丹沢の名水が湧出することをご当地PRのポイントとする秦野市。昨年環境省が行った、名水百選30周年記念『名水百選』選抜総選挙において、何を間違えたか秦野市の水を詰め込んだペットボトル製品「おいしい秦野の水〜丹沢の雫〜」が『おいしさがすばらしい』部門の1位になってしまったものだから、ここのところはさらに図に乗って、日本一美味しい水が飲める自治体を自称している。そもそもこの『おいしさがすばらしい』部門にエントリーされた製品が(名水の製品化を行ったという条件のつく)僅か10製品であったことを鑑みると、大して凄いことではないと気付くのだけれども。
おいしい秦野の水1箱(24本入り)
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第1回真夏の水鉄砲大会〜日本一おいしい水が飲めるまち 秦野の力〜開催
ということで、市内で開催する観光イベントなどでも、この日本一の称号を積極的に使っていく目論見があるようだ。秦野市平沢の秦野カルチャーパークで7月30日(日)に行われるイベントは、題して真夏の水鉄砲大会。美味しい水のPRとして水鉄砲大会が妥当なのかは分からないが、大会の副題として~日本一おいしい水が飲めるまち 秦野の力~という文句がつけられている。
この大会の概要などは、主催する秦野青年会議所のページを見ていただきたいのだが、5対5で防御壁などもあるコートの中で相手の頭に付けたポイや、相手陣地に設置されたポイを水鉄砲の水圧で破るという風雲たけし城のクライマックス的なルールである。参加できるのは7名以上10名までのチームで、年齢は小学生以上ならOK。トーナメント方式の優勝者には賞金10万円が出るというので、大体1人当たり日給換算1万円の報酬が欲しいというチームは参加を検討してみてほしい。ちなみに、秦野愛を服装でPRしたチームには仮装大賞として3万円相当の秦野名産品が与えられる。
今後の展開にも期待したいところ
青年会が頑張って奇抜なイベントを行う自治体と言えば、神奈川県では相模原市なんかが有名だけれども、秦野市も是非負けじと頑張ってネットで炎上するようなイベントを開催して欲しい。今回の水鉄砲大会なんかも秦野名水のPRということであるけれども、いっその事駅前のモニュメントで温泉水を噴出させて使い途を模索している鶴巻温泉の温泉水なんかで水鉄砲大会を行って、美容によろしい水鉄砲大会(水着や白い服を着用した若い女性の参加推奨。若い女性の参加推奨)なんかも開催してほしいものだ。それだったら絶対見に行く。