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今週末は大磯市 「はだのブランド」も出店して秦野名産品をPR

毎月第3日曜日に開催される、大磯港で行われるクラフトマーケット、大磯市。今月の開催日時は、1月18日(日)の9:00〜14:00となっている。

このところ大磯市に出向くと、余程の悪天候ではない限り会場がかなり多くの人で溢れかえっており、人気のある売り物などは競争率が高い。さすがに開催50回を超えるイベントであるうえ(今回第53回だそうな)、マスメディアで取り上げられた回数もおそらく二桁を超えるであろうから、湘南・西湘に欠かせないイベントとして定着してきているというわけなのだろう。

秦野商工会などによる「はだのブランド」も出店

湘南・西湘、そして域外からも人を呼べるイベントになったということで、大磯市に出店することでの宣伝効果も大きくなってきているはずだ。昨年からは、厚木市の地ビールメーカーサンクトガーレンなども参戦するようになり、またフード関係の出店者を見ても、こういったクラフトマーケットなどを主体に移動店舗で商売を行う出店者のみならず、実店舗を持ちながらあえて大磯市に出向いて販売を行うというケースが増えてきたように思う。

そうしたPR効果を見込んでか、今回の大磯市からは、秦野商工会、観光協会、農協などが連携して創設された「はだのブランド推進協議会」も出店を行い、秦野市の名産品などをPR・販売するようである。大磯町のイベントで秦野産品をアピールするというのはなんだか場違いにも見えるが、個人出店者レベルではかなり秦野市の商店なども出店していたので、そういったところから協議会に話が行ったのかもしれない。

はだのブランドの販売品目(予想)

はだのブランド推進協議会のfacebookによれば、会場で販売するのははだのドーナツ、お茶、ピーナツ、うどんなどということらしい。はだのブランドというのは名産品の認定制度であり、認定された商品一覧などから推測すると、大磯市では以下の商品を販売するのではないかと思われる。

「はだのドーナツ」

はだのドーナツは最近秦野市を挙げて推している商品で、スマホアプリなども作られている。何故作った(笑)。

和紅茶「ゴット・オブ・マウンテン」

以前紹介もした、秦野産の珍しい和紅茶。紅茶ならばこっちだろうけれど、今回販売するのが日本茶なのだとしたら、「丹沢遠山茶」「霧がかり」「こもかけ」など複数銘柄の候補がありそう。

冷凍ゆで落花生「うでピー」

落花生を茹でて食べるのは、湘南や西湘辺りではわりと普通の習慣なのだけれど、大磯市に域外からやってくる人にとっては珍しいお土産かもしれない。ゆで落花生を小袋に入れてあり、解凍して食べる。

黒若秦野うどん

見た目にインパクトのある黒いうどん。何故黒くなっているのかは企業秘密(笑)だそうだけれども、生地に加える水のおかげて黒くなっており、粉に黒い副原料を足しているというわけではないそうな。

ここに挙げたのはあくまで予想に過ぎないけれど、はだのブランド認定品自体がそう多くないので、おそらくそれほど外れていないのではないかと思われる。当日もしかしたら試食なども行っている可能性があるので、気になったものがあるようであれば、大磯市のはだのブランドブースを訪れてみるというのはいかがだろうか。

日吉東急avenueにて、明日17日(金)まで出張大磯市

今週末に大磯市があるということは、前のエントリで既に紹介したとおり。


今月から朝市に戻る大磯市(第50回!) 今週末10月19日(日)に開催 - 秦野でSEOなどしつつ神奈川県ネタブログ

一方、大磯市に出店する西湘・湘南のクラフター&商店が、10月16日(木)・10月17日(金)の2日間、"出張大磯市"として東急百貨店日吉店にスペースを設けて物販などを行っているという。大磯市ブランドが、とうとうデパートにデビューだ。

日吉というと、東急東横線の文化圏。また慶応大学のお膝元として有名であったりもするのだが、果たして大磯や西湘の知名度はどれほどあるのだろう。同じ神奈川県ということで地産地消的なまなざしを向けられるのか、あるいは他県の物産展のように、縁遠い地域の物産として見られるのか、ほどほどに興味深い。

大磯市のような面白いマーケットの存在は、地域の生産者に6次産業への転換モチベーションを与え得ると思っている。だから、今後大磯市が地域外へのアピール力をもち、生産者のための新たな販路を開拓できるのかどうか、動向はどうしても気にかかるところ。

 

ちなみに、ゆるキャラのいそべぇは参加したのかな?

国産紅茶「和紅茶」の試み 秦野市ではわさびや茶園が製造

オリーブサフランパン用の小麦古代小麦であったり。日本人はとにかく舶来の栽培植物や加工品を、国内でも製造できるように工夫することが好きであるようだ。

国産の紅茶「和紅茶」

西洋の代表的な嗜好品である紅茶についても、その文化が入り始めて間もない明治14年には国産紅茶(和紅茶)の製造が始まり、輸出品目となっていた。しかしながら、のちに価格競争に破れたため、昭和の頃には和紅茶の製造は廃れてしまった。

「和紅茶」というジャンルへの入門書

現在においては、そうした和紅茶をあえて製造して地域の特産物とする動きが、全国に存在する。総生産量は少なく、紅茶の製造のみで成り立っている地域というものは無いが、その少量生産の紅茶が世界的な品評会で高評価を得るケースもあるようだ。和紅茶の産地は、有名な緑茶産地と大体重なっている。緑茶の産地として思いつく地名があるならば、そこで同時に和紅茶の生産も行っていないか調べてみるとよい。

秦野市で製造される和紅茶

秦野市も、あまり知られていないが緑茶の産地である。そして、和紅茶を製造している生産者が、市内に1軒だけ存在するらしい。それがわさびや茶園という生産者で、秦野市の菩提で生産を行っている。

ゴッド・オブ・マウンテン

茶畑の真ん中に祀られた山の神にちなんで、ゴッド・オブ・マウンテンと名付けられたこの和紅茶(紹介した商品はティーバック)は、秦野市観光協会推奨品となっている。同じく観光協会推奨品となっている丹沢おろしアンドリアンの洋菓子など、お茶請けの相手は沢山ありそうである。秦野の意外な名物を是非体験してみてほしい。

8月10日(日)の平塚Sun Sun マルシェは、台風の影響により中止

平塚の月例街あそびイベント、Sun Sun マルシェ。毎月第2日曜日の開催で、7、8、9月は暑さを避けるために8:00〜12:00という時間で開催、ついでに会場も湘南海岸公園に移して、海水浴客にもしっかりアピールできる体勢になっていた。

ところが、台風11号接近の影響で、Sun Sun マルシェも中止となることが公式発表された。2010年に始まったマルシェで、中止となったのは今回が初めてであるらしい。会場を湘南海岸公園に移動した影響かも分からないが、少なくとも当て込んだ海水浴客が来ないならば、従来通り平塚駅の南側で開催した方が有利になっただろう。

月例街あそびイベントは、周辺の他のイベントとの日程かぶりを巧みに避けて開催しているため、中止になったら同月中の別の週末に延期、というようにはいかない。そこで、中止というのはオーガナイザーにとっても出店者にとってもひときわ残念な事態となる。その月の売上に大きく影響する個人商店などもあるのではないかな。

ちなみに、大磯市やSun Sun マルシェのようなイベントが中止になった場合の出店料の扱いについて気になり調べてみたが、そもそも出店料が当日会場払いという形であるので、払い戻しなどの問題は生じない。出店者の都合で出店決定後キャンセルの場合、出店料の50%がキャンセル料として発生するが、支払い方法は後日口座への振込であったり、次回参加時の手渡しであったりと基本的にゆるい。そういった敷居の低さは、とっても魅力的。行政や農協の旗振りイベントなどではこうはいかないかな。

平塚のSun Sunマルシェ 7月〜9月は早起きマルシェに

湘南ひらつか七夕まつりの余韻もまだ醒めやらぬ頃だけれども、今週末7月13日(日)は第二日曜日なので、平塚駅南口側を中心とした生産者・クラフトマーケットの、Sun Sunマルシェの開催日だ。

7、8、9月は暑気を避けて早目の時間に開催

湘南・西湘の生産者マーケットは、暑い季節の昼間開催を避けて、夕方から夜に開催時刻をずらして開催する試みを行っていることが多い。たとえば大磯市の夜市は、7、8、9月の開催時間を17:00〜20:30にするというもの。また、小田原市上府中公園で行われるカミイチは、今月はカミイチホームランナイターという試みを行う。これはナイター照明のある小田原球場を使って夜市を行ってしまうというもの。

一方、Sun Sunマルシェの場合は開催時刻を早めにずらし、7、8、9月は朝市にしてしまうようだ。8:00に開会、12:00に店じまいという午前中開催のイベント。これは朝方参加して、午後は湘南ひらつかビーチパークで海水浴でもしていきなさいということなのかもしれない。

湘南ひらつかビーチパークの海開きは7月12日(土)10:00!

ちなみに、ひらつかビーチパークの海開きはマルシェの前日の7月12日(土)。この日は湘南ベルマーレひらつかビーチカーニバル海開き2014というイベントが10:00から行われるようだ。こちらのイベントチラシにも、11:00からSun Sunマルシェと書いてある。何か本開催ではないミニマムな形で参加するのかもしれない。

7月の開催場所も湘南海岸公園

ということで、Sun Sunマルシェの開催場所も、ビーチに近い湘南海岸公園となっている。公式ページのヘッダ画像でも、開催場所が湘南海岸公園と修正されているから、もしかしたら今後はずっと湘南海岸公園で行われるイベントになるのかもしれない。すると、いずれは漁港市ともくっついたりするのかな。

人為的に復活させた古代小麦カムット小麦

古代小麦スペルト小麦は、1970年代イタリアのスローフード運動による再発見のときまで栽培品種であり続けたため、決して古代ハスのような人為的に復活させた品種ではないと紹介した。一方、似たように古代エジプト栽培されていた品種で、カムット小麦という品種がある。こちらは古代ハスタイプの小麦だ。そのストーリーを見ていこう。

カムット小麦が現代によみがえるまで

時は第二次世界大戦直後の1949年、場所はエジプト。アメリカ軍のとあるパイロットがエジプトのファラオの石棺にあった小麦を勝手にくすねて、モンタナ州に住む家族に送りつけた。この麦は"ツタンカーメン王の麦"として売り出されたが、あまり関心をひかず、次第に忘れ去られたという。

1977年に、モンタナ州のマックとボブという2人の農夫がこの麦の栽培化に取り組み始める。1990年に彼らはエジプトのヒエログリフで小麦を意味するKamutという名称をこの麦の品種として商標登録し、またKamut Internationalという組織を作り、名称Kamutの使用に細かいルールをつける。たとえば、人為的な品種選抜が行われていてはだめ、オーガニックな土壌で育てられていないとだめ、含有蛋白値が12〜18%でないとだめなど。

カムット小麦はスペルト小麦のスローフード運動と異なり、純粋に商業的なコンテクストで復活した小麦である。したがって、その"発見"エピソードがどこまで本当なのかはわからない。"ツタンカーメン王の麦"だの、ノアに因んだ"預言者の麦"などちょっと胡散臭いキャッチコピーがつけられているが、完全にストーリーで訴えかけるタイプのプロモーションだ(規模は小さいが、神奈川県の失われようとする小麦栽培文化というストーリーに訴えかけた湘南小麦に近いだろう)。

けれども、実際のカムット麦自体にもストーリーだけでない強みがある。それはスペルト小麦とほぼ重なるが、ミネラルが多く、消化し易く、小麦アレルギーを発症しにくいという特性。そこでアメリカやカナダを中心に広い地域で栽培がされているという。

カムット小麦粉

農作物の売り込み方法としては、むしろ参考にすべき

キリスト教の信仰者であれば、自らは古代エジプトの契約の民の子孫であるとどこかで信じているものかもしれない。そこで、西洋人にとって琴線に触れる売り込み方というのが、このエジプトの絡んだストーリーなのだろう。実は、品種としてはカムット小麦の原産地は不詳で、登録商標でないこの麦の名称はKhorasan wheat、つまり現在のアフガニスタン辺りに由緒がある麦と考えた方が良いかもしれない。それを強引にエジプトにつなげたという辺りが、マーケティングの妙技だったか。

さて、こうした品種復活の取り組み、実はこのブログで何回か紹介しているはずだ。それが、秦野市の波多野ダイコンや、平塚市のキュウリ、相模半白節成など。これらの品種は江戸時代のあたりまで遡るものであり、復活アピールで呼び起こせるのが、ご当地の地産地消需要に留まるものかもしれない。

けれども、もっと誇大妄想的な大風呂敷を広げられる品種を復活させれば、売り込み先はさらに大きくなる筈だ。厳密には復活品種ではないけれど、古代米というものも日本人の弥生時代の記憶に訴えかけるようにして売り込み範囲を広げている。そこでたとえば中華文明からの渡来品種が日本に保存されていて、それを復活させましたというようなストーリーをつければ、アピール範囲は中国方面への輸出需要にまでひろがるのではないかと思う。スペルト小麦、カムット小麦と同じようにオーガニック栽培と結びつければ、品種が中国国内に渡っても中国でオーガニック栽培は期待できまい(笑)。

地産地消の次のステップというものは、地域外へも売ることの出来るストーリーをひねり出すこと、なのかもしれない。

藤沢市ecomoで毎月第一日曜日に行われるエコモノ市

今週末の湘南のイベントと言えば、何と言っても湘南ひらつか七夕まつり!なわけだけれど、湘南・西湘イベントカレンダーの毎月第一日曜日枠にあたる、藤沢市ecomoのエコモノ市も開催されることを忘れてはならない。

藤沢市のショッピングモールecomoとは

ecomoというのは、LOHASやオーガニックをテーマとしたショッピングモール。元々は倉庫であったテナントを改装して2008年に作られた、地上1階建ての商業施設だ。藤沢市といっても、藤沢駅辻堂駅といった東海道線沿いの藤沢市よりもかなり北の、国道1号沿いにecomoは位置している。

テナントは3つ、オーガニック食堂のploufと、エコロジー雑貨のaHHHa、それにカルチャースクールを開催するスペースがある。特にLOHAS的な要素に魅力を感じなくても、湘南で栽培された近郊野菜が手に入ったり、食堂のランチが魅力的であったりと、車で近くを訪れた際に何の気なく立ち寄っても面白い施設だろう。

ecomoで毎月開催されるエコモノ市

そんなecomoで毎月第一日曜日に、エコモノ市という生産者マーケットの催しが開かれる。出店者を見ると、地元生産者、地元店舗に加えて、大磯市などの西湘生産者・クラフトマーケットの出店者もちらほら見える。やはり第一日曜日という日程にしているのは、湘南・西湘の生産者・クラフトマーケットと被らないようにしているのだろう。将来的には、藤沢市の海沿いでない地域という普段あまり光の当たらない場所で、大磯市やSun Sunマルシェ位の規模の催しに育っていってほしいものである。

ecomo自体の営業時間は平日10:00〜18:00、休祝日10:00〜19:00となっており、エコモノ市は8:00〜17:00の間に開催、そのうち農産物の販売が中心の朝市が8:00〜11:00、ライブが11:30から、クラフト中心の昼市が13:00〜17:00、キッチンカーでのテイクアウト販売は11:00〜17:00の間となっている。

今月7月のエコモノ市は、6周年エコモノ市だそう。開催日が7月6日(日)となるので、エコモノ市を冷やかしてから七夕まつりに参加!というプランもあり得るんじゃないかな。