秦野市内にある鶴巻温泉が、温泉地であることのアピールのために無料足湯と無料温泉スタンドを設置したというニュースは先日お伝えしたとおりである。特に温泉スタンドの方は、通勤路線である小田急線の駅からそう遠くないポイントで、温泉を汲んで自宅に持ち帰れるという画期的なシステム。今後大ブレークする可能性を秘めていると勝手に思っている。
自家製温泉卵を作ってみよう
この温泉スタンドが何かに活用できないか、考えてみて思いついたのが自家製温泉卵の作製。まあ、汲んできた温泉水を使ってゆで卵を作るだけなのだが、本来は観光地に行かないと目にすることのない温泉卵を自宅で作って優越感に浸りたい、ということで行動に移してみた。
鶴巻温泉の温泉スタンドは見た目がただの蛇口で、足湯の営業時間(10:00〜17:00)に一人あたり4リットルまでの持ち帰りが許されている。どうやら営業時間が過ぎたら即座に使用不能になるという別段の仕組みが用意されているわけではないようで、19:00くらいに行って蛇口をひねっても、温泉水が出た。つまり、サラリーマンが平日帰宅ついでに温泉を汲んでいくという利用もできそうである。ただ、4リットルペットボトルを抱えて小田急線に乗るのは憚られたので、控え目に2リットル程を確保、帰宅次第制作に取り掛かった。
まあ、茹で上がってみれば普通のゆで卵である。一応温泉スタンドの注意書きとして飲用泉ではないとあったので、茹でた後入念に洗って食卓に並べた。皮を剥いて匂いを嗅いでみると、温泉卵らしく硫黄っぽい匂いが。けれども、もしかしたら硫黄によく似た卵自体の匂いかもしれない(笑)。まあ、雰囲気雰囲気。
ということで、鶴巻温泉の温泉スタンドを使えば一応簡単に温泉卵が作れる。今回は湯を沸騰させてハードボイルドにしたけれども、65℃以下の温度でじっくり加温すれば半熟温泉卵になってよりそれらしきものになるかもしれない。