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持ち帰れる名水で有名な秦野市 なんと温泉持ち帰り可能なサービスを開始!

秦野名水が「名水百選」で1位になりました!

先頃環境省が行った調査「名水百選 選抜総選挙」。これは日本の名水百選に選ばれた水源を4部門に分けて、ネット投票でその順位を決定するというもの。わが秦野市の秦野盆地湧水群は「おいしさがすばらしい」名水部門にエントリーし、見事1位の座を勝ち取った。まあ、「おいしさがすばらしい」部門はそもそも10ヶ所しかエントリーがなく、その内都心圏で知名度がありそうなのが秦野市の湧水しかなかったという背景もありますが。

ともあれ、その選出に多少の疑問点はあるものの、秦野名水を全国ニュースを通じて印象に残せたというのは大きい。これまで秦野の名水を使った商品は秦野市の知名度の低さから『丹沢の〜』というような名前で出していることが多かったが、今後は『秦野名水の〜』という商品名でも関心を持ってもらえるような風潮ができるかもしれない。なにしろ丹沢伏流水はそこら中に流れているので、『丹沢の〜』を使用できるライバルは非常に多いのです。

名水だけでなく、鶴巻温泉の温泉水も持ち帰れるようになるよ

今回の選出を報じるメディアで印象に残ったのは、秦野市内の地下水湧出点でペットボトルを持ち込んで名水を持ち帰る人がいるとして流れた映像。車で秦野市までやって来て、ペットボトルで何本もの水を持ち帰って家で楽しむようだ。秦野市がこのように集客コンテンツをもっているということは注視すべきことだろう。

で、そうしたペットボトラー(響きが悪いのはご愛嬌)にもう一つ訴求するコンテンツを作ろうと、秦野市が珍しく重い腰を上げた。名水と並んで秦野の地下から湧き出るスゴいヤツが、温泉。市内鶴巻温泉にある公共温泉「弘法の里湯」前に足湯を設けたついでに、温泉をそのままご家庭に持ち帰れる蛇口を用意したのだ。これで家でもカルシウムイオン含有量世界一と謳われる鶴巻温泉の湯が楽しめる!

この持ち帰れる温泉サービス。実に着眼点が良いのでもっとアピールをして欲しい。できれば今回メディアで報じられた名水ペットボトラーの画に関連付けて、「ペットボトル沢山積んで秦野に行こう」とか、「秦野を持ち帰ろう」とかそういったキャッチコピーを付けて。秦野市はなまじ都会から近いだけに温泉観光地らしき寛ぎ感が全く無く、たとえ温泉が潤沢に湧き出していようとそれを観光に結びつけて利益を上げていく方法が難しいのだ。それならば、アクセスの良さを売りに温泉地を食べ物屋に喩えたときのテイクアウト弁当屋のようなポジションを狙っていけば良い。

そっかー。エイプリルフールだもんね。

というエイプリルフールにありがちな、無茶な提案でした。まあ、温泉をそうそう気前よく配ったりはしないものね。しかも都心から小田急線で1時間程で着いてしまう鶴巻温泉駅の、徒歩5分ほどの場所でこんなサービスやったら最強過ぎます。箱根まで行く必要がなくなっちゃうでしょ。そろそろ嘘の種明かししてゴメンナサイしときましょう。

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んんん!?

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本当にあるー!!!!

凄くやっつけ手作り感がする見た目だけれども、一応温泉水が出ます。ペットボトルで持ち帰ることを考えて、水温は低め。

いや実際これ、足湯の開業のオマケ程度に報じられているけれど結構ニーズは大きいと思うのよ。大型ペットボトル1本程度を持ち帰って、家で温泉たまごを茹でることも出来るようになるわけ。

秦野市鶴巻温泉をアピールするためにだいぶ無駄なカネを使った(現在進行形)けれども、これは久々にヒットじゃない?

秦野桜まつり 今年は弘法山公園会場でのみ開催なので注意

気の早い桜まつりがほうぼうの自治体で開催されている。期間中の週末には花見客の取り合いで、知名度の無い自治体の桜まつりはPRするのも大変だろう。

知名度は無いけど、秦野の桜も綺麗ですよ

あんまり知名度が高くないけれど、秦野市も毎年桜まつりを行っている。過去にも紹介したけれど、期間中秦野盆地内にある中央運動公園と、盆地の縁にあたる弘法山公園の2会場を使って祭を行うのである。

hadanon.hatenablog.com

中央運動公園会場が市の中心機能をもつ地域で行われる、どちらかというと市民まつり的な雰囲気であるのに対して、弘法山公園会場は丹沢が体力的にきつい人のための手軽なハイキングコースの途中にあることもあって、どちらかというと外向けである。PRに全然成功している節は無いが、山の上に何故か2000本も桜が植えてあり、富士山と一緒に眺めることができるという魅力的な部分もある。魅力的な部分もある。

今年は弘法山公園会場だけでやるよ

で、その魅力的な弘法山公園会場だけれど、今年は中央運動公園会場がよく分からない工事のせいで使えない、ということで、1会場開催となっている。すなわち例年中央運動公園会場のオマケ程度だった弘法山公園会場が初めて脚光を浴びるのである。これを機会に、中央運動公園の桜まつりにしか行ったことのない秦野市民にも是非桜まつり会場としての弘法山公園の優秀さに気付いてもらえると良いのだが。

期間は3月26日(土)・3月27日(日)の2日間となっており、実際桜は全然満開になっていないのだが(笑)、弘法山の桜ライトアップ自体は4月3日までやっています。満開の時期を狙って程よく急げ。

鶴巻温泉駅ホーム脇の桜の樹が抜かれてしまっていた!

毎年こっそり楽しみにしている、小田急鶴巻温泉駅ホーム脇の桜。この桜が満開になると、普段あまり観光地っぽさが見られない鶴巻温泉も、名に恥じぬ非日常への入口感を醸し出してくれるのだ。ぜひこの桜を大事にしたい。

…と思ったら!

鶴巻温泉駅を通過する際に、この季節にあるべき何かが足りないことに気づいてしまった。桜が、桜の樹が無い。

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思わず途中下車して写真を撮りまくってしまった。再開発工事をしていた事は存じていたが、これはあまりにもひどい。

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根こそぎ抜かれた桜はどこに行ってしまったのだろう。勿体無い勿体無い…

暖かくなってきたし、大山とうふまつりに行こう

神奈川県の名峰と言えば大山(箱根はあえて無視します)。その大山が毎年3月に、歴史的に名物として売りにしていた豆腐を使って、愉快な祭を行う。その名も大山とうふまつり。これまでも何回か紹介してきた祭であるけれども、本当にこの祭がやってくる時期になると重い腰を上げて出かけたくなる。

hadanon.hatenablog.com

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本日3月19日(土)と20日(日)が開催日!

今年の開催は今日と明日。土曜日の19日が10:00〜16:00、日曜日の20日が10:00〜15:00までとなっている。目玉の仙人鍋(巨大な湯豆腐振る舞い)はこま参道の手前の第二駐車場で行われ、1日に数回のタイミングで振る舞われる。ただの湯豆腐ではなく、大山菜という地産野菜を使っているところがポイント。

わんこ豆腐の早食いといった参加型イベントがあるのも特徴。90秒間に食べられる豆腐の数を競うのだが、昨年の記録は37杯(9.25丁)だそうな。2.4秒に一杯って、椀を手に取って口に運ぶ時間ギリギリなのではないだろうか。

ロマンスカー海老名・伊勢原停車記念入場券も販売開始

大山とうふまつりのタイミングに合ったのは偶然だろうけれど、小田急電鉄の春のダイヤ改正により3月26日(土)から海老名駅伊勢原駅がロマンスカー停車駅となることを記念した入場券の発売も伊勢原駅で本日から始まっている。ということで、今日の伊勢原駅は鉄道オタクと豆腐マニアが入り乱れて大変そう。

いせはら芸術花火大会、2016年は開催しないらしい

毎年春めいてくると開催が待ち遠しくなってくる、伊勢原市の市民協賛型花火大会、いせはら芸術花火大会。春宵にまだ残る寒さに震えながら見る花火が格別であるのだが、それが今年は休止となってしまったらしい。

そもそも毎年開催の花火大会ではない

いせはら芸術花火大会の起こりについては、過去に書いたこちらのエントリを参照して欲しい。

hadanon.hatenablog.com

市民の花火好きが協賛を募って、打ち上げ玉数の面でも自治体の花火大会に遜色のない大会をつくりあげてしまったというもの。最初の大会が2009年に行われ、3年間の雌伏の後に2012年の第2回に繋がる。その後2013年、2014年、2015年と連続して開催し、毎年恒例イベントになった感も出てきた。

それが2016年は開催を休止し、2017年に第6回を開催すると昨年末に発表された。なんだか恒例イベントになってしまうことを巧みに避けたような形に見えるが、協賛者に継続して協賛の必要性をアピールする必要がある以上、仕方がないことなのかもしれない。

芸術花火大会として、ハードルも上がってきた?

いせはら芸術花火大会が芸術花火大会を冠するのは、打ち上げ玉数を競うのではなく花火好きが満足できるクオリティの高い大会を行いたいというコンセプトによるものだ。そのために愛知県の磯谷煙火店という煙火店をご指名で呼んで、同社のBGM同期型花火であるメロディースターマインを、小規模大会としては異例ながら打ち上げていた。

ただ最近では、このBGM同期型花火の採用例が近隣の大規模花火大会でも増えてきて、伊勢原の花火大会でしか見られないというものではなくなってきた。そこで、次の芸術花火大会をどのようなものにするか、充電期間を設けてじっくり考えたいという思いもあるのではないだろうか。季節外れに行われる花火大会としての需要からか、大会の来場者も増えに増え、警備費用等の高騰も休止の理由としてあったようだが、万全の運営を行うためにも、充電は必要な措置だったのかもしれない。

 

好事家による不定期開催という形のままだと、伊勢原市としては観光コンテンツとして花火大会をプッシュしていくことは難しいかもしれない。大規模大会への脱皮が必要なのかどうなのか、難しいところ。

江ノ島寒中神輿錬成大会 寒い海に入りたがる湘南の神輿を誰も止められない!

小正月ないし成人の日の周辺、全国各地で若者達を主役とした通過儀礼的行事が行われる。勿論湘南にもそういった文化が存在し、既に紹介したものでは伊勢原市神戸で行われる、若者達を火に投げ入れるどんど焼き行事など、顕著な例として挙げられよう。

江ノ島寒中神輿錬成大会

そして、湘南と言えば神輿。湘南の神輿と言えば、海に飛び込む!ということだろうか。元旦に若者の担ぐ神輿が海入りする、大磯の寒中神輿は既に紹介したが、やはりこの寒い時期にわざわざ神輿が海に飛び込む催しが、藤沢市で行われる。その名も江ノ島寒中神輿錬成大会。錬成という言葉が怪しげであるが、本番の7月に行われる江ノ島天王祭神輿海上渡御に対して、半年前から担ぎ手を錬成しておきますよ、という宣言なのかもしれない。

江ノ島寒中神輿錬成大会も、大磯の元旦行事と同じように現代に入ってから始められた催しのようである。昭和56年より始めて今年で35回目。片瀬海岸東浜に集まった4基の神輿が、11:00より神事を行い冬の海にド・ボーンする。担ぎ手の内の新成人を祝賀する主旨であり純粋な神社の神事ではないのだが、一応観光イベントとしての側面も持っているようで、小田急線内にも大々的に広告が貼られているのであった。

ふんどしで冬の海に入る行事多すぎ

思えば肩に担がれる神輿でなくとも、大磯左義長道祖神を載せた神輿、ヤンナゴッコも裸の男達によって正月の海に引き入れられていくのである。湘南の男達は何故正月の海にふんどしで入りたがるのか。お隣の自治体より寒い海に飛び込んでやる!というチキンレースの成れの果てなのか。秦野市の新成人も、ここはひとつ湘南アピールのために震生湖に飛び込んで対抗しなければなるまい。

サンクトガーレンのストロベリーチョコレートスタウト それはイチゴの因数分解!

毎年4種類登場して、毎年4種類飲むことになるサンクトガーレンのバレンタイン向けチョコレートビール。4種の内新味が毎年1種類登場するのだけれど、それが今年はイチゴをふんだんに使ったストロベリーチョコレートスタウトである。バレンタインまであと1ヶ月もあるが、早速呑んできた。

サンクトガーレンのチョコレートビール入門

バレンタイン商戦向けのサンクトガーレンのチョコレートビールだが、原料にチョコレートやカカオ等は一切使われていない。それでもチョコレートビールを名乗るのはどういうことなのかというと、ビール原料のモルトを高温で焙煎して、チョコレートのような香りの癖付けをしているのである。

このチョコレートモルト使用による香り付けの技を一番愉しめるのがインペリアルチョコレートスタウト。アルコール度数は9%と高く、ワインのように長期熟成も可能だ。まあ、これを飲んでチョコレート感を全く感じないのであれば、他の3種類も普通のフレーバービールにしか思えないだろう。

インペリアルチョコレートスタウト

インペリアルチョコレートスタウトにしろ他社のチョコレートビールにしろ、原料としてチョコレートを使っていないので、飲みながら味のチョコレートっぽさをツギハギして、チョコレートの虚像を作り上げる。フレーバー付チョコレートビールについてはさらに複雑で、チョコレートの虚像を作りながら、チョコレートビールの中に散逸してしまった原材料(こちらは実際に使用されている)の風味を取り返していくことになる。

ストロベリーチョコレートスタウトにイチゴ感はあるか

では、今年の新商品のストロベリーチョコレートスタウトにイチゴの風味は残っているのだろうか。サクっと購入して飲んでみた感想は、イチゴ風味がわかりにくい!というものだった。

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それどころか、チョコレートビールに大切なチョコレートの虚像感も減ってしまい、最早飲み易すぎるスタウトになってしまっているのでは。そういった印象でグビグビ呑んでいた。

瓶底の辺りまで飲むと、イチゴらしい部分もようやく少し見えてきた。イチゴ果肉の白い部分の香りが一番強い。ただこの白い部分の香りというのは、普通の人がストロベリーフレーバーに期待する甘味や酸味ではなく、イチゴを因数分解したときの一番目立たない部分だ。なんというかレギュラー商品ではないからこその消費者受けを無視した実験ビールだなあ、と改めて感じるのであった。

で、結局このビールの評価はどうなの?

華やかなるバレンタイン商戦のビールであることを差し置いて考えるならば、スタウトの飲みにくさを果肉の香りでまろやかにしているから、非常に合理的なフレーバービールであると感じる。ただ、このビールを来年もバレンタインに贈りたい!と思う消費者は少ないのではないか、という気がする。イチゴの華やかさがないから。

フレーバービールとしてイチゴ果肉の可能性を提示したのは面白いし、それがバレンタイン企画ゆえの偶然の産物だったにしろ、スタウトに合わせるのも面白い。そこでまあ、サンクトガーレンのある厚木市のお隣海老名市の名物がイチゴですし、海老名ストロベリースタウトとかそういったご当地ビール路線でレギュラー化してくれないかな、と密かに希望してみたり。

2016年バレンタインの4種類4本セット