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大山阿夫利神社の秋季例大祭 8月27日(水)より

二十四節気処暑が過ぎたことであるし、鬱陶しい夏の暑さもどこかに去ってくれるはずである。そうした実感は今のところ本当に少ししかないけれど。

そんなわけで、夏の話はもう終わり。来たるべきは秋である。気が早いようであるが、来週水曜日から大山阿夫利神社の秋季例大祭が行われるので、そちらについて紹介しよう。

大山阿夫利神社秋季例大祭

大山阿夫利神社については、基本的な情報に加えて大山とうふまつり大山酒祭などのイベントについて都度紹介してきた。これまで紹介したのはどちらかというと観光客向けのイベントばかりであったが、神社において最も重要なイベントのひとつで、観光客向けではなく氏子向けのお祭りである、例大祭についても触れなければならない。

大山阿夫利神社の秋季例大祭は、例年8月27日〜8月29日の日程で開催されるお祭りで、阿夫利神社下社から神様が神輿で山を下る「お下り」をして、3日間麓の町内に滞在した後、「お上り」で再び下社に帰っていくという内容である。神様の移動は小柄な神輿により行われ、下社からは、男坂と呼ばれる険しい道を通る。この神輿の形は神社を模した切妻造りで、二天棒の箪笥無しである。山を登ったり川を渡ったりといった険しい道を進むために二天棒になっているのではないかという予想は、高来神社の神輿を見て行ったものであるが、阿夫利神社についても当てはまるのではないだろうか。

3日間の日程の2日目、8月28日には阿夫利神社の神輿が滞在する社務局で、倭舞や巫子舞、大山狂言が行われる。また、麓の6町の神輿が集結し派手に担がれる。ここで登場する神輿はどっこい担ぎであったり、甚句があったりと当世流だ。いずれ阿夫利神社の神輿に箪笥がつけられてもおかしくはないだろう。

8月29日には、阿夫利神社の神輿が下社まで帰る。やはり男坂を白装束の担ぎ手達と引き手達によって登っていく様は力強い。

 

江戸時代より続くというこの祭。大山講が盛んであった頃には関東地方全域に聞こえる大イベントであったのではないかな。