秦野でSEOなどしつつ神奈川県ネタブログ

秦野市でSEOしつつ、神奈川県ご当地ネタ・地域情報を書くブログ。湘南・小田急線・グルメ・温泉がマイブーム。

横浜駅FOOD&TIME内クラフトビール Antenna Americaを見に行ってきたなど

年中どこかしらが工事中という噂のある横浜駅。そんな横浜駅相鉄線)の駅ビル横浜ジョイナスもまた、地階を改装のためここしばらく工事中であったという。そのような情報、普段横浜駅などを全く利用しない田舎者は知るよしもないのだが、3月20日にFOOD&TIMEという名称でリニューアルオープンする地下食品街にアメリカのクラフトビールのインポーター、ナガノトレーディングのショールームテイスティングスペースがオープンするというニュースを耳にして、ついでではあるが知ることになった。横浜駅、行くのは何年ぶりだろう?その日は気温が真冬みたいに低かったのだが、クラフトビールに引かれた善光寺参りのつもりで重い腰を上げて見に行ってきた。

ジョイナス地下街はべらぼうに広い

まず新装オープンした地下食品街のFOOD&TIMEにたどり着かないといけない。横浜駅へは相鉄線で向かったため、相鉄の改札からエスカレーターで下に下りて地下街を目指すことになる。たしか先頭車両に乗っておけば、目の前に大きな改札があってそこを下るとジョイナスであったはず。

地下1階まで下りてみて、ジョイナス地下街の広さに愕然とする。地上部分の分かり易く長方形型の形状と異なり、地下街部分は複数の図形がくっついたような形状をしている。丁度横浜高島屋の地下1階をぐるりと取り囲む通路もジョイナスの扱いになり、最早地図を眺めてもどちらに向かえば良いのか簡単には把握できないような形状だ。

結局、FOOD&TIMEに向かうためにはエスカレーターを下りたところから東通りと呼ばれる通路を反対側の端まで歩いて、一度ジョイナス部分を抜けて連絡通路を通過しなければならないということが分かった。

f:id:hadanon:20180325223202j:plain

明らかに商業施設外っぽいところに一度出ないとFOOD&TIMEには行けない。

Tap数10とボトルビール、それにフードもあり

FOOD&TIMEの中はなかなか混雑していた。基本的に地下食品街の括りから出ないもので、各店舗が小さいブースを構えてお惣菜や軽食などを販売している。ただ購入したものを拡げて食べるスペースが広めに取られており、丁度商業モールのフードコートのような感覚で利用することも出来る。

そして、目当てのクラフトビールショップ、Antenna Americaもブースの1つとして入っていた。ドラフトビールやフードなどを注文できるカウンター部と奥の冷蔵ケース部分に分かれていて、ブース内に10席くらい座る場所もあるのでイートインが出来る。

f:id:hadanon:20180325224040j:plain

ドラフトビールはパイントサイズのみで大体1000円〜の価格。ラインナップは基本的に輸入会社直営のお店なので、他のどこのお店でも全く見たことのないビールというものは出していない。

f:id:hadanon:20180325225207j:plain

このお店のオープンを告げるニュース記事の宣材写真にはFOOD&TIME共有の広いテーブルスペースが使われていたため、実際に赴いてみると店舗部分の規模の小ささに少しガッカリするところはあった。今回の私みたいに、このお店自体を目的に横浜に行くというようなケースでは満足度が低い。それでも横浜駅から雨に濡れず行ける直結のクラフトビール屋ということで、駅で時間を潰す場合などに手軽に使えるのは便利なのではないかと思った。そしてビールに合わせるフードとして、目の前に無限のお惣菜コーナーが広がっているのが特に大きな強みではないかな。

サンクトガーレンの2018年版チョコレートビール 杏仁チョコレートスタウト

ええ、例年の如くレビューしますとも。厚木市にある地ビールメーカーのサンクトガーレンが毎年リリースする、バレンタイン商戦用チョコビール4種。その内の1種類は必ず新フレーバーとなっていて、多少のネタ切れ/無理筋感は出てきているものの、企画ものとしての面白さ以外にもビールのフレーバーの新しい可能性を示してくれるので、純粋なビール好きとして目が離せないのです。その本年版が杏仁チョコレートスタウトで、1月11日より発売が開始され早速酒販店の店頭に並べられている。販売に特に力を入れている店では、同社社長が登場する謎漫画がコーナーに掲げられている筈だ。そういったお店では売場の温度なども適切に管理されていたりするので、安心して購入に踏み切ろう。

バレンタインビールの4種ラインナップ

同社のバレンタインビールについて、おさらいをしてみよう。前提として、チョコレートビールと銘打っているものの原料にカカオなど本来のチョコレートを構成するものは使用しておらず、モルトをローストした際の香りでチョコレートの疑似体験を作り出している。この疑似体験を一番享受できるものがインペリアルチョコレートスタウトなので、サンクトガーレンのチョコレートビールを全く飲んだことがないという人はまずこれを体験してみて欲しい。

4種の内の1種、スイートバニラスタウトについては通年販売を行っている。同社のオクトーバーフェストなどイベント出店においても見かけることが多いビールなので、4種類の内どうしても1種類外して購入したい事情(予算とか)がある場合には、この通年販売のビールを外すのが良いだろう。

実際スイートバニラ以外3種類のセットも公式通販にある

 

オレンジチョコレートスタウトはバレンタイン4種ビールのレギュラーとなっているフレーバー。神奈川県足柄産のオレンジを加えて香り付けをしており、夏期限定販売の湘南ゴールドを先取りするような神奈川ご当地ビールだ。

2018年の杏仁チョコレートスタウト感想

そして杏仁チョコレートスタウトである。フレーバーに正真正銘の杏仁(杏の種の中の白い部分)を使用しており、またいわゆる杏仁豆腐に近いミルキーな感じを出すために乳糖を加えているという。

それでは飲んでみた感想。うん、サンクトガーレンのバレンタインビールの4種類目はこのところイマイチな感じのものが多かったけれども、今年の杏仁フレーバーはハズレではないと思う。

f:id:hadanon:20180126100824j:plain

瓶口ラベルに描いてあるWHOに怒られそうなパンダは、昨年話題になった厚木市のとなり海老名市の有鹿神社パンダ宮司に便乗しているの?と気になるが、贈答品としてのインパクトが感じられて良いだろう。

味の方では、杏仁の甘い香りと対照的な口当たりの甘くなさによって、チョコレート疑似体験の部分が引き立てられている。そうそうこういうのが良いのよ。杏仁豆腐を思って飲むと肩すかしもあるかもしれないが、フレーバービールとしては本来の味を邪魔しない好反応を起こしている。まあ、2杯目3杯目にはやっぱり本物のインペリアルチョコレートスタウトが欲しくなってくるので、単体のビールとして成功しているのかどうかは分かりません。

チョコレートっぽい香りと苦味を愉しむビールなので、チョコレート好きの甘党の人に贈って喜ばれるものではないと思うけれども、クラフトビール好きには概ね受け容れられるはず。"杏仁"とついているけれどもフルーツビールではない。メキシコあたりのビールから、「香りのこの辺がコーンなのかな?」とか穿って飲むタイプのビールファンにだけ超オススメ(狭い)。

29BYの新酒 吉川醸造「にごり酒」を呑む

伊勢原市にある唯一の日本酒蔵といえば、同市神戸にある吉川醸造である。菊勇という銘柄が有名で、伊勢原市内ではこの菊勇と書かれた看板を良く目にする。ちなみに菊勇の読み方は"きくゆう"で、山形県酒田市にある菊勇株式会社の日本酒"きくいさみ"との関係は無い。ついでながら酒蔵さんの名前も"きっかわじょうぞう"である。結構長い間、この読み方を間違えて覚えていた。

吉川醸造の特徴と、お酒のラインナップ

吉川醸造の酒造りの特徴として、蓋麹法が全グレードの日本酒の麹作りに使われているというものがあるらしい。蓋麹法は在来法とも呼ばれる古くからの麹の作り方で、麹蓋と呼ばれる容器に一升くらいに小分けした麹米を入れて麹菌を繁殖させていく方法である。小分けされているため菌の繁殖具合を見て麹室内での位置を変えたりして、品質を均等に保てるが、その分作業に手間や人員が必要になる。現在では容器をより大きくした箱麹法や、麹作り自体を機械に任せてしまう機械製麹法などが日本酒造りで使われることが多いが、吟醸酒などの高グレードの日本酒の麹作りにはやはり蓋麹法が採用されているらしい。吉川醸造では一度は麹作りを機械化したが、こだわりのため戻したということ。

お酒のラインナップは、菊勇の佳饌・上饌などの普通酒にそれぞれ甘口・辛口がある。そして純米酒の「相模大山」、本醸造と原酒で「大山の宿」という銘柄もある。そして大吟醸の「杜氏のよろこび」など。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

相模大山 純米酒 1,800ml
価格:2202円(税込、送料別) (2017/12/7時点)


 

吉川醸造にごり酒」29BYの感想

11月後半より伊勢原市内の酒販店には、吉川醸造の29BYの酒が並び始めた。まず第一弾として、「にごり酒」と「生酒」の2つのラインナップが出ている。ちなみにホームページによると吟醸酒吟醸純米酒は12月10日以降に出荷するらしい。

にごり酒」と「生酒」どちらもアル添。折角下位グレードの酒にまでこだわりの麹を使っているのだから、アル添せずに出荷すれば良いのに…とアル添苦手な私などは思ってしまうのだが、アル添の恩恵か「にごり酒」などは四合瓶で750円くらいで買えてしまう。さらに300mlの瓶にいたっては300円台。近隣の酒蔵でも一番早い29BYであったし、迷わず手を出してしまう。

f:id:hadanon:20171207215731j:plain

それでは味はどうか。確かに添加されたアルコールが上澄みの多くを占めているような気がするが、いやらしい味はしない。アル添容認派がよく、味を落ち着かせるためにわざとアル添している蔵もあると主張しているが(十中八九それはアル添蔵の片棒担がされている)、経済的理由以外にそういった役割も持ったアル添なのかもしれない。

口当たりとにかく鮮烈で、ブルーチーズの香りのようだ。甘ったるさが無いので、本当にチーズを楽しむように楽しめてしまうと思う。それでいて呑み込んでいくと発酵前の米の面影がとてもあり、新酒のよろこびを感じられる製品としてはこの上ない。

恒例のお約束であるが、最後の残りを熱燗にしてみる。うん、熱燗になると甘くない甘酒のようになってしまい、日本酒を呑んでいる感がなくなってくる。

この酒は日本酒だろうが洋酒だろうが酒の種類を問わないちゃんぽん呑みをする際の、1本目として是非呑みたいところ。忘年会や新年会の1本として是非どうだろうか。

湘南ベルマーレJ2優勝で見られたビールかけに吃驚

10月29日(土)にShonan BMWスタジアム平塚で行われた、J2第39節湘南ベルマーレファジアーノ岡山戦。J2の首位を走る湘南は、前日に行われたアビスパ福岡東京ヴェルディの結果により来期からのJ1昇格は一足先に決めていたものの、今節の1-1という結果をもって勝ち点を1積み上げ、その結果2017年の成績を首位で終えることが決定した。つまり優勝である。優勝オメデトウ。

セレモニーで披露された"ビールかけ"

ホームスタジアムで優勝が決まったこともあり、試合後には盛大なセレモニーが行われ、悪天候にも関わらず詰めかけた8780名の観客の前でシャーレが掲げられた。その様子はSNS等で逐一チェックしていたのだが、通常のJリーグクラブの優勝セレモニーと異なる、印象に残る場面が撮影されていた。それが、ビールかけである。

優勝チームのビールかけと言えば、とにもかくにもプロ野球チームのものが思い浮かぶ。ビールかけが始まったのは、キリンビールのサイトにあるコラムが主張するに、1959年南海ホークスの優勝で会場に用意していたキリンビールがかけられたのが日本初だという。チームに在籍していた米プロ野球経験者が現地のシャンパンかけ合いを真似して即席に行ったらしいが、これがその後も日本プロ野球の文化として定着していくのである。現在では優勝が決まりそうなプロ野球チームがあると、ビールかけ用のビールが一緒に試合の行われる会場まで転々と移動していく。

サッカーチームによるビールかけの例もある

欧州のサッカーチームの場合、他のチームスポーツと同じように優勝後シャンパンのかけ合いを行うことも多く、欧州サッカーを手本として輸入・吸収してきた日本のJリーグでも、優勝後にわざわざ用意したシャンパンをかけ合って祝福をすることが多い。炭酸が入っている酒であれば別に大量に手に入り易いビールでも良い筈なのであるが、なんとなくサッカー界に蔓延する、"野球とは違うんだぞ"感のためか、ビールかけによるセレモニーは避けられている感がある。これがなでしこリーグのチームの場合、そういった意地が存在しないため普通にビールかけが行われたりするので面白い。

ただ、欧州サッカーチームでビールかけが全く行われないわけではない。最近放映が多くなってきたブンデスリーガのチームでは、優勝セレモニーで現地醸造のビールをかけあうこともある。サッカーに詳しい人間であれば、常勝チームであるバイエルンミュンヘンのセレモニーでグァルディオラ監督が頭からかけられていたり、リベリーが飲酒NGであるイスラム教徒であるのに関わらずビールをかけられて激怒していた場面など思い浮かぶかもしれない。欧州にまねぶにしても、ビールかけがサッカーに全くそぐわないというわけでは決してないのだ。

日本サッカークラブチームによるシャンパンかけの翻案

優勝セレモニーでシャンパンかけの絵面を見せたいけれども、シャンパンが手に入りにくいという状況を解決するため、日本のサッカーチームではシャンパンの代わりに様々なものをかけあった前例があるという。

愛媛県にあるJリーグクラブ(現在はJ2)愛媛FCでは、2005年JFLで優勝を経験しJ2への昇格が決定した際に、愛媛名物であるポンジュースをかけあって祝福を行ったという。もはや炭酸すら入っていないのでどういう絵面になるのか計り知れないが、シャンパンかけの翻案というよりむしろ、NFLゲータレードシャワーを翻案したものなのかもしれない。

群馬県にあるJリーグクラブ(現在はJ2)ザスパクサツ群馬は、サポーターが草津温泉の湯もみの動作で応援したりととにかく温泉に縁が深いクラブであるが、2004年のJリーグ昇格決定時を始めとして祝い事があった際には、湯かけを行うらしい。もうこの湯かけレベルになってくると、シャンパンかけの翻案というよりは日本伝統の湯立神楽の延長として民俗学的研究対象とした方がよろしいのかもしれない。

湘南ベルマーレオフィシャルビールによるビールかけ

このように、財政的に大型クラブとは言い難い地域密着型のJリーグクラブでは、シャンパンを手配出来ない代わりに地域の特色をアピールする液体をかけあって祝福をする傾向が出てきている。むしろ、クラブマスコットにこれでもかと地域の意匠が盛り込まれるのと同様に、祝福セレモニーの際にかけ合う液体についても地域のアピールは欠かすことは出来ない、と変なハードルが設定されているようにも感じる。J1とJ2以下では雰囲気がまるで別のスポーツリーグであると感じるのも、こういったところが原因か。

そして、冒頭で紹介した湘南ベルマーレのセレモニーに戻る。このセレモニーで用意されていたビールは、厚木市の地ビールメーカーサンクトガーレンが製造する湘南ベルマーレのオフィシャルビールであったのだ。地域の特色をアピールする液体として、湘南で栽培がされているオレンジの品種、湘南ゴールドを使用したベルマーレビールはまさにうってつけであったに違いない。

ベルマーレビールの"中身"と思われる"湘南ゴールド"

 

ただのタイアップ商品というわけではなく、湘南の試合があるとスタジアムに屋台が出ていて注文することが出来る。"中身"ビールの"湘南ゴールド"は夏期限定販売であり既に手に入れにくくなっているが、ビールかけで使われていたもう1本のビールが"感謝の一升瓶ビール"。こちらは賞味期限が短め(30日間)なので贈答用には直前注文が必要だが、通年で販売している。

一升瓶に入ったビール

 

ということで、湘南ベルマーレJ2優勝ビールかけの何に吃驚したかというと、地域の特色も出しつつシャンパンかけのような絵面を出しつつ手に入り易さも解決するという方法として、地ビールを採用していたというのが妙案だと感じたからだ。

まあ、一介のビールファンとしては、今回ビールかけに使われたビールの税金がかけられた後の市場小売価格も知っているため、思わず反射的に「勿体ない!」と言ってしまいそうになったことも付け加えておく。プロ野球チームのビールかけを、第三のビール片手にテレビで見る野球ファンの気持ちが少し分かったような。

横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ ビールの感想(後編)

10月の3連休に八景島で行われた、横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ。後編ではビアフェスとしてこのイベントがどうであったかレポートしよう。

前編(イベント概観&フード編)はこちら

hadanon.hatenablog.com

ビールはチケット制。前売券がお得

ビールの代金については既に書いたとおりチケット制で、当日会場での購入は5枚綴り1750円(1枚350円)であった。1チケットがビール1杯(200mlくらい?)に対応しているので、こういったビアフェスでの相場としては平均的かあるいは少し安めである。それに加えてコンビニ等のチケットサービスで購入できる前売券が存在し、10枚綴りが3000円(1枚300円)となりお得感がある。

今回は前売券をあらかじめ購入し、現地窓口で10枚綴りチケット&スタンプ台紙2枚と交換した。10枚綴りといっても実際はシール台紙に10枚のシールが貼付されたもので、購入の度に売り子さんに渡して1枚ずつ剥がしてもらう仕様となっている。出店ブルワーが大手のアサヒビールを加えて13ブルワーあり、各ブルワーのビールを注文する毎にスタンプが獲得できる。スタンプが5個貯まるとお土産抽選に参加できる仕組みなので、出来るだけ被らないように各ブルワーのビールを飲んだ方が得である。そういった仕様により13ブルワーの中からどの10ブルワーを選ぶか、さらに選んだブルワーのどの1杯を選ぶかについてジレンマを抱えるイベントであった。相場以下とはいえ、チケットの追加購入はやや割高になってしまうためである。10枚購入者のための追加ディスカウントチケットとかあったら気の済むまでおかわりをした可能性もあるので、ほど良いリミッターになったのかもしれないが。

f:id:hadanon:20171014092249j:plain

中国四国地方ブルワーの多い面子は、つまり吉備土手下麦酒繋がり?

横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタの開催概要について書いたエントリで、列挙した参加ブルワーが何故か中国四国地方に偏っていることに疑問を感じていた。これについては、おそらくイベントの中心的な実行者となったであろう地元ブルワー2社の内の、横濱金沢ブリュワリーからの繋がりなのかもしれない。横濱金沢ブリュワリーは醸造の開始に当たって高円寺麦酒工房の元に学びに出たという。そして高円寺麦酒工房は、岡山の吉備土手下麦酒に学んで工房をオープンした。吉備土手下麦酒が開業支援をしたブルワーが今回の出店者のほとんどを占めていたので、出店者が中国四国地方に偏った理由は、吉備土手下麦酒フォロワー大集合イベントという側面があったからではないだろうか。次回以降あれば、やはり似た面子になる可能性が高いだろう。

印象に残ったビール

10ブルワーの10ビールを試して、特に印象に残ったものを紹介しよう。

ウェラワン クラフトエールスター

ウェラワンは日本の大手ビール・ウィスキー会社のOB達を集めて製品造りをしている会社であるらしい。けやき広場やビアフェス東京などにも出店しており、既にどこかで出会ったことがあるビールファンも多いだろう。今回のフェスの自己紹介文はこのような感じ。

ウェラワン製品はすべて、日本の大手ビール・ウィスキー会社のOB達が、長年日本で培った技術と経験からくるひらめきで、日本人の口に合うように開発製造を東南アジアの醸造所で行っています。

話の流れ的に、そこは日本国内製造じゃないんかい!と突っ込みたくなる。けれども国外製造であることは指摘されないと気付かない程度には日本人向けの味であった。今回飲んだビールの中では、唯一のボトルビール。Alc.12%のバーレイワイン。

f:id:hadanon:20171014223111p:plain

f:id:hadanon:20171014223129p:plain

直営通販で缶セットが買える

 

Awa新町川ブリュワリー 新町川すだちハニー

徳島名物すだちハニーである。フルーツビールは各地の醸造所が地元特産物を使って挑戦し、その醸造所の看板となることも多いのだが、ビールファンにとっては大体事前の想像通りの味であることが多い。このビールもベルジャンスタイルに、少しすだちの柑橘系の香りがするビールなのかと予想して飲んでみたが、あまりのハニー分(飲み易さ)の高さに予想を裏切られる感じであった。すだちハニーが9のビールが1くらいの割り切りであるが、意表を突くというか、フルーツビールの可能性を拡げるという点では良いのではないかと感じた。

f:id:hadanon:20171014224413p:plain

f:id:hadanon:20171014224440p:plain

南横浜ビール研究所 横浜市大アンバーエール(仮)

地元ブルワー2社のうちの、横濱金沢ブリュワリーでない方である。テントは2社が並んで配置されていた(写真左側)。

f:id:hadanon:20171014225304j:plain

2016年4月の創業と新しいブルワーである。アンバーエールは横浜市金沢区にある横浜市立大学の学生と共同開発し木原研究所栽培大麦を使ったビールの、第2段であるそうだ。

f:id:hadanon:20171014233114j:plain

凄く気になった点…横浜市立大学と同大の木原研究所と言えば、サンクトガーレンが今年発売したミカモゴールデン使用の『KORNMUTTER 麦畑の精霊』が思い浮かぶ。おそらくWEB上で「横浜市大 ビール」とかで検索すると9割方このコルンムッターの情報が出てくるだろう。

そこで売り子をされていた方にコルンムッターとの関係をうかがってみたら、「それより美味いです」という簡潔な回答が返ってきた(笑)。にわかにこのブルワーを応援したくなったのであった。

スタンプ抽選会でお土産を獲得

17:00になると、ステージにてお土産の抽選会が始まった。会場アナウンスでも言及していたが、わざわざ別ブルワーのビールを5杯以上も飲む客はそうそう居ないため、非常に競争率の低いガバガバな抽選になっていたようだ。こちとら前売チケットのおかげで10杯、つまり5杯で完成するスタンプ台紙2口も応募をしていたため、順当にお土産にも当選してしまった。

f:id:hadanon:20171014235119j:plain

当選したのは、金沢区のシャーロンという洋菓子店のスモールポテトパイ。同店の名物らしく、控えめな甘さとお値段、そして日持ちの良さなどちょっとしたお土産にうってつけな洋菓子であった。

f:id:hadanon:20171014235604j:plain

f:id:hadanon:20171014235629j:plain

そういった嬉しい出来事もあったため、総合的にみてこのイベントは非常に愉しめたのでした。何より、横浜でも横須賀でもない金沢区特有の個性のようなものを発見できたのが、収穫であったと言えるのではないかな。

横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ イベント感想(前編)

10月の3連休に八景島シーパラダイスのアクアミュージアム前広場で開催された、横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ。同じ横浜市(と言っても、八景島はほとんど横須賀市のような位置であるけど)の赤レンガ倉庫では毎年恒例のオクトーバーフェストが開催されている時期だというのに、あえて新規にビアフェスを企画して集客を目論もうというのであるから、全く無謀勇敢である。そんな勇敢さと、あらかじめ主催者によって発表されていた参加ブルワー顔ぶれのレア感に誘われて、クラフトビールイベントのためだけに八景島に足を運んできた。

会場へのアクセスで遠回り

イベント会場のある八景島には、最終的に徒歩で上陸をする必要があると考えた(ビールイベントなので、車は使えない!)。ところがイベントのホームページや、八景島シーパラダイスのホームページでアクセスについて調べてみても、八景島駅までの行き方はあれどそこからどのように上陸するか、徒歩で何分くらいかかるのかなどについて書かれていない。そしてGoogle Mapsで見るかぎり、八景島駅で降りてしまうと目の前は海。鉄道駅からの最短距離を探すならば、金沢シーサイドラインの市大医学部駅から延々と歩いて島の真北から上陸する必要があるのだと結論付けた。

f:id:hadanon:20171013140227p:plain

結論としては、その結論は全くの間違いであった(笑)。Google Maps八景島駅方面から伸びる半島を拡大すると、薄い灰色で海の上に4本線が。橋が繋がっていて、その上を渡れるようになっている。

何故真北方面からの橋が太い線になっていて、八景島駅目の前の橋が拡大しないと出てこない線になっているのか分からないが、Google様のおかげで会場まで遠回りをする羽目になった。疲れた。早くビールが飲みたい!

イベント会場とステージの様子

イベントは入場料のかからない、アクアミュージアム前広場にて行われていた。広場中央にテーブルがあって、その両脇を連結した販売テントが囲むレイアウト。

f:id:hadanon:20171013150038j:plain

f:id:hadanon:20171013150114j:plain

さらにその奥側にはステージが用意されており、アイドルやシンガー達が絶えず持ち歌を披露している。

f:id:hadanon:20171013150226j:plain

f:id:hadanon:20171013150257j:plain

今回初開催のイベントなのに人出が沢山あるのは、シーパラダイス自体の集客力によるものが大きいだろう。年間パスポートやシニア料金などがあるおかげか、あまりビアフェスで見ない客層もあって新鮮だった。

地元グルメを堪能

クラフトビールandグルメフェスタというイベント名称のとおり、出店者は全国のクラフトビールブルワーと、地元グルメを中心とした屋台である。

フードは是非金沢区らしいものを見つけて食べようと思ってブラブラ歩いていたのだが、魚の練り物に昆布入りタルタルソースをかけて挟んだハンバーガーを発見。昆布は金沢文庫なだけに、文庫のコンブとして売り出しているらしい。

f:id:hadanon:20171013200656j:plain

f:id:hadanon:20171013200753j:plain

主役となる海産物だけでなく、野菜やバンズも含めてクオリティが高く美味しかった。値段も500円と手頃だし、是非ご当地バーガーに昇格してもらいたい。

その他の地元っぽいグルメ。ビールのイベントらしく焼き鳥の屋台が出ており、食欲をそそる煙の臭いを発していた。そのラインナップの中に横浜金沢野島産海苔佃煮を使用した鶏もも串を発見。

f:id:hadanon:20171013211600j:plain

実際グルメにとってはちょっとした味付け程度であるが、こうして出店者が横浜金沢名物の名前を露出して宣伝することで、「横浜にも意外に名物があるんだ」とイベント参加者に認知してもらえる機会となるのだ。

地元グルメという点から言えば、このイベントに参加した結果シャーロンのスモールポテトパイも食べることが出来たのだが、それについては後編で、ビール部分のレポートとともに詳述しよう。

神奈川10月ビアフェスの伏兵?横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ

オクトーバーフェストの開催が増えてきた。特に10月7日(土)からの3連休は、各地のビアフェス開催が被るのでしっかりと計画を立てて、取捨選択をしないといけない。そんな話を前回オクトーバーフェストKAMAKURAの紹介をしつつ書いた。

hadanon.hatenablog.com

横浜八景島で行われるクラフトビールandグルメフェスタ

前回エントリの話の流れは、ドイツバイエルン州の本家オクトーバーフェストローカライズしたドイツビールのイベントを楽しみたいのならば横浜赤レンガ倉庫に行くべきだし、赤レンガ倉庫で出店している横浜ビールとサンクトガーレン以外の神奈川クラフトビール(湘南ビールの熊澤酒造以外)を求めるならば鎌倉のイベント。熊澤酒造を求めるならば茅ヶ崎市にある同酒蔵の併設レストランに行くべしという話であった。

ところが今年2017年は、調べてみると意外なビアフェスの伏兵がやはり3連休に開催予定であるようだ。それが横浜八景島で3日間行われる、横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ。その伏兵具合たるや、神奈川のビールに別に興味を持っていないビールファンであっても、他のイベントを差し置いて参加したくなってしまうような出店者の顔ぶれなのだ。

開催概要や価格設定など

イベントの基本的な情報についてまとめてみよう。開催場所は横浜八景島シーパラダイスのアクアミュージアム前広場。シーパラダイスの各アトラクションを楽しむには入場料が必要だが、広場までであればとりあえず無料である。開催日程は10月7日(土)・10月8日(日)・10月9日(月・祝)で、土日は11:00〜21:00まで。月曜日は11:00〜17:00。

ビールについてはチケット制で、1杯200mlがチケット1枚350円に対応する(5枚単位から買える)。前売りチケット10枚つづりは3000円なので、クラフトビールが1杯300円から飲めてしまうというフトコロにも優しいイベントだ(同じ横浜の赤レンガ倉庫の1杯で何杯飲めるかっちゅう話ですよ)。

ビールと並んでイベント名称となっているグルメは、主に横浜市金沢区の店舗が参加している。ご当地グルメ的な軽い食事から、完全な飲み屋料理まで。その他復興支援で10月8日には被災地の秋刀魚が出るらしい。グルメの方の支払いは現金。

マイクロブルワーが多い出店者

クラフトビールの出店者だけれども、以下の名前が並んでいる。

ひゃあ!ほとんど知らない名前。それもそのはず、呼んできているのはほとんど醸造所のある地元にしか出していないであろうマイクロブルワーばかりだからである。妙に中国四国地方に偏っているのが引っかかるが、こんな一期一会なラインナップ、麦汁ならぬ脳汁が出るでしょ。

その他大手ビールメーカーではアサヒビールが飲めるようである。それにしても、普通のビールイベントではない。やはりオクトーバーフェストが同時多発的に開催される日程だからこそ、こういったニッチなニーズに応えるイベントも発生してくるわけだ。

ちなみにこのイベント、横浜市金沢区の区制70周年記念プレイベントと位置づけられているみたい。是非メモリアルイヤー関係無しに毎年企画して欲しいものです。

追記:行ってきたレポ書いた

その後、実際に行ってきたわけだ。秀逸なる前後編レポート!

hadanon.hatenablog.com

hadanon.hatenablog.com