稲荷神が伏見稲荷大社の山に下り立ったのが2月の初午であったということから、2月の初午は初午祭として稲荷神社の祭日となっている。そして、昨年も紹介したように、秦野市で一番大きな神社である白笹稲荷神社。この神社でも毎年初午祭が行われ、市内市外から多数の参拝者を集めている。
今年の午の日は2月11日(水)・2月23日(月)
昨年は一の午が2月4日、二の午が16日、三の午が28日、というように三回の午の日が2月中にあったのだが、今年は2月11日(水)・2月23日(月)の二回となっている。確か昨年の一の午の頃には、寒気がやって来たせいで秦野盆地にも珍しく雪が積もり、参拝者や模擬店の出店者などは大変な目にあったという話をきく。私自身も雪のため参拝を見合わせて、三の午にずらしたのだが、今年こそは一の午で一番賑わっているところを目撃したいと思っている。
初午は道祖神とも関係する?
初午祭は稲荷神社の祭であるが、地方によっては初午の日に道祖神の祭を行うところもあるらしい。初午という名前のとおり馬に関係する行事で、藁馬をひくということ。信州上田市真田町の戸沢のねじ行事などが該当する。
元々の行事はどのようなものだったのだろう?伏見稲荷の祭日が初午であったからといって、全国でそれにならって初午を祝い始めたというのはどうにも合点がいかないものだ。