期限定販売であり既に手に入れにくくなっているが、ビールかけで使われていたもう1本のビールが"感謝の一升瓶ビール"。こちらは賞味期限が短め(30日間)なので贈答用には直前注文が必要だが、通年で販売している。

一升瓶に入ったビール

 

ということで、湘南ベルマーレJ2優勝ビールかけの何に吃驚したかというと、地域の特色も出しつつシャンパンかけのような絵面を出しつつ手に入り易さも解決するという方法として、地ビールを採用していたというのが妙案だと感じたからだ。

まあ、一介のビールファンとしては、今回ビールかけに使われたビールの税金がかけられた後の市場小売価格も知っているため、思わず反射的に「勿体ない!」と言ってしまいそうになったことも付け加えておく。プロ野球チームのビールかけを、第三のビール片手にテレビで見る野球ファンの気持ちが少し分かったような。

横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ ビールの感想(後編)

10月の3連休に八景島で行われた、横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ。後編ではビアフェスとしてこのイベントがどうであったかレポートしよう。

前編(イベント概観&フード編)はこちら

hadanon.hatenablog.com

ビールはチケット制。前売券がお得

ビールの代金については既に書いたとおりチケット制で、当日会場での購入は5枚綴り1750円(1枚350円)であった。1チケットがビール1杯(200mlくらい?)に対応しているので、こういったビアフェスでの相場としては平均的かあるいは少し安めである。それに加えてコンビニ等のチケットサービスで購入できる前売券が存在し、10枚綴りが3000円(1枚300円)となりお得感がある。

今回は前売券をあらかじめ購入し、現地窓口で10枚綴りチケット&スタンプ台紙2枚と交換した。10枚綴りといっても実際はシール台紙に10枚のシールが貼付されたもので、購入の度に売り子さんに渡して1枚ずつ剥がしてもらう仕様となっている。出店ブルワーが大手のアサヒビールを加えて13ブルワーあり、各ブルワーのビールを注文する毎にスタンプが獲得できる。スタンプが5個貯まるとお土産抽選に参加できる仕組みなので、出来るだけ被らないように各ブルワーのビールを飲んだ方が得である。そういった仕様により13ブルワーの中からどの10ブルワーを選ぶか、さらに選んだブルワーのどの1杯を選ぶかについてジレンマを抱えるイベントであった。相場以下とはいえ、チケットの追加購入はやや割高になってしまうためである。10枚購入者のための追加ディスカウントチケットとかあったら気の済むまでおかわりをした可能性もあるので、ほど良いリミッターになったのかもしれないが。

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中国四国地方ブルワーの多い面子は、つまり吉備土手下麦酒繋がり?

横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタの開催概要について書いたエントリで、列挙した参加ブルワーが何故か中国四国地方に偏っていることに疑問を感じていた。これについては、おそらくイベントの中心的な実行者となったであろう地元ブルワー2社の内の、横濱金沢ブリュワリーからの繋がりなのかもしれない。横濱金沢ブリュワリーは醸造の開始に当たって高円寺麦酒工房の元に学びに出たという。そして高円寺麦酒工房は、岡山の吉備土手下麦酒に学んで工房をオープンした。吉備土手下麦酒が開業支援をしたブルワーが今回の出店者のほとんどを占めていたので、出店者が中国四国地方に偏った理由は、吉備土手下麦酒フォロワー大集合イベントという側面があったからではないだろうか。次回以降あれば、やはり似た面子になる可能性が高いだろう。

印象に残ったビール

10ブルワーの10ビールを試して、特に印象に残ったものを紹介しよう。

ウェラワン クラフトエールスター

ウェラワンは日本の大手ビール・ウィスキー会社のOB達を集めて製品造りをしている会社であるらしい。けやき広場やビアフェス東京などにも出店しており、既にどこかで出会ったことがあるビールファンも多いだろう。今回のフェスの自己紹介文はこのような感じ。

ウェラワン製品はすべて、日本の大手ビール・ウィスキー会社のOB達が、長年日本で培った技術と経験からくるひらめきで、日本人の口に合うように開発製造を東南アジアの醸造所で行っています。

話の流れ的に、そこは日本国内製造じゃないんかい!と突っ込みたくなる。けれども国外製造であることは指摘されないと気付かない程度には日本人向けの味であった。今回飲んだビールの中では、唯一のボトルビール。Alc.12%のバーレイワイン。

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直営通販で缶セットが買える

 

Awa新町川ブリュワリー 新町川すだちハニー

徳島名物すだちハニーである。フルーツビールは各地の醸造所が地元特産物を使って挑戦し、その醸造所の看板となることも多いのだが、ビールファンにとっては大体事前の想像通りの味であることが多い。このビールもベルジャンスタイルに、少しすだちの柑橘系の香りがするビールなのかと予想して飲んでみたが、あまりのハニー分(飲み易さ)の高さに予想を裏切られる感じであった。すだちハニーが9のビールが1くらいの割り切りであるが、意表を突くというか、フルーツビールの可能性を拡げるという点では良いのではないかと感じた。

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南横浜ビール研究所 横浜市大アンバーエール(仮)

地元ブルワー2社のうちの、横濱金沢ブリュワリーでない方である。テントは2社が並んで配置されていた(写真左側)。

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2016年4月の創業と新しいブルワーである。アンバーエールは横浜市金沢区にある横浜市立大学の学生と共同開発し木原研究所栽培大麦を使ったビールの、第2段であるそうだ。

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凄く気になった点…横浜市立大学と同大の木原研究所と言えば、サンクトガーレンが今年発売したミカモゴールデン使用の『KORNMUTTER 麦畑の精霊』が思い浮かぶ。おそらくWEB上で「横浜市大 ビール」とかで検索すると9割方このコルンムッターの情報が出てくるだろう。

そこで売り子をされていた方にコルンムッターとの関係をうかがってみたら、「それより美味いです」という簡潔な回答が返ってきた(笑)。にわかにこのブルワーを応援したくなったのであった。

スタンプ抽選会でお土産を獲得

17:00になると、ステージにてお土産の抽選会が始まった。会場アナウンスでも言及していたが、わざわざ別ブルワーのビールを5杯以上も飲む客はそうそう居ないため、非常に競争率の低いガバガバな抽選になっていたようだ。こちとら前売チケットのおかげで10杯、つまり5杯で完成するスタンプ台紙2口も応募をしていたため、順当にお土産にも当選してしまった。

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当選したのは、金沢区のシャーロンという洋菓子店のスモールポテトパイ。同店の名物らしく、控えめな甘さとお値段、そして日持ちの良さなどちょっとしたお土産にうってつけな洋菓子であった。

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そういった嬉しい出来事もあったため、総合的にみてこのイベントは非常に愉しめたのでした。何より、横浜でも横須賀でもない金沢区特有の個性のようなものを発見できたのが、収穫であったと言えるのではないかな。

横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ イベント感想(前編)

10月の3連休に八景島シーパラダイスのアクアミュージアム前広場で開催された、横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ。同じ横浜市(と言っても、八景島はほとんど横須賀市のような位置であるけど)の赤レンガ倉庫では毎年恒例のオクトーバーフェストが開催されている時期だというのに、あえて新規にビアフェスを企画して集客を目論もうというのであるから、全く無謀勇敢である。そんな勇敢さと、あらかじめ主催者によって発表されていた参加ブルワー顔ぶれのレア感に誘われて、クラフトビールイベントのためだけに八景島に足を運んできた。

会場へのアクセスで遠回り

イベント会場のある八景島には、最終的に徒歩で上陸をする必要があると考えた(ビールイベントなので、車は使えない!)。ところがイベントのホームページや、八景島シーパラダイスのホームページでアクセスについて調べてみても、八景島駅までの行き方はあれどそこからどのように上陸するか、徒歩で何分くらいかかるのかなどについて書かれていない。そしてGoogle Mapsで見るかぎり、八景島駅で降りてしまうと目の前は海。鉄道駅からの最短距離を探すならば、金沢シーサイドラインの市大医学部駅から延々と歩いて島の真北から上陸する必要があるのだと結論付けた。

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結論としては、その結論は全くの間違いであった(笑)。Google Maps八景島駅方面から伸びる半島を拡大すると、薄い灰色で海の上に4本線が。橋が繋がっていて、その上を渡れるようになっている。

何故真北方面からの橋が太い線になっていて、八景島駅目の前の橋が拡大しないと出てこない線になっているのか分からないが、Google様のおかげで会場まで遠回りをする羽目になった。疲れた。早くビールが飲みたい!

イベント会場とステージの様子

イベントは入場料のかからない、アクアミュージアム前広場にて行われていた。広場中央にテーブルがあって、その両脇を連結した販売テントが囲むレイアウト。

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さらにその奥側にはステージが用意されており、アイドルやシンガー達が絶えず持ち歌を披露している。

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今回初開催のイベントなのに人出が沢山あるのは、シーパラダイス自体の集客力によるものが大きいだろう。年間パスポートやシニア料金などがあるおかげか、あまりビアフェスで見ない客層もあって新鮮だった。

地元グルメを堪能

クラフトビールandグルメフェスタというイベント名称のとおり、出店者は全国のクラフトビールブルワーと、地元グルメを中心とした屋台である。

フードは是非金沢区らしいものを見つけて食べようと思ってブラブラ歩いていたのだが、魚の練り物に昆布入りタルタルソースをかけて挟んだハンバーガーを発見。昆布は金沢文庫なだけに、文庫のコンブとして売り出しているらしい。

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主役となる海産物だけでなく、野菜やバンズも含めてクオリティが高く美味しかった。値段も500円と手頃だし、是非ご当地バーガーに昇格してもらいたい。

その他の地元っぽいグルメ。ビールのイベントらしく焼き鳥の屋台が出ており、食欲をそそる煙の臭いを発していた。そのラインナップの中に横浜金沢野島産海苔佃煮を使用した鶏もも串を発見。

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実際グルメにとってはちょっとした味付け程度であるが、こうして出店者が横浜金沢名物の名前を露出して宣伝することで、「横浜にも意外に名物があるんだ」とイベント参加者に認知してもらえる機会となるのだ。

地元グルメという点から言えば、このイベントに参加した結果シャーロンのスモールポテトパイも食べることが出来たのだが、それについては後編で、ビール部分のレポートとともに詳述しよう。

神奈川10月ビアフェスの伏兵?横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ

オクトーバーフェストの開催が増えてきた。特に10月7日(土)からの3連休は、各地のビアフェス開催が被るのでしっかりと計画を立てて、取捨選択をしないといけない。そんな話を前回オクトーバーフェストKAMAKURAの紹介をしつつ書いた。

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横浜八景島で行われるクラフトビールandグルメフェスタ

前回エントリの話の流れは、ドイツバイエルン州の本家オクトーバーフェストローカライズしたドイツビールのイベントを楽しみたいのならば横浜赤レンガ倉庫に行くべきだし、赤レンガ倉庫で出店している横浜ビールとサンクトガーレン以外の神奈川クラフトビール(湘南ビールの熊澤酒造以外)を求めるならば鎌倉のイベント。熊澤酒造を求めるならば茅ヶ崎市にある同酒蔵の併設レストランに行くべしという話であった。

ところが今年2017年は、調べてみると意外なビアフェスの伏兵がやはり3連休に開催予定であるようだ。それが横浜八景島で3日間行われる、横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ。その伏兵具合たるや、神奈川のビールに別に興味を持っていないビールファンであっても、他のイベントを差し置いて参加したくなってしまうような出店者の顔ぶれなのだ。

開催概要や価格設定など

イベントの基本的な情報についてまとめてみよう。開催場所は横浜八景島シーパラダイスのアクアミュージアム前広場。シーパラダイスの各アトラクションを楽しむには入場料が必要だが、広場までであればとりあえず無料である。開催日程は10月7日(土)・10月8日(日)・10月9日(月・祝)で、土日は11:00〜21:00まで。月曜日は11:00〜17:00。

ビールについてはチケット制で、1杯200mlがチケット1枚350円に対応する(5枚単位から買える)。前売りチケット10枚つづりは3000円なので、クラフトビールが1杯300円から飲めてしまうというフトコロにも優しいイベントだ(同じ横浜の赤レンガ倉庫の1杯で何杯飲めるかっちゅう話ですよ)。

ビールと並んでイベント名称となっているグルメは、主に横浜市金沢区の店舗が参加している。ご当地グルメ的な軽い食事から、完全な飲み屋料理まで。その他復興支援で10月8日には被災地の秋刀魚が出るらしい。グルメの方の支払いは現金。

マイクロブルワーが多い出店者

クラフトビールの出店者だけれども、以下の名前が並んでいる。

ひゃあ!ほとんど知らない名前。それもそのはず、呼んできているのはほとんど醸造所のある地元にしか出していないであろうマイクロブルワーばかりだからである。妙に中国四国地方に偏っているのが引っかかるが、こんな一期一会なラインナップ、麦汁ならぬ脳汁が出るでしょ。

その他大手ビールメーカーではアサヒビールが飲めるようである。それにしても、普通のビールイベントではない。やはりオクトーバーフェストが同時多発的に開催される日程だからこそ、こういったニッチなニーズに応えるイベントも発生してくるわけだ。

ちなみにこのイベント、横浜市金沢区の区制70周年記念プレイベントと位置づけられているみたい。是非メモリアルイヤー関係無しに毎年企画して欲しいものです。

追記:行ってきたレポ書いた

その後、実際に行ってきたわけだ。秀逸なる前後編レポート!

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鎌倉市のオクトーバーフェストKAMAKURA 10月7日・8日に開催

それにしても日本全国、様々な場所でオクトーバーフェストが開催されるようになったものだ。

横浜赤レンガ倉庫オクトーバーフェストは今年16回目

神奈川県で一番有名なオクトーバーフェストと言えば、やはり横浜赤レンガ倉庫オクトーバーフェストで、2017年は9月29日(金)〜10月15日(日)の17日間ずっとドイツビールの祭典が続く。同会場でゴールデンウィーク中に行うフリューリングスフェストと同じく、ドイツバイエルン州のビール銘柄を勢揃いさせて、その他地元の横浜ビールや神奈川県最大手のサンクトガーレンなども出店するイベントである。今年の開催は既に16回目であるらしく、神奈川県民がオクトーバーフェストと聞くと大体赤レンガ倉庫のものを最初に思い浮かべるほど浸透している。ドイツ音楽楽団によるステージもあり、本来のオクトーバーフェストに近付けようという努力がかろうじて見て取れる。

鎌倉市にもオクトーバーフェスト。今年で6回目

一方、バイエルン州の特定のお祭りではない、一般名詞としてのオクトーバーフェストも各所で勝手開催されている(3年前、2014年の県内開催状況をまとめた記事はこちら)。クラフトビールのメーカーが自社レストランで行う祭をオクトーバーフェストと称していたり(湘南ビールの熊澤酒造など)、自治体や街が観光イベントとしてビールメーカーを呼んでオクトーバーフェストの体にしていたり。

後者のタイプとして、今年6回目の開催を迎えるのが鎌倉市のオクトーバーフェストKAMAKURAだ。6回目というとやや新し目のイベントに聞こえるが、オクトーバーフェストが雨後の筍のように増えて各イベントで出店者や客の取り合いになってしまった結果、中止となってしまったケースが多いので、6回もイベントが続いているというのは貴重なベテランイベントなのである。

開催概要と出店ビール

開催概要。まず日程については全国オクトーバーフェストのメッカ的な日程である、10月7日(土)と10月8日(日)。7日は12:00〜20:00で、8日は11:00〜19:00となっている。場所は鎌倉市役所の駐車場。鎌倉商工会議所青年部主催なので、堂々と自治体バックアップのあるイベントなのだ。入場料は無料で、ビールの購入はチケット制1枚400円(昨年は350円だったけれど、それはまあ)。フードは現金購入となる。

出店ビール銘柄だけれども、地元の鎌倉ビール出店は勿論、神奈川県のクラフトビール銘柄が程よく揃っている。そして震災の復興支援も兼ねて、東北や西日本のビールも招待されている。

  • サントリー
  • 鎌倉ビール
  • 箱根ビール
  • 厚木ビール
  • さがみビール
  • いわて蔵ビール
  • 松島ビール
  • 猪苗代地ビール
  • 萩ビール
  • 不知火浪漫麦酒

この復興支援で呼んでいる銘柄が、あまり県内では見ないものもあったりしてこのイベントの特色となっている。赤レンガ倉庫のオクトーバーフェストに県内から出店しているのが横浜ビールとサンクトガーレンだけという状況に異議を申し立てたい県民などは、裏番組的なこちらのイベントに行って、ついでに東北と西日本の未知のビールとの出会いを期待するというのもよいだろう。地元支援&復興支援。

よなよなエールリニューアル 新旧の味を飲み比べてみた

日本のクラフトビール界でシェア的に圧倒している、長野県軽井沢に本社があるヤッホーブルーイング。1996年に星野リゾートの現社長である星野佳路氏が米国で飲んだエールに感銘を受けて設立した会社で、翌1997年より醸造・販売を始め今年で販売商品は20周年を迎えるという。そしてそれに伴い、同社の主力商品としていまやコンビニの棚を占拠するまでにポピュラーとなったよなよなエールの、パッケージと味をリニューアルすることとなったらしい。

よなよなエールは現在新旧の味が混合状態

飲食店向けに樽で販売するよなよなエールについては、新味への切り替えが同社直営店を嚆矢として9月11日から行われている。また缶のよなよなエールについては、同社直営通販サイトから先行販売分が9月8日より注文者の手許に発送されたほか、9月11日より成城石井で独占先行販売が開始され、その他の酒販店やコンビニ等では10月中旬頃までに新味と旧味の全面的な切り替えが予定されているという。

ちなみに同社通販は9月27日より新味に切り替え済み

 

旧味は10月中旬までにまとめ買いで確保の必要があるかも(※リンク先も予期せず切り替えの可能性あり)

 

つまり、新旧缶のよなよなエールを買ってきて、飲み比べ的なことを行うチャンスはまさに今だけである。飲み比べてみたエントリをブロガーに書かせてやろうという同社の広告戦略にすっぽり嵌まっているような気がするが、新味に全て切り替わって旧味を思い出せなくなってしまうことがないように、しっかりとそれぞれの感想を残しておこうと思う。

新旧よなよなエールパッケージの変更

混合状態であるならば、何気なく手に取ったよなよなエールの缶が新味なのか旧味なのか判断するのが難しいだろう。厄介なことに、新旧パッケージにはほとんど差が無いときた。そこで相違点を2者並べた写真で解説しよう。まずは表面。

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左が新味、右が旧味のパッケージである。新味の方が月の色が薄く見えるのだが、これは印刷上の誤差なのか、そこは判断がつかない。だが一点確実な相違点となっているのが、新味は下部の説明文がクラフトビールとなっており、旧味は香りのエールビールとなっている。よなよなエールがコンビニに並ぶようになるまではただのビールと思って手に取った客が大手メーカービールにない香りにビックリしないように、香りのエールビールという説明文を入れたかったのではないだろうか。一方クラフトビールがメジャーとなった現状では、コンビニのような一般販路に並んでいるということで大手メーカーの企画ビールと思われてしまわないように、クラフトビールであることを強調したいのかもしれない。続いて裏面。

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同じく左が新味、右が旧味である。旧味の方はポエミーで若干上から目線の指示書きが書いてある。それが新味になって、裏面も月を浮かべたデザインに変わり説明文が読みにくくなった。やっぱり文面はポエミーだが、客があえて読もうと思わなければ気付かれないだろう。

新味と旧味の比較。これは賛否が明白に分かれそう。

それじゃあ中身についても比較をしてみよう。果たして味の変化に気付けるのかどうかの腕試しも兼ねて、あえて新味の方から飲むことに。

これは、全然旧味と違う。大リニューアルだ。旧よなよなエールと比べて香りがスパイシーになって、味の余韻はスッキリではなくチーズのような残り方がする。ブラックペッパーが入ったおつまみ用のダイスチーズみたいな印象だ。少々玄人向けのビールになったのではないかと思う。委託醸造を行っているのはキリンビールである筈なのに、大手メーカービールで喩えるならばそこはかとないサッポロ臭がする。

一缶飲みきってから、旧味の方にも手を付ける。これは飲み慣れたよなよなエール。香りがとても立って、すんなりと最後まで同じ印象で飲める。よなよなエールが一般人をクラフトビールの道へと引きずり込むことができたのは、この分かり易さがあってこそのものだと思うのだ。クラフトビール好きにも悪くない印象を与えるし、ライトな酒飲みにも香りの良いチューハイのような感覚で受け容れられる。この味がもうなくなってしまうのはひたすらに惜しい。

ということで、今回の変更は賛否が人によって著しく分かれそう。と締めつつも個人的な心情としては旧味の方を持ちたい。旧味はクラフトビール入門者に凄く勧め易く、「とりあえずよなよなエールコンビニで買って飲んどけ」と考えなしに言えたのだけれども、これからどうしようか、といった新たな悩みも抱えることとなった。