中井町が町のゆるキャラデザインを一般公募中
このブログでもたびたび話題に出てくる、秦野市の愉快なお隣りさん足柄上郡中井町。周辺の自治体が次々と微妙なゆるキャラを乱発する中、中井町だけは町のキャラが不在という状況であったが、このたび(ついに血迷ったか)キャラクターを作成することになったらしい。
中井町キャラクター公募の概要
中井町のキャラクターは、大磯町のいそべぇのように役所がデザイナーに委託をするタイプではなく、一般公募を受け付けて、その中から投票で決められる。応募資格は特に無く、賞金は5万円。未発表、オリジナルのキャラクターに限り、採用された場合の著作権は中井町が所有するかたちになる。応募の締め切りは8月11日(月)。
応募資格が特に無いということで、全国の(実際にいるのかわからないが)ハガキ職人ならぬゆるキャラ職人のふるっての応募が待たれるところだ。
中井町の特徴って何だろう
そんなゆるキャラ職人が、10分で描いた殴り描きのキャラクターを応募するのを助けるために、中井町のキャラクターを作る場合に織り込んでおきたい町の特徴を挙げていこう。
酪農が盛ん
中井町の主要産業として酪農があり、盛んである。したがって何か動物をモチーフにする場合には、乳牛を使うのが良いのではないかと思う。幸い神奈川県のゆるキャラで豚のキャラクターはかなり多いけれど、牛は今のところ一頭もいないはず。厚木市のあゆコロちゃんの人気にあやかって作られた凡百の豚キャラクターの中には埋もれないはずだ。
名所は候補が少ない
観光資産のある自治体のゆるキャラならば、その資産にまつわるデザインにすれば良いのだけれど、中井町の場合観光名所が少ない。考えられる名所は、まず震生湖。でもこれにまつわるキャラクターを作り領有を主張すると、秦野盆地との間に戦争が勃発するだろう。却下。
もう一つの候補は、最近公園として整備された厳島湿生公園。竹灯籠の夕べという行事も行われ、名所に育ちつつある。でも、この厳島湿生公園は旧井ノ口村側の代表的な名所であり、キャラクターにこの特徴を盛り込むなら、バランスをとるために旧中村側の特徴も盛り込みたいところだ。
旧中村と旧井ノ口村が合併して出来た
中井町というくらいだから、きっと中井という名字の人が多いだろうというのは誤り。中村、井ノ口村という2つの村が合併して中井町になったという経緯がある。したがって、合併を強調するデザインであると丸く収まって良いかもしれない。大磯丘陵を削って中村を作り上げた中村川、井ノ口村を作り上げた葛川と2本の川を盛り込む案もよいだろう。
その他名産品・文化遺産など
キャラクターにワンポイントとして盛り込むことが出来そうなのは、特産物の北条シソなど。竹灯籠の夕べにちなんで、孟宗竹なども良いのではないかと思う。
文化遺産として特筆すべきものは、中村側にある五所八幡宮の例祭で見られる鷺の舞。日本全国で3例しか残っていないと言われ、かながわの民俗芸能50選に選ばれている。この舞でかぶる帽子は特徴的なので一見の価値あり。そして、ゆるキャラをつくるヒントにもなると思う。
中井町のキャラクターを考えてみた(笑)
以上の情報をもとに、個人的にもキャラクターを考えてみた。キャラクター名は「中村アダムと井ノ口イブ」裸の男女の組み合わせで、局部を北条シソで隠している(笑)。どうだろう?インパクトはあるんじゃない?
個人的には、そんなキャラクターが町のキャラクターだったら死にたくなると思う。実際に描いて応募したらいかんよ(笑)。