神奈川のイベント日にあえてぶつける?鶴巻納涼盆踊り大会
花火大好き神奈川県人。特に8月の第一土曜日には、各所の花火大会が重なってもう聞こえてくる花火の音がどの大会のものなのかわからなくなる。2017年の第一土曜日は8月5日で、この日には厚木市で行われるあつぎ鮎まつり大花火大会に、茅ヶ崎市のサザンビーチちがさき花火大会、小田原市の小田原酒匂川花火大会、横須賀市の開国花火大会、そして座間市/相模原市の座間キャンプ日米親善盆踊り大会で打ち上げられる花火と、ここに挙げたものだけでも合計28000発の花火が夜空に打ち上げられた。神奈川から鳥が居なくなっていても驚かない。
鶴巻温泉駅前で行われた納涼盆踊り
そんな大イベント日に秦野市から人間が居なくならないよう、秦野市としても何かしらイベントを開催してぶつけなければならない。そこで小田急小田原線のマイナー駅(でも快速急行も停まる!)鶴巻温泉駅で、あえてこの日に納涼盆踊りを開催していた。イベントの告知、どこにあるの?というレベルでされていなかったため、偶然鶴巻温泉駅で下車するまで気付かなかったけれども。
鶴巻温泉駅の駅舎。なにやら現在は改装工事中のようだ。駅舎の傍らにあった桜を引っこ抜いたことは許されない。
駅前ロータリーの横には小さな広場があって、鶴巻温泉のPRをするためのモニュメント、手湯『千の泉』が稼働している。その広場にやぐらを建てて、屋台を4〜5店ほど開いてまつり感を出している。
毎年花火大会の日にあえてぶつけて行われる盆踊り大会だけれども、イベントを報じるニュースなどによると主催者発表でのべ1000人くらいは参加しているらしい。1000人というと鶴巻温泉駅周辺の住人プラスアルファくらいだろうか。秦野市観光協会は8月11日の山の日アッピールだけでなく、花火大会という巨大な風車に挑むドン・キホーテのようなこの小さなお祭りを宣伝してあげても良いのではないだろうか。
鶴巻納涼盆踊り大会をカイゼンしよう
お祭りの側としても、もっと温泉を活かしたユニークな祭に仕立て上げても良いものである。たとえば手湯で垂れ流している温泉をやぐらの周囲ビニールプールに貯めて、足湯盆踊りにするとか(しかも、源泉掛け流しを謳える!)。温泉水を使ったつるつる美肌スーパーボールすくいにするとか。鶴巻温泉の温泉水から見つかった鞭毛モーターを持った微生物にちなむキモかわいいゆるキャラ『鞭毛モーターくん』を作って、鞭毛モーターくんの着ぐるみと一緒に踊れる盆踊りソングを作るとか。
コンテンツが大量に出来そうなのに勿体ない。おんせん県のテーマパークみたいに突き抜けちゃっても良いのよ?