秦野でSEOなどしつつ神奈川県ネタブログ

秦野市でSEOしつつ、神奈川県ご当地ネタ・地域情報を書くブログ。湘南・小田急線・グルメ・温泉がマイブーム。

今週末1月14日(土)は大磯左義長。めちゃくちゃ寒そうだけれども…

小正月の恒例行事、どんど焼き。要は正月飾りのお焚き上げであるのだが、そのどんど焼きのとびきりでっかい規模のものが、大磯左義長である。毎年1月14日周辺の土日を選んで大磯の北浜海岸で行っている行事であるが、実際に見ると日本の民間信仰だという前提を忘れて、盛大な炎の祭儀として愉しめるのである(ドルイドウィッカーマンみたいな)。テンションが上がるのである。

今年の大磯左義長は1月14日(土)。18:30から火入れ

今年はカレンダーの関係で、きっかり1月14日となる今週土曜日に開催される。北浜海岸での火入れは18:30頃からとなっているが、暗くなってセエトや周辺の様子がわからなくなる開始時刻より早めに現地入りして、大磯の下町全体が左義長モードになっている様子を観察するのが実は面白い。

さらに大磯駅前に14:45に集合すると、参加費500円で左義長を訪ねる」ガイドツアーに参加できる。現地の人にとって左義長の主役は激しく燃えるセエトではなく道祖神なのだけれど、道祖神が普段鎮座する場所を巡っていわれなんかを聞くことが出来る。そしてこのガイドツアー、いつのまにか外国人向けの英語ツアーも行われるようになっていたらしく、こちらは参加費1000円となり、大磯駅前への集合時間は14:00となる。詳細は大磯町観光協会の大磯左義長2017ページ下部のPDFをチェックしてみて欲しい。

今週末の寒波。防寒対策はしっかり

毎年恒例大磯左義長の注意点であるけれども、1月の夜の行事なので相応に寒い。海岸で海風が吹きすさぶ中行われるので、できれば厚手のコートと、手袋や耳当てなど身体の露出部を温める装備が望ましい。海岸から少し戻らないと商店も無いので、水筒に温かい飲み物など用意していくと重宝する。

さらに今年は、今週末に寒波の襲来が控えているらしく、神奈川県内でも所によっては雪が降るらしい。さすがに大磯に雪は降らないであろうが、覚悟の行軍をするべきである。

…それにしても、心配になるのは左義長の最後にふんどし一丁で道祖神を神輿に載せ海に入る、ヤンナゴッコをする若者達である。見学の場合実際寒いというだけでなく、めちゃくちゃ寒そうな光景に身体が震えてしまうかも。

エアロプレス the エスプレッソメーカー

ブログを250日ほど放置していて、流石に何か更新をしないと見映えが悪い、死んだと思われると思い至って。おそらく今年最後のエントリを発信しよう。

エアロプレスというエスプレッソメーカーを買いました

はてなブログでブログネタが無いときには、今週のお題というシステムが役に立つ。確か昨年末は「今年買って良かったモノ」というお題が用意されていて、電気ケトルを購入して活用しています!というエントリを書いていた。

hadanon.hatenablog.com今年もこのネタで行こう。2016年中に購入してとても良かったもの。それはエアロプレスという名前の不思議な人力エスプレッソメーカーだ。

エスプレッソメーカーって何をするもの?

家電量販店に足を向けると大抵1コーナーが出来ているエスプレッソメーカー。こいつは勿論、電気ケトルのような生活必需品ではない。

それどころか、コーヒーを毎日飲む人にとってもエスプレッソにして飲む以外多数の選択肢があるため、必需品にはならない。ペーパードリップにしてもよいし、手軽にカフェインを摂取したいということであればインスタントコーヒー、あるいは缶コーヒーを買ってくるのでも良い。

それでもエスプレッソメーカーが欲しくなるのは、エスプレッソにすることでコーヒーがまるで別物のように飲み易いものになるからだ。具体的には、圧力を加えながら抽出を行うことでコーヒー豆の美味さを決める重要な要素、油分をうまくコーヒーの液体中に丸め込める。よく喫茶店やファミレスで頼んだコーヒーの表面に油が浮いていて、食後にスッキリする為に頼んだコーヒーがもたれる、といった経験をすることがないだろうか。エスプレッソの場合旨味の重要な要素である油分を捨てずに、なおかつくどさのない一杯を抽出することができるのだ。

エスプレッソメーカーといえば、大仰な機構のものが多い

でもエスプレッソメーカーの一般的なイメージは、ファミレスやコンビニで見かけるようなスイッチを押すとガガガガガっと動いて蒸気がプシューと飛び出す大掛かりなものだ。家庭内で導入する場合には、電源や設置場所の確保など課題が多く感じる。

おそらく最小型でもマシーンタイプはこのくらい

 

マシーンタイプ以外にも、マキネッタと呼ばれる特徴的な形をした直火にかけるタイプのエスプレッソメーカーもある。少しオシャレに見えるこのタイプはイタリア製。

デザイン重視!手入れは大変

 

一般的にはこのどちらかを持っていれば、この人はエスプレッソを嗜む人なのだとわかる。

エアロプレスは基本部品数僅か3点の簡単な人力エスプレッソメーカー

ただ、エスプレッソ好きにとって気になるのは、大仰なエスプレッソメーカーを買っても手入れに失敗するとそのうち雑味が混ざるようになるのではないかということ。そもそも微妙な味わいの違いを愉しむ為にエスプレッソメーカーを買おうとしているのだから、手入れが悪くて雑味が混ざってしまうようになると果てしなく気になってしまう。

そこで丸洗いできて簡単な機構のエスプレッソメーカー、エアロプレスをオススメしたい。基本部品がわずか3点。円形の使い捨てペーパーフィルターをセットするキャップと、キャップをはめる筒、そして筒内にスッポリはまるサイズながらゴムパッキンで空気の逃げ道を塞ぎながらギューっと圧力を加えることのできる中筒。これだけで本格的なエスプレッソができてしまうのだから、エスプレッソに対する面倒なイメージも吹き飛んでしまうことだろう。

 

見た目のとおり、人力で上からプレスします

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

AERO PRESS エアロプレス 寿屋ブレンド200g付き【20P03Dec16】
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ただ、人間とは不思議なものでそれまで面倒臭い手順を踏んで作っていたものに急にシンプルな回答が用意されると、出来上がったものは本格的ではないまがい物になるのではないだろうか?と疑ってしまう。エアロプレスについても、このマシーンを開発したのがプラスチック製フリスビーを作っていた米エアロビー社であったこともあり、2005年の登場時には懐疑的な反応が多かったという。

ただ、徐々にエアロプレスがバリスタ達の実証によって好意的に受け止められるようになり、中には他のエスプレッソメーカーよりも勝った抽出法であるとの評価も出てくるなど、エスプレッソの抽出法として一躍メジャーになるに至った。サードウェーブ系のカフェでも客にコーヒーの抽出法としてエアロプレスを選ばせてくれる所もある。そもそも20世紀始めにイタリアで最初に登場したエスプレッソマシーンが人力式であった事を考えると、複雑な機構を持たない人力式マシーンエアロプレスの流行は原点回帰運動のひとつではないか、という気もしてくる。

というわけで2016年買って良かったモノは、手軽に本格的エスプレッソが愉しめるエアロプレス。上記の楽天リンク先である、寿屋珈琲 [kotobukiya]さんから購入したため、おまけで希望の香りというオリジナルブレンド200gもついてきて、このブレンドも掛け値無く非常に良かった。

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エスプレッソマシーンを購入し段々面倒臭くなって使わなくなる手痛い失敗をしたことがある人も、是非このシンプルイズベストのエスプレッソメーカーを試してみて欲しい。目から鱗です。

 

鶴巻温泉の温泉スタンドで自家製温泉卵を作ってみる

秦野市内にある鶴巻温泉が、温泉地であることのアピールのために無料足湯と無料温泉スタンドを設置したというニュースは先日お伝えしたとおりである。特に温泉スタンドの方は、通勤路線である小田急線の駅からそう遠くないポイントで、温泉を汲んで自宅に持ち帰れるという画期的なシステム。今後大ブレークする可能性を秘めていると勝手に思っている。

hadanon.hatenablog.com

自家製温泉卵を作ってみよう

この温泉スタンドが何かに活用できないか、考えてみて思いついたのが自家製温泉卵の作製。まあ、汲んできた温泉水を使ってゆで卵を作るだけなのだが、本来は観光地に行かないと目にすることのない温泉卵を自宅で作って優越感に浸りたい、ということで行動に移してみた。

鶴巻温泉温泉スタンドは見た目がただの蛇口で、足湯の営業時間(10:00〜17:00)に一人あたり4リットルまでの持ち帰りが許されている。どうやら営業時間が過ぎたら即座に使用不能になるという別段の仕組みが用意されているわけではないようで、19:00くらいに行って蛇口をひねっても、温泉水が出た。つまり、サラリーマンが平日帰宅ついでに温泉を汲んでいくという利用もできそうである。ただ、4リットルペットボトルを抱えて小田急線に乗るのは憚られたので、控え目に2リットル程を確保、帰宅次第制作に取り掛かった。

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まあ、茹で上がってみれば普通のゆで卵である。一応温泉スタンドの注意書きとして飲用泉ではないとあったので、茹でた後入念に洗って食卓に並べた。皮を剥いて匂いを嗅いでみると、温泉卵らしく硫黄っぽい匂いが。けれども、もしかしたら硫黄によく似た卵自体の匂いかもしれない(笑)。まあ、雰囲気雰囲気。

ということで、鶴巻温泉温泉スタンドを使えば一応簡単に温泉卵が作れる。今回は湯を沸騰させてハードボイルドにしたけれども、65℃以下の温度でじっくり加温すれば半熟温泉卵になってよりそれらしきものになるかもしれない。

 

春鹿 超辛口純米酒 食中酒に求めるもの全てがここにあったり

秦野ブログだけれども、たまにお酒のことについても語る。なにしろ以前山口県のお酒『日下無双』について語ったエントリが地味にアクセス数を稼ぎ続けていたりで、そうしたデータを見るにこのブログの読者が必ずしもガッチガチの神奈川県民だけではないのでは、神奈川県(&秦野市)ローカルネタを求めていないんじゃないかという気もしてきたからだ。

hadanon.hatenablog.com

まあ、更新ネタに困った場合にスペーサーみたいな形で趣味・趣向について語ってみよう。

奈良県今西清兵衛商店の銘柄『春鹿

日本酒が好きなもので、酒販店でとにかく聞いたことの無い銘柄に出会うと、気になって(いろいろと評判など調べた上で)お買い上げしてしまう。購入前の下調べが慎重すぎて、タイミングを逃してしまうことも多々あるのだが、最近はWEB上のどういった評判がマーケティングのための美辞麗句で、どういった評判が真にうまい酒の情報の共有なのか、ということを判別できるようになってきた。

それで、情報をある程度吟味した上でこれは"当たり"なんじゃないかと思ったもの。大吟醸クラスではなく、日常酒として呑めて、かつアル添ではないものをひとつ購入した。それが奈良県の『春鹿』という酒の超辛口純米酒。このお酒は呑んでみて期待以上のものがあったので、この場末ブログでも是非推奨をさせていただこうと思った。

"超辛口"の看板を裏切って呑み易い。そして清澄。

ラベルは"超辛口"となっており、一見するとキワモノポジションのラインナップなのではないかと思える。日本酒度+12という数字も、カタログ上で異彩を放つ。その一方、奈良県内の土産物屋では180mlの小瓶をよく見かけたりするので、まあ手に入れ易さからみて大したお酒ではないのではないかとも侮ってしまう。

春鹿』超辛口 まあ奈良らしい名前です

 

ところがこのお酒、呑んでみると意外と吞ん兵衛の嗜好の正道を突いてくる。吟醸酒舌がたまに呑みたい、アッサリとした食中酒だけれども、ふくよかに香ってくれて不満足をもたらさない、そんな理想的な酒であったりするのだ。

食中酒として重要な点、まず食欲を促す。このお酒はそれだけでグビグビとやることもできるが、胃を活性化させて何か食事も採りたくなるような気にさせる。メタボに悩む酒飲みには都合の悪い効果であるが、私はこのお酒を冷酒で呑んで、白湯をアテにしても良いのではないかと思いついて試した。実際にそれで随分愉しめたのだが、何か料理をアテにするのならば、鶏粥なんかが合うのではないかと思う。

そして、後味に雑味が見当たらないのも素晴らしい。余程良い仕込み水を使っているのだろうと思われる。どうも春鹿醸造している今西清兵衛商店という蔵は、春日大社の神官として昔から酒造りを続け、明治の世になって酒蔵として独立したらしい。仕込み水は奈良県内では珍しい硬水ということで、超辛口を謳っているのも、奈良県の日本酒の傾向の中では極めて辛口寄りに位置する、ということなのかもしれない。辛口の看板でありながら、優しさを感じる。

ということで、食中酒の第一候補としてこの春鹿超辛口を記憶しておこうと思った次第。飲食店でもこの銘柄をラインナップとして採用すれば、食欲増進効果からきっと料理の売れ行きも上がる…はず。

秦野弘法山公園花見と大師堂のご開帳

秦野桜まつりは例年は中央運動公園と弘法山公園の2会場で行うけれども、今年は中央運動公園側で工事等で都合が付かず、弘法山公園の1会場で開催していた。

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ということで週末、天気が悪いのが気になったけれども賑わいがどんなものかチェックしに行ってきた。

普段通りの賑わいでした

ま、そんなもんですよね…弘法山公園には2000本の桜があり、桜の名所を称しても良いのではないかと思われるけれども、知名度が低い。普段弘法山をハイキングする人の量と、さして変わらない人出であった。そして、1会場開催ということで屋台も例年の2倍出店されているのではないかと期待していたけれど、大体5店舗くらいが出店しているのみ。店員さんも大変暇そうだった。

花見の穴場ってことじゃない(ポジティブシンキング)

それほど人出が無いという事は、花見のスペースを探して奔走する必要もないということで、じっくりと花見ができる。酔っ払って羽目を外してもそれほど目撃されずに済む。良いことだらけ。

それに桜の量と質については妥協していない。見てきた桜はこのような感じ。

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弘法山と吾妻山をつなぐ馬場道の両脇に桜があり、桜並木が出来ている(夜にはライトアップあり)。そして北側の斜面には、桜の林ができている。曽我梅林ならぬ秦野桜林。

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展望台の辺りからは秦野市一帯や相模湾、そして天気がよければ大きな富士山を見ることが出来る。この日は富士山を見ることが出来なかったが、秦野盆地の北側に発生していた霧を上から眺めることが出来て幻想的であった。

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週末には弘法大師堂のご開帳

桜まつりの期間中の週末には、弘法山の上にある弘法大師堂のご開帳があり、大師像を見ることが出来る。初めて見た大師像は黒々として年期物という感じ。ありがたや。

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でも秦野市における弘法大師は、水無川の水を無くさせた張本人という説も。ありがたい一方、ちょっと狭隘なところがあるので粗相をしないよう注意。

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弘法山のハイキングは足腰の運動にも丁度良い。標高が高すぎず低すぎず。温泉も近いので日帰りプチ旅行の候補としてどうぞどうぞ。

弘法山での花見土産にどう?芳甘菓豆芳の「さくら蒸しどら」

最近駅周辺に公共の手湯だけでなく、足湯までできてしまって話題の鶴巻温泉。そして駅の南口側には新しくロータリースペースを作るため絶賛開発工事中と、誰の肝煎りなのか妙な気合いが入っている。

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鶴巻温泉駅前の落花生店 芳甘菓豆芳

さてそんな鶴巻温泉駅の、北口の方。高層マンションがいくつか建っているのだが、それぞれ1階を店舗や事務所として利用している。駅から出て真正面にあるマンション1階は、床屋や以前紹介した洋菓子店のアンドリアン等が入居しているのだが、その並びに秦野市内や平塚のデパートに店舗を出している豆芳という落花生店がある。

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丁度駅前のこの場所は、丹沢登山の帰りに秦野土産を買っていこうとすると目に入るところだろう。落花生そのままや甘納豆等の他に和菓子洋菓子も土産用として扱っており、小田急線の長い待ち時間の間に試食などもさせてくれるので、なんというか土産にうってつけである。

春の秦野土産にどうぞ「さくら蒸しどら」

扱っている菓子は、なんとか秦野らしさを潜ませようと、落花生を無理矢理ねじ込んでいる。落花生と黒ごまを使ったおこしである、「火おこし」。こちらはたばこ祭りの出し物に因んだ名前の菓子だ。

火のイメージから、唐辛子も入ってピリ辛
火おこし 16枚入

火おこし 16枚入
価格:2,636円(税込、送料別)

また落花生餡というのが一つの解法であったらしく、落花生の餡子を使った菓子のラインナップも充実している。落花生餡を使った「ピー最中」は、なんだか卑猥なネーミングにも取れるのだがとりあえず真面目な菓子だ。

甘納豆との詰め合わせ
ピー最中・甘納豆詰合せ

ピー最中・甘納豆詰合せ
価格:1,512円(税込、送料別)

もう一つ。上に載せた店舗写真にものぼりが写っているのだが、春限定商品として「さくら蒸しどら」という商品がある。一見してどら焼きには見えない、まだら模様のピンク色。このまだらはどうやら刻んだ桜の葉であるらしい。また、生地の真ん中にあんぱんのように八重桜の塩漬けが乗せられている。一応八重桜の塩漬けも秦野名物であるらしく、名物に名物を掛け合わせたお得な商品となっているのだが、結果見た目が大変面白いことになっている。とりあえず秦野という魔境に行ってきたことの証明として買って帰ってみよう。

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このインパクトの強い菓子は、和菓子だろうから緑茶と一緒にいただこうと思い食い合わせてみるも、落花生餡やら八重桜の塩漬けやら別方面にとんがった味の集合という感じで全く合わなかった。濃いエスプレッソとか、そういったものと組み合わせていただくべき、かもしれない。

鶴巻温泉弘法の里湯前に無料足湯が登場

昨日はエイプリルフールのネタで、一聴嘘のように聞こえるけれど実は本当だったという話題ものとして、鶴巻温泉弘法の里湯前にできた持ち帰れる温泉蛇口を紹介した。

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鶴巻温泉を無料で堪能できる足湯が登場

でも実はこの蛇口、鶴巻温泉にこのたび出来た新設備の目玉というわけではない。先のエントリでもちょろっと触れているが、蛇口の傍らで無料の足湯がオープンしている。後述の理由により鶴巻温泉の駅から見えるほど近い好立地とはいかないが、丹沢の登山帰りに弘法の里湯に寄っていく登山者も多いことを考えると、この新設備のオープンはもうちょっとニュースになっても良いことだろう。

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この足湯はおそらく同時に十人程が利用可能だろうと思われる。あずま屋状の建物の床に湯が張り巡らされており、靴箱が備え付けられている。登山客などが足の汚れを落とす用の蛇口が付いているが、こちらで靴の泥は落とせないので注意。

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弘法の里湯足湯の利用可能日・時間

足湯の利用可能日は、弘法の里湯のオープン日と連動している。どうせなら弘法の里湯目当てで遠くから来た客が、施設の休業日(原則毎週月曜。祝祭日の場合は翌平日が休み)に当たってしまった場合のことを考えて、足湯だけは年中無休にしといてもらいたかったのだが。時間は午前10:00から午後17:00まで。弘法の里湯自体は21:00までやっているので、17:00以降に来た客は本体の弘法の里湯の方を使って泥とお金を落として下さい、ということなのだろう。

鶴巻温泉の"手湯"はなかったことになったの?

足湯がオープンして、真っ当な温泉のPR手段ができて万々歳であろう。一方、丁度一年前にPR用に作った"手湯"の存在意義がどうなってしまうのかは謎である。

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鶴巻温泉源泉千の湯の採湯場所は、駅西側に400m程離れた場所にある。温泉水を利用した設備を作るためには、そこから配管して湯を引っ張ってこないといけない。また、距離が離れた場所で温泉として営業するためには、加温の必要性も出てくる。手湯の場合、源泉から既に配管がされている弘法の里湯を経由するものの、新たに駅前までの配管を行ったため、小さいモニュメントながら540万円の工事費用がかかったという。モニュメント側に加温機能がついていないため、38.8度と湯温がぬるめになり、結果観光客がこの湯で何をしてよいのか分かり辛くなっている。

一方今回の足湯は、弘法の里湯のすぐ側にあるため配管費用については抑えめになっているはずだ(全体費用は880万円)。ただやはり湯温は39度ほどで営業しているというから、足湯自体に加温機能は付属していない。足湯としての満足感、配管費用、駅からの近さを加味したPR力、全てが中途半端になってしまっているような気がするが(笑)、まあそこは鶴巻温泉のプッシュが博打のようなものなので、市の事業としては仕方ないといったところか。

でも個人的には、予算を小出しにして手湯と足湯を作らないで、駅前に予算内で出来る限り魅力的な足湯を一つ作れば良かったのではないかと感じてしまう。まあ観光客の方々は、昨日紹介した温泉蛇口で家に温泉を持って帰って加温して楽しんで下されば。