高来神社の大磯御船祭も今週末 今年はマツリブネ(船形山車)が出る!
今週末および来週頭月曜日の海の日は、相模湾沿いの祭の開催が重なっていて忙しい。既に紹介した茅ヶ崎市の茅ヶ崎浜降祭や、平塚市の須賀のまつりなどが開催される。ちなみに厚木であるとか内陸の方では、先週末と今週頭の7月14日(月)あたりに祭が重なっていて忙しかったようだ。厚木神社の例祭が7月11日〜13日、有鹿神社の例祭は7月14日、ということで、知らずに見逃してしまった感が強い。情報収集は重要である。
高来神社の御船祭とは
お隣の平塚市で須賀のまつりが開催される7月第三土曜日・日曜日に、大磯町の高来神社では、御船祭という祭が行われる。この祭も浜降りを行う祭なのだが、神輿の浜降りだけでなく、2年に1度はマツリブネという船の形をした山車も登場する。
今年はそのマツリブネの出る年であるらしく、どっこい神輿&大磯甚句に加えて、小田原方面の祭で唄われる木遣り唄も披露されるとのことである。
そもそものこのお祭りの由緒は、高麗山の高麗寺の本尊であった千手観音を蛸之丞という漁師が釣り上げた(釣り上げた際には光り輝くタコだった)という伝説にあり、この伝説は照ヶ崎海岸の名前の由来にもなっているそうだ。本来は船で花水川を遡り、神霊を迎えた後海に出るという海上の祭であったということだが、現在は花水川の底が浅くなったという事もあり、陸上を巡行する祭となっている。また、観音を釣り上げた日が7月18日であったためにかつては7月18日に行われていたものの、現在では近い週末ということで第三土曜日・日曜日に行うようになっているという。
高来神社の御船祭日時
ということで、今年の開催は7月19日(土)と7月20日(日)。7月19日の宵宮では、18:30頃までに各町の神輿が大磯駅前に出る。この宵宮ではマツリブネは出ないようだ。7月20日は朝5:30から高来神社で宮出しの儀式が始まり、6:00頃に神社を出る。12:00頃に照ヶ崎海岸に浜降りとなり、儀式を行った後町内を練り歩き、20:30に宮入りとなるらしい。スケジュールを公開している観光協会などの公式ページが無いので、なんとも不確実な情報であるけれど(いそべぇはこういう肝心なタイミングに働いてくれないのかね)。
7月20日(日)には大磯市も開催!
御船祭を見に来たついで、大磯港で行われている大磯市の夜市ものぞいていけば、より楽しめるかもしれない。開催時刻は山車と神輿が町内を練り歩いている時間と一部重なる17:00〜20:30となるけれど、照ヶ崎海岸から歩けない距離でもないので、2つのお祭りを同時に楽しむことも可能だ。
問題は、平塚須賀のまつりを含めた3つのお祭りを楽しむ場合どう動けば良いかだが…やはり祭好きには忙しい週末となりそうである。
(追記)
御船祭の当日会場図などを入手したので、別のエントリで紹介。船が出る年の段取りになるけれど、今後の御船祭観覧の参考にもなるはず。