秦野でSEOなどしつつ神奈川県ネタブログ

秦野市でSEOしつつ、神奈川県ご当地ネタ・地域情報を書くブログ。湘南・小田急線・グルメ・温泉がマイブーム。

横浜オクトーバーフェスト2017 in 赤レンガ倉庫を覗いてきた

神奈川県内で行われるオクトーバーフェストの親玉みたいな、横浜赤レンガ倉庫での横浜オクトーバーフェスト。ドイツバイエルン州の本家オクトーバーフェストと同じように、がっつり2週間以上にわたって毎日開催されている。今年の開催は9月29日(金)〜10月15日(日)ということで、まだ1週間以上猶予はあるのだが、週末はさきのエントリで紹介したオクトーバーフェストKAMAKURAやら横浜金沢クラフトビール&グルメフェスタに行ってみたいだろう、ということで行けるうちにちょろっと覗いてくることにした。

平日のオクトーバーフェストは混雑無し

レポ日はカレンダー上平日、しかも週の中日ということで、みなとみらい駅から赤レンガ倉庫のある新港まで人の流れがあまり無かった。これが休日ならば赤レンガ倉庫以外にもカップヌードルミュージアムやコスモワールドなどに向かう人波で混雑していたに違いない。

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ほどなくして、赤レンガ倉庫に到着。赤レンガ倉庫の建物は明治政府によって保税倉庫として建てられたらしいが、平成になってその役目を終了した後、観光用の施設として再生されたらしい。

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では入場。列も皆無で快適。

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入場料の300円を払って、ヴィッテルスバッハ家カラーの水色と白のリストバンドを腕に巻く。

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会場の様子とバンド演奏

会場は道路側のゲートを入ってすぐの第1会場と、今年から出来たという海側の第2会場に分かれている。第1会場は屋根の無い屋外席とテント内の席があり、テント内中央にドイツバンドの演奏ステージがある。第2会場は小規模だがやはり中央にステージがあり、こちらの会場はビールが飲めない人も楽しめるように、カクテルなどを扱っている。ソファー席もあり。

第1会場屋外にも数店販売ブースがある。

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でも販売ブースがずらりと並ぶのは第1会場テント内だ。

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テント内中央では1日数回のタイミングでバンド演奏が。酔っ払った日本人がたくさん立ち上がって輪になって踊る。

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こちらは第2会場。入口でリストバンドの確認がされる。

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バンドの演奏は平日が1日5回。休日は6回。スケジュールは公式サイトのトップページに載っている。ただバンドが1バンドかつ演奏は20分程度で、しかも2会場に分けたことにより演奏している場面に会えることが非常に少ない。オクトーバーフェストの売りは音楽による賑わいでもあるので、バンドの数やステージ数を増やすなどして改善して欲しいと思った。

ビールを飲んだ。フードを食べた。

飲んだビールや食べたフードの一部紹介。ビールは大体500mlグラス単位で1000〜1500円というのが相場。でもそれだと沢山の種類が飲めないので、1200円位で飲み比べセットを出しているお店が狙い目。

我らが神奈川県のサンクトガーレンオクトーバーフェストに来てまで地元ビールを飲むのもどうかと思うけれど、一応会場限定ビールである。

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ハッカープショール。本場ドイツの醸造所の中で、唯一4種類の飲み比べセットを出していたんじゃないかな。

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クロンバッハ・プランクのブースにも飲み比べがあった。こちらは2000円台とちょっと高めである。

こってりアイスヴァイン!

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結局飲み比べセット制覇でギブアップしたので、オクトーバーフェストのシステムである醸造所の専用グラスをデポジット払って借りてインスタ映えする写真を撮る(で合ってる?)という体験はしなかった。

赤レンガ倉庫のオクトーバーフェストは高い?

このエントリの前の2エントリで地元のオクトーバーフェストビアフェスを紹介したけれども、それらに比べると入場料300円プラスビールやフードが1000円オーバープラスグラスデポジットという価格設定の赤レンガ倉庫オクトーバーフェストはひたすらに高く見える。

一応赤レンガ倉庫オクトーバーフェストの付加価値について考えてみると、本場オクトーバーフェストに出店するバイエルン州醸造所が勢揃いしているということであり、ビールが飲めれば種類は問わないという考えの人に全く恩恵はないだろう。

なお本場醸造所が出店しているという付加価値を差し引いても、価格設定はそれでも高いように思える。これらの醸造所が一同に会することは珍しくても、個別であれば各地のビアフェスで出会えないことはないし、その場合遥かに安い価格で出している筈である。

赤レンガ倉庫オクトーバーフェストの強気の価格設定の理由を、バンドの出演料に求める意見もチラホラ見るが、それも違うと思う。なにしろ今回会場音楽という面において全くクオリティの高さを感じることはなかった。音楽を価格設定の理由とするならば、もっと金をかけて会場のあちこちで様々な種類の音楽が絶えることのない状態にして欲しいもの。

本家の模倣を喝采しつつ乾杯せよ

ではどうして価格設定の高いオクトーバーフェストになっているのかというと、その理由は本家に近付けようとして平日の昼間の人が集まらない時間にも開け続けているためだろう。数年前には開催期間中に台風が直撃して平日の数日間オクトーバーフェストを中止したことがあったが、本音を言えば平日に中止できたのは、出店者にとってもありがたかったのではないだろうか。

というわけで、平日にも開け続けるという本家の模倣を殊勝なこととして評価する人であれば、気持ちよくビールとフードに高い料金を払うことが出来るイベントではないかと思う。私みたいなのは喝采が半分、なにもそこまでしなくてもという冷淡な反応が半分なので、あくまでミニマックス戦略でイベントを楽しみます(笑)。

神奈川10月ビアフェスの伏兵?横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ

オクトーバーフェストの開催が増えてきた。特に10月7日(土)からの3連休は、各地のビアフェス開催が被るのでしっかりと計画を立てて、取捨選択をしないといけない。そんな話を前回オクトーバーフェストKAMAKURAの紹介をしつつ書いた。

hadanon.hatenablog.com

横浜八景島で行われるクラフトビールandグルメフェスタ

前回エントリの話の流れは、ドイツバイエルン州の本家オクトーバーフェストローカライズしたドイツビールのイベントを楽しみたいのならば横浜赤レンガ倉庫に行くべきだし、赤レンガ倉庫で出店している横浜ビールとサンクトガーレン以外の神奈川クラフトビール(湘南ビールの熊澤酒造以外)を求めるならば鎌倉のイベント。熊澤酒造を求めるならば茅ヶ崎市にある同酒蔵の併設レストランに行くべしという話であった。

ところが今年2017年は、調べてみると意外なビアフェスの伏兵がやはり3連休に開催予定であるようだ。それが横浜八景島で3日間行われる、横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ。その伏兵具合たるや、神奈川のビールに別に興味を持っていないビールファンであっても、他のイベントを差し置いて参加したくなってしまうような出店者の顔ぶれなのだ。

開催概要や価格設定など

イベントの基本的な情報についてまとめてみよう。開催場所は横浜八景島シーパラダイスのアクアミュージアム前広場。シーパラダイスの各アトラクションを楽しむには入場料が必要だが、広場までであればとりあえず無料である。開催日程は10月7日(土)・10月8日(日)・10月9日(月・祝)で、土日は11:00〜21:00まで。月曜日は11:00〜17:00。

ビールについてはチケット制で、1杯200mlがチケット1枚350円に対応する(5枚単位から買える)。前売りチケット10枚つづりは3000円なので、クラフトビールが1杯300円から飲めてしまうというフトコロにも優しいイベントだ(同じ横浜の赤レンガ倉庫の1杯で何杯飲めるかっちゅう話ですよ)。

ビールと並んでイベント名称となっているグルメは、主に横浜市金沢区の店舗が参加している。ご当地グルメ的な軽い食事から、完全な飲み屋料理まで。その他復興支援で10月8日には被災地の秋刀魚が出るらしい。グルメの方の支払いは現金。

マイクロブルワーが多い出店者

クラフトビールの出店者だけれども、以下の名前が並んでいる。

ひゃあ!ほとんど知らない名前。それもそのはず、呼んできているのはほとんど醸造所のある地元にしか出していないであろうマイクロブルワーばかりだからである。妙に中国四国地方に偏っているのが引っかかるが、こんな一期一会なラインナップ、麦汁ならぬ脳汁が出るでしょ。

その他大手ビールメーカーではアサヒビールが飲めるようである。それにしても、普通のビールイベントではない。やはりオクトーバーフェストが同時多発的に開催される日程だからこそ、こういったニッチなニーズに応えるイベントも発生してくるわけだ。

ちなみにこのイベント、横浜市金沢区の区制70周年記念プレイベントと位置づけられているみたい。是非メモリアルイヤー関係無しに毎年企画して欲しいものです。

追記:行ってきたレポ書いた

その後、実際に行ってきたわけだ。秀逸なる前後編レポート!

hadanon.hatenablog.com

hadanon.hatenablog.com

鎌倉市のオクトーバーフェストKAMAKURA 10月7日・8日に開催

それにしても日本全国、様々な場所でオクトーバーフェストが開催されるようになったものだ。

横浜赤レンガ倉庫オクトーバーフェストは今年16回目

神奈川県で一番有名なオクトーバーフェストと言えば、やはり横浜赤レンガ倉庫オクトーバーフェストで、2017年は9月29日(金)〜10月15日(日)の17日間ずっとドイツビールの祭典が続く。同会場でゴールデンウィーク中に行うフリューリングスフェストと同じく、ドイツバイエルン州のビール銘柄を勢揃いさせて、その他地元の横浜ビールや神奈川県最大手のサンクトガーレンなども出店するイベントである。今年の開催は既に16回目であるらしく、神奈川県民がオクトーバーフェストと聞くと大体赤レンガ倉庫のものを最初に思い浮かべるほど浸透している。ドイツ音楽楽団によるステージもあり、本来のオクトーバーフェストに近付けようという努力がかろうじて見て取れる。

鎌倉市にもオクトーバーフェスト。今年で6回目

一方、バイエルン州の特定のお祭りではない、一般名詞としてのオクトーバーフェストも各所で勝手開催されている(3年前、2014年の県内開催状況をまとめた記事はこちら)。クラフトビールのメーカーが自社レストランで行う祭をオクトーバーフェストと称していたり(湘南ビールの熊澤酒造など)、自治体や街が観光イベントとしてビールメーカーを呼んでオクトーバーフェストの体にしていたり。

後者のタイプとして、今年6回目の開催を迎えるのが鎌倉市のオクトーバーフェストKAMAKURAだ。6回目というとやや新し目のイベントに聞こえるが、オクトーバーフェストが雨後の筍のように増えて各イベントで出店者や客の取り合いになってしまった結果、中止となってしまったケースが多いので、6回もイベントが続いているというのは貴重なベテランイベントなのである。

開催概要と出店ビール

開催概要。まず日程については全国オクトーバーフェストのメッカ的な日程である、10月7日(土)と10月8日(日)。7日は12:00〜20:00で、8日は11:00〜19:00となっている。場所は鎌倉市役所の駐車場。鎌倉商工会議所青年部主催なので、堂々と自治体バックアップのあるイベントなのだ。入場料は無料で、ビールの購入はチケット制1枚400円(昨年は350円だったけれど、それはまあ)。フードは現金購入となる。

出店ビール銘柄だけれども、地元の鎌倉ビール出店は勿論、神奈川県のクラフトビール銘柄が程よく揃っている。そして震災の復興支援も兼ねて、東北や西日本のビールも招待されている。

  • サントリー
  • 鎌倉ビール
  • 箱根ビール
  • 厚木ビール
  • さがみビール
  • いわて蔵ビール
  • 松島ビール
  • 猪苗代地ビール
  • 萩ビール
  • 不知火浪漫麦酒

この復興支援で呼んでいる銘柄が、あまり県内では見ないものもあったりしてこのイベントの特色となっている。赤レンガ倉庫のオクトーバーフェストに県内から出店しているのが横浜ビールとサンクトガーレンだけという状況に異議を申し立てたい県民などは、裏番組的なこちらのイベントに行って、ついでに東北と西日本の未知のビールとの出会いを期待するというのもよいだろう。地元支援&復興支援。

よなよなエールリニューアル 新旧の味を飲み比べてみた

日本のクラフトビール界でシェア的に圧倒している、長野県軽井沢に本社があるヤッホーブルーイング。1996年に星野リゾートの現社長である星野佳路氏が米国で飲んだエールに感銘を受けて設立した会社で、翌1997年より醸造・販売を始め今年で販売商品は20周年を迎えるという。そしてそれに伴い、同社の主力商品としていまやコンビニの棚を占拠するまでにポピュラーとなったよなよなエールの、パッケージと味をリニューアルすることとなったらしい。

よなよなエールは現在新旧の味が混合状態

飲食店向けに樽で販売するよなよなエールについては、新味への切り替えが同社直営店を嚆矢として9月11日から行われている。また缶のよなよなエールについては、同社直営通販サイトから先行販売分が9月8日より注文者の手許に発送されたほか、9月11日より成城石井で独占先行販売が開始され、その他の酒販店やコンビニ等では10月中旬頃までに新味と旧味の全面的な切り替えが予定されているという。

ちなみに同社通販は9月27日より新味に切り替え済み

 

旧味は10月中旬までにまとめ買いで確保の必要があるかも(※リンク先も予期せず切り替えの可能性あり)

 

つまり、新旧缶のよなよなエールを買ってきて、飲み比べ的なことを行うチャンスはまさに今だけである。飲み比べてみたエントリをブロガーに書かせてやろうという同社の広告戦略にすっぽり嵌まっているような気がするが、新味に全て切り替わって旧味を思い出せなくなってしまうことがないように、しっかりとそれぞれの感想を残しておこうと思う。

新旧よなよなエールパッケージの変更

混合状態であるならば、何気なく手に取ったよなよなエールの缶が新味なのか旧味なのか判断するのが難しいだろう。厄介なことに、新旧パッケージにはほとんど差が無いときた。そこで相違点を2者並べた写真で解説しよう。まずは表面。

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左が新味、右が旧味のパッケージである。新味の方が月の色が薄く見えるのだが、これは印刷上の誤差なのか、そこは判断がつかない。だが一点確実な相違点となっているのが、新味は下部の説明文がクラフトビールとなっており、旧味は香りのエールビールとなっている。よなよなエールがコンビニに並ぶようになるまではただのビールと思って手に取った客が大手メーカービールにない香りにビックリしないように、香りのエールビールという説明文を入れたかったのではないだろうか。一方クラフトビールがメジャーとなった現状では、コンビニのような一般販路に並んでいるということで大手メーカーの企画ビールと思われてしまわないように、クラフトビールであることを強調したいのかもしれない。続いて裏面。

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同じく左が新味、右が旧味である。旧味の方はポエミーで若干上から目線の指示書きが書いてある。それが新味になって、裏面も月を浮かべたデザインに変わり説明文が読みにくくなった。やっぱり文面はポエミーだが、客があえて読もうと思わなければ気付かれないだろう。

新味と旧味の比較。これは賛否が明白に分かれそう。

それじゃあ中身についても比較をしてみよう。果たして味の変化に気付けるのかどうかの腕試しも兼ねて、あえて新味の方から飲むことに。

これは、全然旧味と違う。大リニューアルだ。旧よなよなエールと比べて香りがスパイシーになって、味の余韻はスッキリではなくチーズのような残り方がする。ブラックペッパーが入ったおつまみ用のダイスチーズみたいな印象だ。少々玄人向けのビールになったのではないかと思う。委託醸造を行っているのはキリンビールである筈なのに、大手メーカービールで喩えるならばそこはかとないサッポロ臭がする。

一缶飲みきってから、旧味の方にも手を付ける。これは飲み慣れたよなよなエール。香りがとても立って、すんなりと最後まで同じ印象で飲める。よなよなエールが一般人をクラフトビールの道へと引きずり込むことができたのは、この分かり易さがあってこそのものだと思うのだ。クラフトビール好きにも悪くない印象を与えるし、ライトな酒飲みにも香りの良いチューハイのような感覚で受け容れられる。この味がもうなくなってしまうのはひたすらに惜しい。

ということで、今回の変更は賛否が人によって著しく分かれそう。と締めつつも個人的な心情としては旧味の方を持ちたい。旧味はクラフトビール入門者に凄く勧め易く、「とりあえずよなよなエールコンビニで買って飲んどけ」と考えなしに言えたのだけれども、これからどうしようか、といった新たな悩みも抱えることとなった。

JAはだののゆるキャラ『やえのちゃん』がとても怖い

今年の5月28日(日)に放映されたザ!鉄腕!DASH!!で、平塚できゅうり栽培を行っている農家さん(湘南きゅうり園)が紹介されていた。

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特A米『はるみ』の販売情報を求めて

件の放送中、さらっと紹介されていたのが2016年度に神奈川県下で米の食味ランキング最高評価"特A"を取得していた、平塚市産の米『はるみ』だ。ランキングが発表されると各地の販売店で瞬く間に売り切れてしまったため、鉄腕DASHの放映時には既に購入できるところがなかったのではないかと思う。個人的には今年の販売開始時にぜひとも入手したいと思っており、現在は情報に対してアンテナを尖らせている状態である。とりあえず、平塚市で入手するなら生産地に近いあさつゆ広場などであろう。今月29日より新米の販売が開始されるとの情報がある。

JAはだののHPにも当たってみる。すると…

『はるみ』が入手できたら、それはそれについてエントリをしたためるとして。今回の本題は『はるみ』の秦野市内での販売情報を求めてJAはだののHPをチェックした際に見つけたネタである。何故JAはだのまでアンテナを延ばしていたかというと、昨年の認定以降平塚市の生産地に近い秦野市田圃でも栽培品種を切り替えるところがあったというからだ。今後平塚市で売り切れていても、秦野市では継続販売されているという事態もあり得るかもしれないので心に留めておいて欲しい。

そして、JAはだののHPをチェックしていると、片隅に見慣れないキャラクターが鎮座していた。どうやら広報誌などで活躍し2016年末に着ぐるみが誕生したというJAはだののゆるキャラ、『やえのちゃん』と『ぴーなマン』のようだ。

『やえのちゃん』の着ぐるみ怖い

このキャラクター達の設定、JAはだのの紹介ページによれば、秦野市名産の八重桜から名前のとられた『やえのちゃん』がこちらも名産の茹でた落花生、うでピーを食べていると、『ぴーなマン』がこの世に顕現したという。つまり、2人は捕食者と被捕食者の関係であるが、まあその辺りはギリギリ許容しよう。

恐怖を覚えるのは、『やえのちゃん』の着ぐるみである。活躍を紹介する記事を見て欲しい。

広報紙のゆるキャラが着ぐるみに JAはだの(カナロコ)

限りなく顔に近い位置から生えた腕。張り付いたような笑顔。そして頭が大きくバランスが悪いゆえの前傾姿勢。これは…一部で『ミクダヨー』という蔑称で呼ばれているらしいVocaloidキャラクター初音ミクの着ぐるみに匹敵する。


 

本家にはまだ製作にかけたと思われる予算の大きさに比例した作りの丁寧さや愛嬌があるが、『やえのちゃん』は予算の無い団体が作るゆるキャラ着ぐるみに中途半端な可愛らしさが宿って、不気味さを増している。心中推し量れぬ笑顔の怖さがある。

紹介ページにある彼女のイラストは、ゆるキャラとして抜けたところと可愛らしさ、そしてオリジナリティが揃ってクオリティは高いように見えるのである。それだけに立体化してしまった今回の案件については非常に残念でならないのだ。彼女を秦野市内から出してはなるまい。

名水はだの富士見の湯 秦野市クリーンセンター向かいで10月1日開湯

名水と言えば秦野市。なにしろ『名水百選』30周年選抜総選挙で1位に選ばれた水である。このブログではさんざんそのカラクリについて解説しているが、ともかく選ばれてしまったものは有効活用。秦野市としては次の総選挙(がもしあれば)までの間30年間日本一の名水推しでいく所存なのである。

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秦野市は山や温泉も有名

その名水推しは、秦野市役所広報課のTwitterアカウントが一時期"名水と言えば秦野"というユーザ名になっていたことからもうかがえる。このTwitterアカウント、季節やイベントに合わせてコロコロと名称を変えてくるのだが、8月に新しく出来た祝日である山の日周辺には、"山の日 秦野 で検索"というユーザ名になっていた。市は山推しでもあるのである。

山とセットで推されるのは、首都圏日帰り圏に珍しい温泉である。小田急小田原線鶴巻温泉駅に数件の温泉旅館があるほか、公衆温泉として鶴巻温泉駅で弘法の里湯東海大学前駅さざんかが営業している。休祝日ともなれば、丹沢登山を終えたばかりの登山者が疲れをとるため大挙してやってくる。

名水はだの富士見の湯も新たな日帰り入浴の選択肢に

さて、これらの公衆温泉施設に加えて、10月1日に新たに秦野市内にオープンするのが、公衆浴場『名水はだの富士見の湯』である。残念ながら温泉施設ではないが、地下水を汲み上げてクリーンセンターで発生する熱を利用し加熱しているわけで、温泉のゆるゆるな定義である地熱によって温められた地下水に非常に近しいものと言えるかもしれない。

後発入浴施設としてのウリは、2Fの露天風呂から富士山が一望できるというもの。かつて小山町の健康福祉会館ふじみセンターで営業していた温泉(のちに公衆浴場)を思い起こすが、首都圏からやってくる客にとって、浴槽から富士山がそこそこの大きさで見えるというのは魅力的なことかもしれない。施設名からも、名水と富士山の眺望を大いにアピールしたい感じが伝わってくる。

その他、足湯やマッサージ室、食堂、サウナなども取り揃えているようである。弘法山ハイキングコースの秦野駅側終端にあるというのも、試しに利用をしてみたくなる特徴だ。

名水はだの富士見の湯の利用料金

ちなみに先頃決定したこの施設の利用料金であるが、平日3時間まで大人800円、休祝日は1000円。市内在住者であれば200円割り引きになり、子供料金は割引適用後大人料金の半額である。また貸し切り浴室の利用料は1時間あたり1000円で、こちらは休祝日や在住による割引/割増がない。

温泉という特徴が無いながら弘法の里湯などに比べた割安感はあまりないが、そこは既存施設から客を奪ってしまわないように設定しているのかもしれない。地元利用者割引がもっとついたりすれば、近場だしヘビーユーザーになることを考えても良いかも。

(追記)

名水はだの富士見の湯のホームページができていたので一応。

名水はだの富士見の湯公式ホームページ

その他の特筆すべき点として、在住割引の対象範囲に伊勢原市も含まれているということが挙げられる。確かに善波峠の辺りまで伊勢原市なので、近隣扱いになるのも頷ける。伊勢原市民も秦野市のゴミ焼却熱をぜひ使ってやって欲しい。

第70回秦野たばこ祭 記念すべき開催回は例年よりもダイナミックに

毎年9月に行われる、秦野市最大の祭が秦野たばこ祭だ。

秦野たばこ祭を真面目に説明し直します

秦野たばこ祭という名称はかつて秦野盆地でたばこの栽培が盛んであった頃につけられたもので、昭和59年に秦野市でのたばこ栽培が終わって以降、最早有名無実のものと化している。祭の内容的にはパレードやらヒーローショーやら様々な出し物の集合体であり、シケモクの一本すら出てこないわけだが、全体的な傾向として"火"を使った催し物が多い。そしてそれらはたばこを愉しむ際の火をつけるという行為を模してでっちあげられた行事というよりは、たとえばひゃくはったい(瓜生野下大槻)であったり、たとえば健速神社の"おおや"であったりと伝統的な火祭りの延長線上とも言えるものなのである。

うん、ちゃんと説明が出来た気がする。第70回秦野たばこ祭の開催日が近付いてきて、当ブログにも関連キーワードでのアクセスが増えてきたのだが、訪問者が全て下記のエイプリルフールエントリに吸い取られていて危機感と申し訳なさを感じていたのだ。

hadanon.hatenablog.com

訪問者は目的情報を得ることが出来ず、当ブログは訪問者の平均滞在時間が減少してSEO的に下手を踏む。誰も得をしない悪循環をどうにか断ち切りたかったのだ。

第70回秦野たばこ祭催し物は例年とここが違う!

今年の開催が記念すべき第70回となるたばこ祭。開催日は9月23日(土・祝)と9月24日(日)の2日間日程となる。例年通り火を使ったパフォーマンスのジャンボ火起こし綱引きコンテスト(23日16:30〜 本町小学校)、花鳥風月(23日19:30〜 本町小学校)、弘法の火祭(24日19:00〜 本町小学校→水無川)あたりは見所であるのだが、それに加えて第70回記念で目新しい催し物がいくつかタイムスケジュールに差し挟まれている。

映画『じんじん〜其の二〜』公開記念イベント

山田大樹監督、大地康雄主演の映画『じんじん』は、北海道に実在する"絵本の里"剣淵町を舞台として2013年に公開された作品であるが、その続編として『じんじん〜其の二〜』という作品が制作され、今月より上映が始まっている(近場であれば、イオンシネマの海老名・茅ヶ崎が上映館)。

この作品の舞台となったのが秦野市ということで、観光協会がプッシュしていたり、先行上映会イベントを市内で行ったりと様々にPRを行っている。そして今回のたばこ祭りでも、タイアップイベントとして出演キャストの方々を呼んで祭に参加していただいているのだ。まずオープニングパレード(23日12:10〜 本町小学校→目抜き通り)に始まり、『じんじん〜其の二〜』ダイジェスト版・メイキング映像の上映&トークショー(23日18:30〜 秦野市役所西庁舎)など。

スプラッシュタイム〜感じる秦野名水〜

名水百選総選挙1位に味をしめた秦野市の、とことんまで名水のキャッチフレーズを使い回すぞという意気込みを感じるイベントである。真夏には名水を冠した水鉄砲大会をやってたね。内容的には水を使ったダンスとトークショーということらしい。このままたばこ栽培のイメージが薄れて名水のイメージが伸びれば、将来のたばこ祭りは水の催し物ばかりのイベントになるかも。本町小学校で15:20から開催。

 

その他今回からの催し物として秦野高校チアリーディング部によるハイスクールチアリーディング(23日13:30〜 本町小学校)もある。こちらは今回限りなのか定期開催になるのかは不明。

第70回記念でラストの花火は2000発!

第70回たばこ祭で一番目立つであろう変更点は、祭のラスト、24日19:30から打ち上げられる花火である。神奈川県南部の自治体では花火の打ち上げ数競争が始まって久しいイメージがあるが、それにとうとう秦野市も参戦するのかと思わせる、打ち上げ玉数2000発である。これは立派に花火大会として近隣から人を呼べる規模であろう。

花火の打ち上げ地点は権現山山頂なので、盆地内あるいは小田急線の車内からでもよく見えるかもしれない。また、秦野駅〜秦野市庁舎までの水無川沿いにナイアガラ花火が設置される。これは現地の川縁などで見るとなお綺麗かもしれない。

 

記念すべき第70回、秦野たばこ祭はダイナミックになる。そして第71回から名称が秦野アルコール・タバコ・火器及び爆発物祭りに変わったりはしない。ここ強調しとかないと、でたらめな秦野情報を書くブログだということで、家にフロートが突っ込んでくるかもしれないので重要。